2016年のトピックス

トピックス一覧

「光・エネルギー研究センターシンポジウム」を開催しました。
(2016年12月20日 掲載)

[20161220]「光・エネルギー研究センターシンポジウム」を開催しました。1  [20161220]「光・エネルギー研究センターシンポジウム」を開催しました。2

12月14日(水曜日)、常盤キャンパスのD11講義室において、光・エネルギー研究センターにおける研究プロジェクトの活動の一環として、「光科学が生み出す新しい世界-光制御と分光技術の最前線-」をテーマとしたシンポジウムが開催されました。

本シンポジウムには、教職員をはじめ学生、企業から90名を超える参加があり、横川俊哉センター長挨拶に続き、各分野で著名な4名の講師から最先端研究の講演があり、出席者と活発な質疑応答がなされ関心の高さがうかがえました。

名古屋大学大学院工学研究科・川瀬晃道教授からは、「光注入型THzパラメトリック発生/検出とその応用」と題し、税関における薬物や医療に関わる検査など非破壊検査のイメージング、または超高速通信など幅広い応用が期待されている、THz発生と検出技術について講演がありました。

大阪大学大学院基礎工学研究科・真田篤志教授からは、「変換光学と光制御 −透明マント・イリュージョンマントの実現-」と題し、透明マントなど特異な現象を創出する新しい技術として注目されている、変換光学について講演がありました。

豊田工業大学大学院工学研究科・山方啓准教授からは、「新しい分光技術を利用した光触媒反応の機構解明」と題し、きたる水素社会に重要な基礎技術として注目されている、光触媒活性のメカニズム解明について講演がありました。

最後に、本学大学院創成科学研究科・藤森宏高准教授から、高温でのその場測定ができる技術として期待されている紫外ラマン散乱について、「紫外ラマン散乱による高温その場測定~従来不可能であった超高温域への挑戦~」と題した講演が行われました。

本シンポジウムが、光・エネルギー研究センターの研究プロジェクトに大いに参考になったとの感想が聞かれ、今後の活動や展開が期待されます。

創成科学研究科の武宮淳史准教授が日本植物学会賞奨励賞を受賞!
(2016年11月30日 掲載)

[20161130]創成科学研究科の武宮淳史准教授が日本植物学会賞奨励賞を受賞1  [20161130]創成科学研究科の武宮淳史准教授が日本植物学会賞奨励賞を受賞2

大学院創成科学研究科理学系学域生物学分野の武宮淳史准教授が、「気孔開口におけるフォトトロピンシグナル伝達機構の研究」で平成28年度(第13回)日本植物学会賞奨励賞を受賞し、9月17 日(土曜日)に宜野湾市で開催された「日本植物学会第80大会」において表彰されました。

公益財団法人日本植物学会は、1882 年に創立され130年を超える伝統ある学会です。平成16年度より社団法人日本植物学会賞(以下日本植物学会賞)を制定し植物学に関する研究業績の表彰を行っており、奨励賞は、優れた研究を行い将来の発展が期待される若手研究者に授与されます。

植物は光を光合成に必要なエネルギーとして利用するのみならず、周囲を取り巻く環境情報として利用することにより、自身の成長を最適化しています。フォトトロピンは植物に特有な青色光受容体で、光屈性や葉緑体定位運動、気孔開口、葉の伸展など、光合成機能の最適化や成長の促進に関わる多様な光応答を制御します。フォトトロピンは光受容に伴い活性化する受容体キナーゼであり、何らかの基質タンパク質をリン酸化することで光情報を伝達すると考えられてきましたが、その実体については不明でした。気孔を構成する孔辺細胞では、フォトトロピンにより受容された光情報は、効果器としてはたらく細胞膜H+-ATPaseを活性化し膜電位を過分極させ、気孔開口の駆動力を形成します。しかし、フォトトロピンがH+-ATPaseの活性化を導く情報伝達の仕組みについてはこれまで謎に包まれていました。

武宮准教授は、赤外線サーモグラフィという温度を可視化する特殊なカメラを用いて気孔開口を視覚的に検出するシステムを構築し、シロイヌナズナ突然変異体を対象とした大規模スクリーニングから、気孔開口の必須因子として働くBLUS1(BLUE LIGHT SIGNALING1)キナーゼを発見しました。つぎに、孔辺細胞を用いたリン酸化プロテオーム解析から、BLUS1がフォトトロピンにより直接リン酸化されること、このリン酸化はシグナル伝達に必須のメカニズムであることを証明し、長らく不明であったフォトトロピンのリン酸化基質を世界に先駆けて同定しました。さらに、BLUS1の下流で情報伝達に関わるPP1ホスファターゼを同定し、当該因子が気孔開口の光情報伝達のみならず、気孔閉鎖を導く植物ホルモン・アブシジン酸情報伝達とのクロストークを仲介することを明らかにしました。

