2017年のトピックス

トピックス一覧

インドネシア農業省農業研究開発庁来学
(2017年12月12日 掲載)

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山口県内の企業(協和建設工業株式会社, 萩市)と山口大学他が連携して実施している国際協力機構(JICA)による「中小企業海外展開支援事業~案件化調査~」の取組みの一環として、インドネシアの農業省農業研究開発庁から、イスマイル・ワハブ(Dr. Moh. Ismail Wahab)氏(農業省農業研究開発庁稲研究センター 局長)他一行が12月1日(金曜日)に来学され、工学部長・創成科学研究科長への表敬訪問が行われました。

表敬訪問には、本学部から進士工学部長兼創成科学研究科長、松田教授(特命)2名が参加し、工学部及び創成科学研究科について紹介を行った後、インドネシアでの農業事情等を説明いただきました。

インドネシアでは、農地の排水不良によって生産性が損なわれている350万haに及ぶ水田の排水対策技術の導入を計画しており、この度の来学が両機関の交流を深める有意義な時間になりました。

創成科学研究科の三上真人教授が日本燃焼学会技術賞を受賞しました
(2017年12月 6日 掲載)

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大学院創成科学研究科工学系学域機械工学分野の三上真人教授が、日本燃焼学会技術賞を受賞し、2017年11月14日(火曜日)に行われた日本燃焼学会表彰式において表彰されました。本賞は燃焼応用技術の研究・開発に顕著な功績をあげた個人またはグループに対して贈られる賞であり、国際宇宙ステーション(ISS)「きぼう」実験棟において液滴群燃焼実験を行う装置(GCEM)を開発し、日本初となる軌道上での燃焼実験の成功に大きく寄与したことが高く評価されました。本受賞は株式会社IHI検査計測の久氏、佐藤氏、野倉氏、後藤氏、花房氏、山本氏、菅氏、宇宙航空研究開発機構の菊池氏、日本大学生産工学部の野村教授との共同受賞です。

受賞に対して三上教授は、「このたびは栄誉ある賞をいただき、大変身の引き締まる思いです。液滴群燃焼実験装置(GCEM)は、ISS「きぼう」における微小重力環境で100個を超える燃料液滴から成る液滴群の燃え広がりを観察するための装置です。軌道上で前例が無く難度の高い実験を実現すべく、2008年の宇宙実験テーマ採択以来、関係者の皆様とアイディアを出し合い、時間をかけて丁寧に課題を一つ一つ解決してまいりました。受賞の連名者以外にも多くの方々にお世話になりました。この場を借りて感謝申し上げます。今後もオリジナリティある研究を行うべく精進いたします。」と喜びの言葉を述べています。

関連ページ:山口大学HP「国際宇宙ステーション・「きぼう」日本実験棟での燃焼実験に成功~JAXAと山口大学の共同実験 Group Combustion実験(研究代表者:三上真人教授)~

創成科学研究科の清水則一教授がボスニア・ヘルツェゴビナでリモートセンシング技術による支援と交流を進めています
(2017年12月 6日 掲載)

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応用衛星リモートセンシング研究センター副所長で創成科学研究科工学系学域社会建設工学分野の清水則一教授がボスニア・ヘルツェゴビナのトゥズラ大学(University of Tuzla)に招聘され講演を行うとともに、学長およびトゥズラ市長と会談し、今後の技術協力と学術交流について意見交換しました。

トゥズラ市は、古くから地下の岩塩層を流れる地下水を汲み上げて塩の生産を行っています。塩水汲み上げによる岩塩層の空洞化のため地盤沈下が生じ、市街地で地表面が最大で約15mも沈下するなど広域的な地盤沈下に悩まされてきました。大規模沈下により多くの建物が破壊されてきたため、塩水汲み上げが見直され徐々に沈下は小さくなり、2000年代には取水は取りやめられ、沈静化していることが2004~2007年の広域的なGPS観測で確認されていました。

清水教授は、昨年、ボスニア・ヘルツェゴビナを訪問した際にその状況を知り、その後の沈下挙動について、SAR(合成開口レーダー)衛星のデータを解析し、トゥズラ大学のサビッド・ゼカン(Sabid Zekan)教授とともに、トゥズラ市の広域的地盤沈下の現状を評価してきました。このたび、興味ある成果が得られ、現地調査と講演のため当地に招聘されました。

まず、11月15日に、ヤスミン・イマモヴィッチ(Jasmin Imamović)トゥズラ市長と会談するとともに、市長を含む市の幹部に、最新の沈下状況をブリーフィングしました。また、翌16日には、トゥズラ大学長のネルミナ・ハジグラヒッチ(Nermina Hadžigrahić)教授と会談し、このたびのゼカン教授との共同研究の成果や今後の学術交流について意見交換をしました。会談後は、土木、鉱山、地質工学に関連する学科の教員、学生、州政府の都市計画局幹部、さらに、首都サラエボなどの他都市からの大学教員、技術者など150名以上の聴衆に対し、「衛星技術による地盤沈下と地すべり挙動の監視」と題する講演を行い、このたびのトゥズラ市の地盤沈下観測結果について主要関係者と意見交換を行いました。

清水教授のSAR解析の結果は、これまでのトゥズラ市地盤沈下の観測結果と整合し沈下は収束に向かっていて現時点では大きな問題はないものの、今後も継続した監視が必要であること、また、SAR解析が経済的にも実用的にも優れていることが理解され、今後の監視に対する協力体制の構築について議論が進みました。

今回の訪問は、地元のマスメディアにも注目され、2つのTV局からインタビューを受け市長、学長との会談、大学での講演について、2日にわたりニュースとして放映され、この話題に対する関心の高さがうかがわれます。

なお、上記の訪問に先立ち、隣国のセルビアの地盤工学会からも招聘を受け、11月13日にベオグラード(Belgrade)大学でブランコ・ボジック(Branko Bozic)工学部長と会談および学内で「GPSによる三次元地盤変位の精密連続計測の実現と国際推奨法の制定」と題する講演、また、翌14日にはシャバツ市で開催された第7回セルビア国際地盤工学会議で「地盤の安定評価手法としての衛星技術による変位モニタリングの実際」と題して基調講演を行い、今後の連携について意見交換しました。

セルビア、ボスニア・ヘルツェゴビナとも地すべりなど地盤災害発生地域が国内に広く分布しており、その監視に対する衛星技術の活用が今後注目され、山口大学が貢献できるものと思われます。

創成科学研究科の山口真悟教授が国際会議IEEE ISCE 2017でBest Paper Awardを受賞しました
(2017年11月22日 掲載)

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11月14日(火曜日)、15日(水曜日)にプトラ大学(マレーシア)で開催された米国電気電子学会(IEEE)の国際会議「2017 IEEE 21st International Symposium on Consumer Electronics (IEEE ISCE 2017)」において、創成科学研究科工学系学域知能情報工学分野の山口真悟教授がBest Paper Awardを受賞しました。

ISCEは世界各地で年一回開催されており、今回で21回目となる民生用電子機器関連分野の国際会議です。また、Best Paper Awardは同会議において、最も優れた論文の著者に対して贈呈されます。

受賞対象の論文は「On Supervisor Synthesis Theorem and its Application to Embedded Systems」で、現実世界の変化に適合するように組み込みシステムを制御するための定理と検証技術を開発したものです。

創成科学研究科の川本拓治助教が有機合成化学協会九州山口支部の優秀論文賞を受賞しました
(2017年11月14日 掲載)

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大学院創成科学研究科工学系学域応用化学分野の川本拓治助教が、インパクトファクターの高い国際雑誌に掲載された研究業績に対して贈られる有機合成化学協会九州山口支部の優秀論文賞を受賞し、11月1日(水曜日)、九州工業大学戸畑キャンパス百周年中村記念館(北九州市)で開催された第2回有機合成化学講演会において表彰されました。