これらの成果は、植物の光応答およびシグナル伝達研究のモデルとなり、植物科学や光生物学の研究分野に大きな前進をもたらすもので、世界的にも高く評価されており、今後、益々の活躍と研究の発展が期待されます。

詳細は以下からご覧になれます。(公益社団法人 日本植物学会Webページ)
http://bsj.or.jp/jpn/members/information/2813.php

Erasmus+プログラムにより新リスボン大学の研究者を受入
(2016年11月22日 掲載)

[20161122]Erasmus+プログラムにより新リスボン大学の研究者を受入

新リスボン大学(ポルトガル)と本学間で実施している、EU(欧州連合)の国際教育プログラムErasmus+(エラスムス・プラス)の教員の短期研修枠により、11月4日(金曜日)~10日(木曜日)の一週間、Dr. Castelli Mauroを受入れました。本プログラムに基づく研究者の受入は今年8月のProf. João Crespoに続き、2人目になります。

常盤キャンパスの滞在中、創成科学研究科電気電子情報系専攻の博士前期課程学生を対象とした講義、「先端知能情報メディア工学特論Ⅱ」および「先端情報システム工学特論Ⅱ」において、「Genetic Programming(進化プログラミング)」に関する講義が英語で分かりやすく行われました。

また、情報系教員との研究者交流も活発に行われました。

本プログラムでは今後、学生や教職員の派遣と受入による相互交流により、教育研究の国際化を促進します。また、本学は新リスボン大学(ポルトガル)、サラゴサ大学(スペイン)と国際共同シンポジウムを平成25年度から三大学持ち回りで開催しており、来年度は第4回目を開催する予定です。

創成科学研究科知能情報工学分野の山口真悟准教授と同研究科電気電子情報系専攻のMuhammad Syafiq Bin Ab Malekさんが国際会議IEEE GCCE 2016で論文賞を受賞
(2016年11月17日 掲載)

創成科学研究科知能情報工学分野の山口真悟准教授と同研究科電気電子情報系専攻のMuhammad Syafiq Bin Ab Malekさんが国際会議IEEE GCCE 2016で論文賞を受賞

2016年10月11日(火曜日)から14日(金曜日)にかけてメルパルク京都で開催された2016 IEEE The 5th Global Conference on Consumer Electronics (GCCE 2016)において、創成科学研究科知能情報工学分野の山口真悟准教授(写真中央)がインド国立クルクシェトラ工科大学のB.B. Gupta博士(写真左)とともに行っている共同研究の成果に対し、IEEE GCCE 2016 Outstanding Paper Awardを受賞しました。

この賞はGCCE 2016において優秀な論文発表を行った研究者に贈られる賞です。対象となった論文は「XSS Detection with Automatic View Isolation on Online Social Network」で、ソーシャルネットワークの脆弱性を利用した攻撃に対する新たな検出法を提案しました。

また山口真悟研究室に所属する創成科学研究科博士前期課程 電気電子情報系専攻1年生のMuhammad Syafiq Bin Ab Malekさん(写真右)がIEEE GCCE 2016 Outstanding Student Paper Awardを受賞しました。

この賞はGCCE 2016において優秀な論文発表を行った学生に贈られた賞です。対象となった論文は「On Privacy Verification in the IoT Service Based on PN2」で、この論文ではIoT(モノのインターネット)サービスにおけるプライバシーをネット理論に基づき検証する新たな方法を提案しました。

受賞に対してBin Ab Malekさんは、「今回の受賞を励みにして、安心・安全なスマート社会の実現を目指して研究を進めていきたいと思います。」と感想を述べています。

文部科学省高等教育局専門教育課長講師によるFD講演会を開催
(2016年10月14日 掲載)

  [2016/10/14]文部科学省高等教育局専門教育課長講師によるFD講演会を開催2

10月3日(月曜日)、文部科学省高等教育局専門教育課長 浅野敦行氏をお招きし、「高等教育を取り巻く最近の状況について」の演題で御講演いただきました。

FD講演会には、約100名の教職員が出席し、出席者からは「日本の高等教育が置かれている状況が良く理解できた」、「大学としての方策に活かしていくことが課題であり重要」などの声が多数寄せられ、教職員の知見を広めるとともに大変有意義な講演会となりました。