 今回の受賞は、応用化学系最高峰の雑誌であるAngew. Chem. Int. Ed.誌 (IF=11.99, 2016年) に本年に発表した論文「Synthesis of α-Trifluoromethylated Ketones from Vinyl Triflates in the Absence of External Trifluoromethyl Sources」の業績が認められたものです。(論文掲載については、最近の研究から「トリフルオロメチル基の新しい導入法を開発」で紹介しています。)

 受賞対象となった研究内容は、有機合成化学において難題の一つであるフッ素置換基の自在導入に関しラジカル反応による新たな切り口を提案したものであり、医薬品や天然物をはじめとする様々な有用物質の効率的合成への応用が期待されます。

サラゴサ大学及び新リスボン大学と国際共同シンポジウムを開催
(2017年11月14日 掲載)

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第4回山口大学・サラゴサ大学(スペイン)・新リスボン大学(ポルトガル)国際共同シンポジウムが10月19日(木曜日)・20日(金曜日)の2日間、サラゴサ大学において開催されました。

本シンポジウムは、本学の研究核形成のため平成20~27年度時限設置された理工学研究科附属安全環境研究センターにおける研究者交流(宮本文穂名誉教授、喜多英敏名誉教授らの研究グループ)から発足し、平成25年度以降3大学持ち回りで開催しているものです。

第1回は、平成25年11月26日(於:サラゴサ大学)及び平成25年11月29日(於:新リスボン大学)、第2回は、平成26年11月27日~29日(於:山口大学)、第3回は、平成28年10月26日、27日(於:新リスボン大学)に開催されました。

また、両大学とは国際交流協定を締結し、本学工学部(大学院)学生の派遣を実施しており、今年度は大学院創成科学研究科化学系専攻から5名の学生がサラゴサ大学の研究室に派遣され、研修が行われました。さらに、両大学とはEUのERASMUS+プログラムにおける教職員・学生の相互交流も開始しています。

今回のシンポジウムは、国際連携の強化と、分野の融合を目指しており、その趣旨はシンポジウム案内のイラストにも表現されています。(掲載写真Scientific Program参照)

シンポジウムは新リスボン大学副学長(Vice Rector, Professor Valter Lucio)と、サラゴサ大学付属アラゴン州工学研究所所長(Prof. Ignacio GARCES)による開会挨拶により開幕し、環境化学・化学工学、社会建設工学、情報工学の分野から、16件の口頭発表と、学生による17件のポスター発表が行われました。学生からの質問も含め、活発な質疑討論が行われました。開催期間中に2件の取材があり、ラジオ放送や新聞で、本シンポジウムが紹介されました。

なお、次回シンポジウムは平成31年3月に本学での開催が予定されています。

創成科学研究科環境共生系専攻の吉田泰子さんがISS「きぼう」実験の成果発表で毛利ポスターセッション優秀賞を受賞
(2017年11月 6日 掲載)

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大学院創成科学研究科博士後期課程環境共生系専攻2年の吉田泰子さん(写真左)が、2017年10月に日本大学生産工学部で開催された日本マイクログラビティ応用学会第29回学術講演会毛利ポスターセッションにおいて優秀賞を受賞し、宇宙飛行士の毛利衛さん(写真右)から表彰されました。

対象となった研究発表は、「ISS「きぼう」での燃焼実験「Group Combustion」における液滴群の燃え広がり挙動」です。これは、国際宇宙ステーション(ISS)日本実験棟「きぼう」において2017年2月~7月に行われた燃焼実験「Group Combustion」(研究代表者:創成科学研究科機械工学分野 三上真人教授)の成果の一部を発表したものです。ランダム分散液滴群の局所燃え広がり速度を全体の燃え広がり速度、液滴群要素の燃え広がり速度、液滴列の燃え広がり速度と比較し、燃え広がり速度の増大機構について考察しています。

受賞に対して吉田さんは、「この度は、毛利ポスターセッションにおいて栄誉ある賞をいただくことができ本当に嬉しく思うとともに、アドバイスをいただいた研究関係者の皆様に感謝申し上げます。たくさんの方々に興味を持っていただくことができ、これを機に研究をさらに発展させていけるよう、今後もより一層精進してまいります。」と喜びの言葉を述べています。

ドローンによる水生生物調査が可能となる環境DNA調査法を確立しました
(2017年10月25日 掲載)

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創成科学研究科工学系学域社会建設工学分野 赤松良久准教授らの研究チームは、新たに環境DNA採水用のドローンシステムを開発し、ドローンでの採水により、環境DNA分析から魚類をターゲットにして生物調査を行う手法を開発しました。

これまで、水域での生物調査は、多大な時間や労力がかかり高コストであることが課題でした。湖沼・河川などの水環境中には、生物のフンや表皮などから溶け出たDNA断片(環境DNA)が存在しています。

 赤松准教授らが開発した手法を用い、ダム湖において、ドローンによる表面水の採水を行ったところ、採水したサンプルから環境DNAを取り出し、ブルーギル、オオクチバスに特異的なDNAを測定することができました。また、環境DNA分析では、サンプルの間での混入(別のサンプルから少量の水が混入する)が問題となりますが、その対策として、採水のたびにDNAを除去できるように、取り外してDNAの除染を可能とする新たな採水システムを開発しました。

 ダム湖において平成28年11月と12月の2回、複数地点において試行したところ、いずれにおいても対象となるブルーギル、オオクチバスについて環境DNAが検出され、また、サンプルの間の混入についても詳細にテストを行いましたが、いずれの場合も検出されず、混入が起きていないことを確認しました。

 本研究結果は、ドローンによる採水によって環境DNAを用いた魚類など水生生物調査が、従来の調査手法よりはるかに簡便に行えることを示唆しています。また流れの速い(1.5 m /s)河川においても採水が安全に行えることを確認しており、湖沼だけでなく、河川、海域での調査にも利用できます。さらに、ドローンを使うことで、調査者が水域に直接入る必要がなく、作業者の安全が確保され、水域での調査の安全性を大幅に高める可能性があります。

この研究成果は10月18日『Limnology and Oceanography: Methods』に掲載されました。

(DOI: 10.1002/lom3.10214)

研究の詳細はこちらをご覧ください

創成科学研究科電気電子工学分野のパワーエレクトロニクス研究室が電氣新聞で紹介されました
(2017年10月25日 掲載)

本学大学院創成科学研究科電気電子工学分野のパワーエレクトロニクス研究室が平成29年9月26日付けの電氣新聞で紹介されました。

記事には、研究室で取り組んでいる「電気自動車(EV)用スマートチャージャー」や戦略的イノベーション創造プログラム(SIP) からの助成を受けている微小金属の検出方法について記載されていますので、是非ご一読ください。

電氣新聞(平成29年9月26日発行)掲載の記事はこちら

平城裕子さんが優秀ポスター賞を受賞
(2017年10月 4日 掲載)

[20171004]平城裕子さんが優秀ポスター賞を受賞-1

本学大学院創成科学研究科(生物)修士課程1年の平城裕子さんが、平成29年10月3日に山口大学工学部常盤キャンパスで開催されたIoL生命分子インターネットワークセンター創設キックオフシンポジウムのポスターセッションにおいてIoL優秀ポスター賞を受賞しました。研究内容や質疑応答、そして研究に対する姿勢などが審査員に高く評価されました。

天然では得られないアミノ酸を作る基本技術を開発−銅触媒を用いて、反応させづらい大きな部位へのアミノ基導入に成功−
(2017年10月 4日 掲載)

[20171004]天然では得られないアミノ酸を作る基本技術を開発−銅触媒を用いて、反応させづらい大きな部位へのアミノ基導入に成功−1  [20171004]天然では得られないアミノ酸を作る基本技術を開発−銅触媒を用いて、反応させづらい大きな部位へのアミノ基導入に成功−2

大きな構造を持つアミノ酸は、画像診断薬や特定の細胞と強く相互作用するため、医薬分野で注目されています。しかし従来は、立体的に大きな反応部位にアミノ基を導入すること(アミノ化)が極端に難しく、利用できるアミノ酸の種類は限られていました。