日時:平成28年10月3日(月曜日)10時30分~11時50分

会場:工学部D講義棟11番教室(常盤キャンパス主会場)、
   共通教育メディア講義室(吉田キャンパス遠隔配信)

講師:文部科学省高等教育局専門教育課長 浅野敦行氏

演題:高等教育を取り巻く最近の状況について

トピック:

  1. 高等教育の現状
  2. 理工系人材育成に関する報告等
  3. 大学院教育改革・研究力強化
  4. 高大接続改革
  5. 実践的な職業教育を行う新たな高等教育機関
  6. 専門職大学院
  7. 学生に対する経済的支援
  8. 産学連携等の推進

主催:工学部、大学院創成科学研究科、大学院技術経営研究科

創成科学研究科 麻川明俊助教が日本結晶成長学会の奨励賞を受賞
(2016年9月16日 掲載)

[2016/9/16]創成科学研究科 麻川明俊助教が日本結晶成長学会の奨励賞を受賞

大学院創成科学研究科 工学系学域応用化学分野の麻川明俊助教が日本結晶成長学会(会員数:およそ700名)の「第14回奨励賞」を受賞し、平成28年8月7日(日曜日)に名古屋国際会議場で開催された学会賞授与式で表彰されました。

この賞は、第一著者として権威ある学術雑誌に論文を発表し、その論文が注目され、将来結晶成長学の進歩・発展への貢献が大いに期待できると認められた37才以下の研究者に授与されます。今回受賞対象となった研究題目は「氷の表面融解によって生成する2種類の疑似液体層の熱力学的安定性の解明」で、麻川助教は、熱力学に基づいた氷の表面融解の従来の描像を覆し、表面融解の物理的描像を再構築する上で基盤となる発見をしました。

これらの成果が著名な学術雑誌であるProc. Natl. Acad. Sci. USAやCryst. Growth Des.に掲載され、高く評価されたため、今回の受賞につながりました。

【参考】2016年 日本結晶成長学会賞受賞者紹介ページ(日本結晶成長学会)

原助教が国際細胞生物学会で最優秀ポスター賞を受賞
(2016年9月 9日 掲載)

[2016/9/9] 原助教が国際細胞生物学会で最優秀ポスター賞を受賞

山口大学大学院創成科学研究科 原助教が、チェコのプラハで開催された"12th International Congress of Cell biology"(第12回国際細胞生物学会議)で、Best Poster Award(最優秀ポスター賞)を受賞し、7月25日に現地で表彰されました。 

この国際会議は世界各国の細胞生物学者からなる国際細胞生物学連盟が開催しているもので、今回は2016年7月21日から25日まで、世界中から約500名の科学者を集めて開催されました。Best Poster Awardは、この国際会議の出席者の投票によって選ばれた7件のポスターに対して与えられる賞です。原先生は、「Positioning of the nucleus inside the cell regulates the nuclear expansion by changing dynein-based accumulation of membranes」の題目で、細胞内の細胞核の位置に依存して細胞核サイズを制御する機構に関する成果を発表しました。 

「高輝度・高効率次世代レーザー技術開発」プロジェクトに創成科学研究科の只友一行教授が参画
(2016年8月26日 掲載)

[2016/8/26]「高輝度・高効率次世代レーザー技術開発」プロジェクトに創成科学研究科の只友一行教授が参画

創成科学研究科の只友一行教授(電気電子工学分野)が、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の推進する「高輝度・高効率次世代レーザー技術開発」プロジェクトに参画します。

只友教授は、「次々世代加工に向けた新規光源・要素技術開発(高品質AlN結晶基盤を用いた最短波長領域高出力深紫外LDの研究開発)」を研究テーマに掲げ、研究開発責任者である国立研究開発法人理化学研究所の平山主任研究員とともにプロジェクトを推進します。

特に、これまでの研究実績を生かした「加工サファイア基板を用いた高品質AIN結晶の開発」への貢献が本プロジェクト成功への要となります。7月27日(水)にNEDO川崎本部で、プロジェクト手交式が開催され、NEDO古川一夫理事長から採択結果通知が交付されました。

NEDO:「高輝度・高効率次世代レーザー技術開発」プロジェクトに係る実施体制の決定について
http://www.nedo.go.jp/koubo/CD3_100053.html

創成科学研究科の山口真悟准教授が国際会議ITC-CSCC 2015 Best Paper Award を受賞
(2016年8月22日 掲載)

[2016/8/22]創成科学研究科の山口真悟准教授が国際会議ITC-CSCC 2015 Best Paper Award を受賞1  [2016/8/22]創成科学研究科の山口真悟准教授が国際会議ITC-CSCC 2015 Best Paper Award を受賞2

2016年7月10日(日曜日)~13日(水曜日)に沖縄県那覇市で開催されたThe 31st International Technical Conference on Circuits/Systems, Computers and Communications(ITC-CSCC 2016)において、創成科学研究科知能情報工学分野の山口真悟准教授がITC-CSCC 2015 Best Paper Awardを受賞しました。

ITC-CSCCは毎年開催される電子回路・情報システム・通信システム分野の国際会議で、本賞は前年韓国ソウル市で開催された同国際会議(ITC-CSCC 2015)で発表された論文から選ばれた、優れた論文の著者に対して贈呈されるものです。

受賞対象の論文は「A Place-Invariant Based Method for Supervisory Control of Workflow Nets」(著者:Shingo Yamaguchi, Soichiro Nagano)で、ウェブサービスなどのビジネスプロセスをネットワークとして捉え、現実世界の進展によって生じる様々な制約に合わせて、その動作をコントロールする方法を開発したものです。

創成科学研究科 吉本憲正准教授が中国電力技術研究財団の研究奨励賞を受賞
(2016年7月25日 掲載)

[2016/7/25]創成科学研究科 吉本憲正准教授が中国電力技術研究財団の研究奨励賞を受賞

大学院創成科学研究科工学系学域社会建設工学分野の吉本憲正 准教授(写真左下)が、公益財団法人 中国電力技術研究財団の「研究奨励賞」を受賞し、平成28年7月13日(水)に中国電力株式会社で実施された贈呈式で表彰されました。

本研究奨励賞は、公益財団法人 中国電力技術研究財団の助成に基づく研究のうち、その年度の若手への助成研究の中で優れた内容であると認められた研究に対して授与されるものです。

授賞対象となった研究「深海底地盤におけるメタンハイドレートの生産性に関わる地盤浸透性の評価」では、飽和環境下におけるメタンハイドレートの分解によるメタンガスの状態の観察により、気泡の発生やそれによる土粒子の移動現象の観察、また、細粒分含有率を有する砂質土に対する高い動水勾配での浸透特性の解明、さらには、メタンハイドレートの再生成および氷生成による浸透特性への影響と混在状態での浸透特性を解明しています。これらの研究成果は、メタンハイドレート開発における生産性の評価や新たな開発手法の提案などへ貢献するものと考えられ、これらが評価されたことが、今回の受賞につながりました。

内海教授の研究グループの守屋康子学術研究員の研究成果が学会誌の表紙に掲載
(2016年7月22日 掲載)

[2016/7/22]内海教授の研究グループの守屋康子学術研究員の研究成果が学会誌の表紙に掲載

大学院創成科学研究科の内海教授の研究グループの守屋康子学術研究員の研究成果が日本農芸化学会の学会誌「化学と生物」の7月号の表紙に掲載されました。

この成果は学会誌に掲載された総説論文「N-ミリストイル化タンパク質が担う多彩な生命現象」の中で紹介された2編の学術論文(PLoS One, 2013, 2015)の中で発表されたもので、細胞や細胞内小器官の、形態や機能の調節を担う膜タンパク質の発見に関する研究成果です。

日本農芸化学会「化学と生物」のHPはこちらから

川俣教授・鈴木准教授らの研究グループが北海道大学の研究グループと実施した共同研究論文が『Nature Chemistry』に掲載
(2016年7月19日 掲載)

[2016/7/19]川俣教授・鈴木准教授らの研究グループが北海道大学の研究グループと実施した共同研究論文が『Nature Chemistry』に掲載
図1 らかい強誘電結晶の薄膜化

研究論文タイトル『Directionally tunable and mechanically deformable ferroelectric crystals fromrotating polar globular ionic molecules』