山口大学大学院創成科学研究科応用化学分野の西形孝司准教授と東京大学生産技術研究所物質・環境系部門の砂田祐輔准教授らのグループは、銅触媒によってα-ブロモアミド化合物とアミンとのアミノ化反応に成功しました。この原理を利用すると、立体的に非常に大きな反応部位にアミノ基を導入でき、さまざまな非天然型アミノ酸誘導体を作ることができます。天然のアミノ酸はその種類や構造に制限がある一方で、非天然型アミノ酸の種類や構造には制限はなく、期待される機能も無限に付与することが理論上は可能です。医薬分野を始め、広い分野での応用が期待されます。

この研究成果は『Angewandte Chemie, International Edition』(IF=11.994)に掲載されました(doi:10.1002/anie.201706293)。

研究成果の詳細については、こちらをご覧ください。

創成科学研究科 清水則一教授が、平成29年度防災功労者内閣総理大臣表彰を受賞しました
(2017年9月29日 掲載)

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創成科学研究科工学系学域の清水則一教授が、平成29年度防災功労者内閣総理大臣表彰を受賞し、9月8日(金曜日)に首相官邸で安倍晋三内閣総理大臣から表彰されました。この賞は、『「防災の日」及び「防災週間」について』(昭和57 年5月11 日閣議了解)に基づき、災害時における人命救助や被害の拡大防止等の防災活動の実施、平時における防災思想の普及又は防災体制の整備の面で貢献し、特にその功績が顕著であると認められる団体又は個人を対象として表彰するものです。このたびは、7個人と38団体が受賞しました。

清水教授の受賞は、「災害の予測、防止、安全確認に不可欠な斜面、土砂災害、地震の防災にかかわる監視技術の高度化と普及のため、宇宙技術を活用したモニタリングシステムを開発し、地滑り、ダム、港湾、高速道路、鉄道、鉱山など全国300か所において利用され、このような先導的な取り組みが防災体制の整備に多大な貢献をしたこと。また、国際関係でも宇宙技術による監視方法の国際学会推奨法を制定し、先進的な防災安全監視に関する研究を行うとともに、国際学会の副総裁として、この分野の研究をリードし、防災技術の国際的普及や体制の整備に多大な貢献をしたこと。」などの功績によるものです。

9月19日(火曜日)、岡正朗学長に清水教授から受賞の報告があり、岡学長からお祝いの言葉が述べられました。清水教授は「技術だけでなく、国際的な活動が併せて認められたことを嬉しく思います。」と語られ、懇談では受賞の経緯や多岐にわたる国際活動、実際に土砂崩れの予知に貢献した事例等について話が及びました。

本学は、応用衛星リモートセンシング研究センター(センター長:三浦房紀副学長)を今年2月に発足させ、JAXA(宇宙航空研究開発機構)、山口県と宇宙技術の防災への活用のために連携しています。また、「宇宙技術による防災」は、本学が取り組んでいる研究拠点形成事業(日本学術振興機構採択)の主テーマであり、三浦副学長の同表彰受賞(平成26年度)に続く今回の受賞により、本学のこのような取り組みの発展にも大いに弾みがつくものと期待されます。

銅触媒によるクロスカップリング法の限界を超えた第4級炭素中心の新規合成法の開発
(2017年9月26日 掲載)

[20170926]銅触媒によるクロスカップリング法の限界を超えた第4級炭素中心の新規合成法の開発

大学院創成科学研究科工学系学域応用化学分野の西形孝司准教授らは、銅触媒を用いることで、炭素周りの4つ目の置換基としてアルキニル基(炭素-炭素3重結合)を導入することに成功しました。

2010年ノーベル化学賞は、パラジウム触媒によるクロスカップリング反応が対象分野でした。このクロスカップリング法は医農薬品や電子材料など様々な有用物質の合成に広く利用されており、これを用いないプロセスは無いと言っても過言ではありません。そのように優れたクロスカップリング法ですが、第4級炭素中心の合成は非常に難しく不可能であるとされてきました。炭素の周りには4つまで置換基を配置することが可能ですが、最後の4つ目を配置しようとすると、先に配置された置換基が立体的に非常に混みあってしまい、特別に強い試薬がなければ反応が進行しないという問題がありました。これでは医農薬品などの高機能性分子を構築できず、有機合成上の残された課題と認識されてきました。