研究成果の概要

山口大学大学院創成科学研究科の川俣純教授と鈴木康孝准教授のグループは、北海道大学大学院理学研究院の稲辺保教授と原田潤准教授の研究グループが世界で初めて開発した、極性球状有機分子が回転している柔らかい分子性結晶の強誘電体について共同研究を行いました。山口大学の高度な光技術を用いた物性評価によって、北海道大学で開発された新素材の特性を確立させることに貢献しました。今回開発された物質は、現在広く用いられているセラミックス強誘電体とは異なり、溶液加工と展延性を利用した薄膜形成が可能です(図1)。この強誘電体は電場の方位を変えることで強誘電体の分極方向を3次元的に自由に変更できます。この新しいタイプの有機強誘電体は、従来の強誘電体物質群の長所を兼ね備えており、フレキシブルな形状と加工性からエレクトロニクス素子などへの広い応用が期待されます。

国際宇宙ステーション「きぼう」初の燃焼科学実験実施予定【続報】
(2016年7月 6日 掲載)

[2016/7/6]国際宇宙ステーション「きぼう」初の燃焼科学実験実施予定【続報】
「Group Combustion」実験ミッションパッチ(出典:JAXA)

創成科学研究科機械工学分野の三上真人教授が代表研究者を務める宇宙実験「Group Combustion」用の実験機器が、早ければ7月18日にフロリダ州ケープカナベラルから打ち上げられ、米国の商業宇宙船(SpaceX-9)により国際宇宙ステーション(ISS)の日本実験棟「きぼう」に届けられる予定です。

日本の無人補給機「こうのとり」5号機により実験機器本体は昨年すでに「きぼう」に到着しており、今回の打ち上げで実験機器が「きぼう」にすべて揃います。現在、年内の実験開始を目指し、JAXA(※)を始めとする関係機関と共同で準備を進めているところです。

「Group Combustion」は「きぼう」初の燃焼科学実験です。燃料の粒から粒への燃え広がり過程とそれが燃料噴霧全体の燃焼(Group Combustion)に繋がって行く過程を詳細に調べ、噴霧燃焼メカニズムの解明を目指します。宇宙実験の実施をお楽しみに!

平成27年8月7日に掲載された、第1報のトピックも合わせてご覧ください。
国際宇宙ステーション「きぼう」初の燃焼科学実験実施予定 (工学部Webページトピックスへのリンク)

宇宙実験「Group Combustion」については、以下のHPをご覧ください。
JAXA
http://iss.jaxa.jp/kiboexp/theme/application/pm02/Mikami_J.pdf
JASMA
http://www.jasma.info/journal/wp-content/uploads/sites/2/2016/04/2016_p330208.pdf

※ 国立研究開発法人 宇宙航空研究開発機構(JAXA)

岩楯好昭准教授が新学術領域「ゆらぎと構造」領域賞を受賞
(2016年6月27日 掲載)

[2016/6/27]岩楯好昭准教授が新学術領域「ゆらぎと構造」領域賞を受賞

新学術領域「ゆらぎと構造」では、領域において特に秀でた研究業績を挙げた研究者に領域賞を贈っています。第1回の領域賞に岩楯好昭准教授が選ばれ、九州大学で開催された第3回領域研究会で2016年6月18日に授賞式と受賞講演を行いました。

詳しくはこちら

原裕貴助教が若手優秀発表賞を受賞
(2016年6月20日 掲載)

[2016/6/20]原裕貴助教が若手優秀発表賞を受賞

2016年6月16日に京都で開催された第68回日本細胞生物学会大会にて、大学院創成科学研究科所属の原裕貴助教(進化細胞生物学研究室)が、発表内容「ダイニン・微小管による膜の成分の供給が核の大きさの増大速度を制御する」に対して、若手優秀発表賞を受賞しました。

創成科学研究科の李柱国准教授が2016年日本建築学会賞(論文)を受賞
(2016年6月15日 掲載)

[2016/6/15]創成科学研究科の李柱国准教授が2016年日本建築学会賞(論文)を受賞1  [2016/6/15]創成科学研究科の李柱国准教授が2016年日本建築学会賞(論文)を受賞2

大学院創成科学研究科工学系学域感性デザイン分野の李柱国准教授が、「フレッシュコンクリートのレオロジー的性質の解明に関する一連の理論的研究」で2016年日本建築学会賞(論文)を受賞し、表彰されました。

日本建築学会賞は、建築に関する学術・技術・芸術の進歩発達をはかるとともに、わが国の建築文化を高める目的で、建築に関する特に優秀な業績を表彰することとしており、国内で最も権威のある建築分野の賞です。

李准教授は、フレッシュコンクリートの複雑な流動・分離挙動を一連の理論的考察によって定量的に解明し、評価試験法を開発しました。この業績は、フレッシュコンクリートの性能に関する新たな理論体系の構築、更にはコンクリートの生産・施工システムの合理化の実現に大きく貢献し、独創性、学術性、実用性および発展性の高いものと評価されています。

参考:【一般社団法人日本建築学会Webページ】

  1. 受賞業績(概略)
    https://www.aij.or.jp/jpn/design/2016/data/2_1award_09_ri.pdf
  2. 学会賞選考委員会の選定理由
    https://www.aij.or.jp/images/prize/2016/pdf/2_1award_009.pdf
創成科学研究科の中島伸一郎助教、清水則一教授が平成27年度ダム工学会論文賞を受賞
(2016年6月14日 掲載)

[2016/6/14]創成科学研究科の中島伸一郎助教、清水則一教授が平成27年度ダム工学会論文賞を受賞

創成科学研究科工学系学域社会建設工学分野の中島伸一郎助教、清水則一教授が、平成27年度ダム工学会論文賞を共著者の山口嘉一博士、小堀俊秀博士(国立研究開発法人 土木研究所)とともに受賞し、平成28年5月31日(火曜日)に星陵会館(東京)で開催された、同学会の総会において表彰されました。本賞は、ダム工学にかかわる独創的な論文を発表し、ダム工学における学術、技術の発展に著しい貢献をなしたと認められた個人等に対して授与されるもので、受賞の対象となった論文は「GPSを用いたロックフィルダム堤体の地震時変位挙動計測(ダム工学, 25(1), pp.6-15, 2015.3.)」です。

我が国では、地震時のダムの安全管理のために地震後速やかに点検するとともに、客観的な計測によって安全性を確認しなければなりません。しかしながら、地震時および地震直後にダムの変位挙動を計測することはいまだ技術的に困難な現状があります。本研究では、清水・中島研究室が産学連携によって開発したGPS変位計測システムを、土木研究所との共同研究によってフィルダムに実装して、東日本大地震時においてダムの三次元変位挙動をリアルタイムで計測することに成功し、その結果を分析することでダムの安全性を評価しました。地震発生時を含み連続してリアルタイムにダムの三次元変位を詳細に精度よく計測する技術はこれまで無く、本研究の成果は地震時のダムの安全性を迅速に判断する有効な手段となるものと期待されます。

なお、本研究は受賞者の一人である小堀氏が、本学博士後期課程在籍時に提出した博士論文の一部をなすものです。(写真:左から、中島助教、小堀氏、清水教授)

創成科学研究科の藤田正則教授が2016年日本建築学会賞(論文)を受賞
(2016年6月 8日 掲載)

[2016/6/8]創成科学研究科の藤田正則教授が2016年日本建築学会賞(論文)を受賞1  [2016/6/8]創成科学研究科の藤田正則教授が2016年日本建築学会賞(論文)を受賞2  [2016/6/8]創成科学研究科の藤田正則教授が2016年日本建築学会賞(論文)を受賞3

大学院創成科学研究科工学系学域感性デザイン分野の藤田正則教授が「CO2排出量の削減を目指した鋼構造のリユースに関する研究」で2016年日本建築学会賞(論文)を受賞し、表彰されました。

日本建築学会賞は、建築に関する学術・技術・芸術の進歩発達をはかるとともに、わが国の建築文化を高める目的で、建築に関する特に優秀な業績を表彰することとしており、国内で最も権威のある建築分野の賞です。

本受賞は、鋼構造分野における環境負荷削減の観点から、材料再生のためのCO2排出をともなわないリユースに注目し、鋼構造の設計・施工・解体などの様々なフェイズでの問題点を解決する方法を提案し、建築構造、建築生産など多岐にわたる分野において貢献したことが高く評価され、受賞に至ったものです。

藤田教授は、「2009年に山口大学に赴任して以降、藤田研究室の学生たちとともに取り組んできた研究成果が認められたことを大変嬉しく思います。」と語っています。

創成科学研究科の石川昌明教授が2016年度システム制御情報学会論文賞を受賞
(2016年6月 6日 掲載)

[2016/6/6]創成科学研究科の石川昌明教授が2016年度システム制御情報学会論文賞を受賞1  [2016/6/6]創成科学研究科の石川昌明教授が2016年度システム制御情報学会論文賞を受賞2

5月26日(木曜日)に開催された第60回システム制御情報学会研究発表講演会において、創成科学研究科工学系学域知能情報工学分野の石川昌明教授が2016年度システム制御情報学会論文賞を受賞し、表彰されました。