西形准教授らの研究では、医農薬品の合成中間体として有用な炭素-炭素3重結合を持つ第4級炭素中心を効率的に合成できるようになります。この研究成果は、アルキニル化研究分野に大きなブレークスルーを与えただけでなく、将来の高機能な有用物質合成の実用化につながることが期待されます。

研究の詳細はこちら [PDF: 490KB]をご覧ください。

なお、この成果は、アメリカ化学会誌「ACS Catalysis」(IF=10.614)に掲載されました。

(DOI: 10.1021/acscatal.7b02615)

JSPS研究拠点形成事業の新しい展開のために創成科学研究科の清水則一教授がベトナムを訪問しました
(2017年9月19日 掲載)

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 創成科学研究科工学系学域の清水則一教授は、応用衛星リモートセンシング研究センターが中心となって実施しているJSPS研究拠点形成事業「衛星リモートセンシングによる防災・環境モニタリングに関する東南アジアにおける研究教育拠点形成」(代表者:三浦房紀山口大学副学長)のベトナムにおける新しい展開のため、8月28日(月曜日)~31日(木曜日)の期間でハノイを訪れ、3大学および2研究施設を訪問、ならびに、関連学会の要人と面会し、今後の連携について議論しました。

 まず、すでに本学と国際交流協定を締結しているベトナム国立農業大学(Vietnam National University of Agriculture)の環境学科長のNgo The An教授と、研究拠点形成事業への協力と卒業生の山口大学大学院への進学について意見交換し、本年10月に本学で開催する研究拠点シンポジウムへAn教授を招へいすることになりました。

 次に、水資源大学(Thuyloi University)を訪問しました。同学は、環境工学、水資源工学、土木工学、コンピュータサイエンス、機械工学、エネルギー工学など10学科、および国際教育と地理情報学に関する2つのセンターを有し、2万人を超える学生が学ぶベトナムを代表する大学です。現在、同学講師のNguyen Trung Kienさんがベトナム政府派遣博士留学生として本学の清水研究室で研究を進めています。まず最初に、Trinh Minh Thu副学長を訪問し今後の両大学の学術・人材交流について意見を交わし、今回の訪問を機に親密な関係を築くことを約束しました。また、同学地理情報学センターを訪ね、体系的かつ実践的に実施している衛星リモートセンシング教育の説明を受けました。

 このほか、ハノイ市内の大学や研究所を訪問し、ベトナムの各学会関係者と、土砂災害、地盤防災に関わる安全監視手法に関して議論し、これからも連絡を取りあい交流を深めることとしました。

 30日(水曜日)には、水資源大学において同学主催、ベトナム地盤工学会、岩盤力学会共催の「斜面の安定評価の先進技術に関するセミナー」が開催され、清水教授が「斜面およびダム構造物の安全監視のための宇宙技術を利用した変位モニタリング」と題する基調講演を行いました。大学、学会、コンサルタントの研究者や技術者が100名近く出席し、予定時間を大幅に超える活発な質疑がありました。ベトナムにおいても、異常気象により、これまでに経験したことのない集中豪雨が頻発し地滑りなどの土砂災害の対策に苦慮しており、また、同時に洪水調整機能を持つダムの安全管理も課題となっており、本話題に対する関心の高さが示されました。このセミナ-には、本学創成科学研究科工学系学域の鈴木素之教授も合流し「最近の日本の自然災害」を紹介し、また、Kienさんが博士研究の内容、さらに、山口大学から博士号を授与されたベトナム・フエ大学(山口大学国際交流協定校)のTran Thanh Nhan助教も研究成果発表を行い、交流が加速しました。

 31日(木曜日)には、ハノイ西100数10kmのホアビン、ソンラの県境にある地すべり地帯とベトナム第2の規模の水力発電ダムなど、水資源大学のメンバーとともに視察しました。今後の共同研究への発展などが期待されます。

創成科学研究科 清水則一教授がインドネシア・スマラン市を再訪しJSPS研究拠点形成事業を一層進展させました
(2017年9月12日 掲載)