この論文賞は、システム制御情報学会論文誌に最近2年間に公表された学術・技術に寄与するところの大きい論文の著者に贈呈されるもので、論文題目は「D-分岐に基づく確率捕食者・被食者系の分岐解析」です。

同論文では、捕食者・被食者系の確率分岐を考察し、不規則外乱が分岐現象に及ぼす影響を明らかにしました。分岐現象とはパラメータの変動によりシステムの定性的性質が変化する現象のことで、この研究により、外乱が捕食者・被食者系の分岐に及ぼす影響を解析することが可能となり、食物連鎖への環境変化の影響などの解析の道を開くものです。こうした点が、システム・制御・情報の分野の発展に寄与する優れた研究として高く評価されました。

石川教授は、「確率システム理論一筋に40年間、研究に歩んできたことが評価され、大変嬉しく思っています。ノイズは一般に嫌われ者、邪魔者というイメージがありますが、ノイズにも有用な性質が多くあり、今回の研究はその一つを明らかにしたものでもあります。人生もノイズにより揺らいだ方が人間性も豊かになると思いますので、これからもノイズを大切に研究に取り組んでいきたいです。」と、受賞の喜びとともに、自身の研究に対する熱い想いを語りました。

綱島亮准教授、村藤俊宏教授らの研究成果がNew Journal of Chemistry (2015年39 巻)の表紙に選ばれました。
(2016年5月11日 掲載)

[2016/5/11] 綱島亮准教授、村藤俊宏教授らの研究成果がNew Journal of Chemistry (2015年39 巻)の表紙に選ばれました。

アズレンは5員環と7員環が縮環した形の芳香族化合物であり、その誘導体はうがい薬や目薬の成分に使われています。5員環を負末端とする分極や炭化水素でありながら青色を呈するなど、アズレンの特異な電子系は電子材料としても注目されています。

今回、ピリジル基を誘導したピリジルアズレンを効果的にaryl-aryl couplingできる合成手法を開発し、得られた化合物の酸塩基特性を評価しました。分子内の二つのピリジル部位がプロトンを出し入れすることが可能で、分子の立体構造と電子構造が溶液のpHで制御できることを明らかにしました。将来的には、pHに応じた薬理活性の制御や、プロトンと電子が相関する電子材料などへの展開と併せ、多方面への発展が期待できます。

本成果は、英国王立化学会の化学専門誌『New Journal of Chemistry』に掲載されました。なお、本研究の重要性と成果は高い評価を受け、同号の表紙にも選ばれました。

論文タイトル:Synthesis and acid-base properties of a proton-bridged biaryl compound based on pyridylazulene(分子内水素結合部位を有するビアズレン誘導体の合成と酸塩基特性)
著者:Kazuki Ninomiya, Yumi Harada, Tomoaki Kanetou, Yuma Suenaga, Toshihiro Murafuji and Ryo Tsunashima New J.Chem., 2015, 39, 9079-9085.

【本研究に関するお問い合わせ先】

山口大学大学院 創成科学研究科 准教授 綱島亮
E-mail: ryotsuna "at" yamaguchi-u.ac.jp ("at"を@に変えてください)
山口大学大学院 創成科学研究科 教授 村藤俊宏
E-mail: murafuji "at" yamaguchi-u.ac.jp ("at"を@に変えてください)

 

大学院創成科学研究科 﨑山智司准教授、工学部 岡田秀希技術専門職員が文部科学大臣表彰科学技術賞を受賞
(2016年5月 9日 掲載)

[2016/5/9]大学院創成科学研究科 﨑山智司准教授、工学部 岡田秀希技術専門職員が文部科学大臣表彰科学技術賞を受賞

大学院創成科学研究科 﨑山智司准教授及び工学部 岡田秀希技術専門職員が、平成28年度科学技術分野の文部科学大臣表彰 科学技術賞(理解増進部門)を受賞し、4月20日(水曜日)に文部科学省講堂において表彰式が開催されました。

理解増進部門は、青少年をはじめ広く国民の科学技術に関する関心及び理解の増進等に寄与し、地域において科学技術に関する知識の普及啓発等に寄与する活動を行った者を対象としており、この度山口県の推薦により、「産学公民連携型教育プロジェクトによる科学技術の理解増進」の業績が認められて受賞となりました。

﨑山准教授及び岡田技術専門職員は、全国的に青少年の理科離れ・数学嫌いが問題となる中、次世代理系人材の育成とそのために必要となる産学公民連携型人材育成ネットワークの構築を目的とし、平成20年度から「長州科楽(ちょうしゅうかがく)維新プロジェクト」を開始しました。更に、平成25年度からは県の教育政策の一つである「やまぐち燦めきサイエンス事業」とも協働することとなり、平成26年度までに科学技術教育の取り組みを山口県全域で700回以上実施し、約49万人に参加頂きました。

  1. 科楽奇兵隊
    多種多様な産学公民の講師及びスタッフ(大学・高専・小中高教員、企業人、シニア、学生ら)が、地域の学校やイベントに出向き講義を実施する出前科学教室事業
  2. 科楽少年隊
    科学に興味のある子供の才能を長期に亘って育成する事業
  3. 合同イベント
    総合科学祭など参加機関が協働で行う科学技術理解増進の波及効果の高い大規模なイベント開催事業
  4. 教材開発
    産学公民関係者が集って科学実験用の教材を開発する事業
  5. 情報発信
    事業の様子やその成果をホームページやパンフレットにより情報公開する事業
  6. ネットワーク構築
    産学公民の参加・協力機関を拡大し、持続発展可能な活動基盤を強化する事業

長州科楽維新プロジェクトには毎年本学学生が100名以上参加し、多くの地域の方々と協働しています。この度の受賞は、地域の基幹総合大学としての本学の励みになるものであり、また、地域全体に理系人材を育成する機運が高まり科学技術への理解増進に一層の弾みがつくものと期待されます。

【文部科学省Webページ】
平成28年度科学技術分野の文部科学大臣表彰受賞者等の決定について 
http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/28/04/1369460.htm

【山口県Webページ】
平成28年度文部科学大臣表彰「科学技術賞」の本県受賞者の決定について
http://www.pref.yamaguchi.lg.jp/press/201604/033835.html

 

上野和英助教が電気化学会進歩賞・佐野賞を受賞
(2016年5月 9日 掲載)

[2016/5/9]上野和英助教が電気化学会進歩賞・佐野賞を受賞

上野和英助教(大学院創成科学研究科 工学系学域応用化学分野)が公益社団法人電気化学会(会員数:5,484名、2016年4月現在)の「平成28年度 電気化学会進歩賞・佐野賞」を受賞し、平成28年3月29 日~31日に開催された電気化学会第83回大会(大阪大学 吹田キャンパス)にて表彰および受賞講演が行われました。

この賞は、電気化学および工業物理化学に関する研究または新しい技術開発を進め、その進歩が顕著であると認められた満35才以下の研究者に授与されます。今回、受賞対象となった研究のタイトルは「イオン液体および常温溶融錯体のイオン輸送特性の解析と蓄電デバイスへの応用に関する研究」です。上野助教はこれまで新しい液体であるイオン液体という物質に関して、その基礎的側面を明らかにするのみならず、「溶媒和イオン液体」という新しい種類のイオン液体を提唱し、更にそれをエネルギーデバイスの電解質として応用する研究も行っており、これらの一連の研究業績が高く評価されました。

熊本地震における地震断層露頭の発見
(2016年4月26日 掲載)

[2016/4/26] 熊本地震における地震断層露頭の発見

地球科学分野の大橋聖和講師と大学院生の田村友識さんが布田川断層帯の地表地質調査を行い、3つの断層露頭を発見しました。詳細はPDF [PDF: 5.2MB]をご覧ください。

問い合わせ先
創成科学研究科地球科学分野 大橋聖和 oohashik "at" yamaguchi-u.ac.jp ("at"を@に変えてください)

創成科学研究科農学系学域の片岡助教の研究グループ発表が日本農芸学会2016年度大会トピックス賞を受賞
(2016年4月17日 掲載)
創成科学研究科農学系学域の片岡助教の研究グループの以下の発表が、日本農芸学会2016年度大会でトピックス賞を受賞しました。
日本農芸化学会のトピックス賞は、年次大会の一般講演登録演題(例年約2,500題)より約30題を大会実行委員会と広報委員会が選定し、口頭発表後に顕彰されるものです。
 
受賞発表課題
 大腸菌の1,3-ブタンジオール高生産に向けた代謝改変
○片岡尚也1, Vangnai Alisa S.2, 藥師寿治1, 加藤純一3, 和田大4, 横田篤4, 松下一信1
 (1山口大農, 2チュラロンコン大, 3広島大院先端物質, 4北大院農)