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創成科学研究科の清水則一教授は、応用衛星リモートセンシング研究センター(CRASS)が中心となって実施しているJSPS研究拠点形成事業(代表者:三浦房紀山口大学副学長)において、バンドン工科大学(ITB)が実施しているインドネシア・スマラン市の広域地盤沈下のGPSによる変位計測研究に8月11、12日の両日参画しました。

これは、今年3月にITBで行った山口大学・ITB合同セミナーにおいて議論した連携課題を具体的に進展させることを目的として、ITBのHeri Andreas准教授の要請に応じて実施したものです。清水研究室では、SAR衛星データを解析(DInSAR)してスマラン市の地盤沈下を観測していますが、地表におけるGPS計測と宇宙からのDInSAR計測結果を合わせて共同で評価し、現地の地盤沈下状況を明らかにすることが今回の目的です(注)。当日は、DInSAR解析を研究テーマとしている本学博士後期課程でインドネシア出身のPutu Edi Yastikaさんも参加しました。現地計測の後、Andreas准教授と今後の共同研究の内容と進め方について意見交換しました。

一方、本事業に関連して、今年3月に清水教授が特別講演を行った同市にあるインドネシア国立大学の名門ディポネゴロ大学(UNDIP)を再訪し、Moehammad Awaluddin博士らと交流を深めました。UNDIPはスマラン市地盤沈下のGPS計測プロジェクトにおいてITBに協力しており、今後、山口大学を含めた3大学による共同研究を進めることについて話し合いました。

本研究拠点形成事業は、本年度がいよいよ最終年となり、宇宙技術による地盤変位計測に関する研究拠点づくりを具体的に進行させることができ、大きな成果が生まれることが期待されます。なお、両大学は10月に山口大学で開催する本事業の国際シンポジウムに出席して研究発表される予定です。

(注)スマラン市はインドネシア・ジャワ島の五大都市のひとつで、164万人の人口を擁するジャワ中央州の首都です。市の北部の湾岸に沿って軟弱地盤が広がり、工業用水と生活用水の汲み上げにより地盤沈下が進行し社会問題となっています。

情報セキュリティ講座「実戦的サイバー攻撃共同対処訓練」を開催
(2017年9月 4日 掲載)

[20170904]情報セキュリティ講座「実戦的サイバー攻撃共同対処訓練」を開催1  [20170904]情報セキュリティ講座「実戦的サイバー攻撃共同対処訓練」を開催2

8月25日(金曜日)、常盤キャンパスにおいて、情報セキュリティ講座「実戦的サイバー攻撃共同対処訓練」(主催:山口大学工学部知能情報工学科、山口県警察)が開催されました。

近年、標的型メール攻撃を入口とした政府機関や民間企業に対するサイバー攻撃が発生する中、本講座は、山口県内重要インフラ事業者の情報システム担当者に対して、実機を用いた実戦的な標的型メール攻撃訓練を行い、サイバー攻撃への対処能力の向上を図ることを目的とし、開催されました。

この産官学連携による共同対処訓練は、全国的にみても先進的な取組みであり、進士工学部長及び山口県警察本部 小泉公安課長の挨拶により開始され、山口県内の重要インフラ事業者から36名が訓練に参加されました。また、複数のメディアからの取材もあり、本取組みへの関心の高さが窺われました。

なお、知能情報工学科と山口県警察は、平成28年度より、情報セキュリティ教育に関する官学連携強化を推進しており、本講座は、この一環として実施されたものです。本講座の実施には、大学教員だけでなく、創成科学研究科電気電子情報系専攻情報システム工学コースに所属する大学院生がTAとして協力しています。

創成科学研究科 合田公一教授が平成28年度特別研究員等審査会専門委員(書面担当)及び国際事業委員会書面審査員表彰の対象となり表彰状が授与されました
(2017年8月30日 掲載)

[20170830]創成科学研究科合田公一教授が平成28年度特別研究員等審査会専門委員(書面担当)及び国際事業委員会書面審査員表彰の対象となり表彰状が授与されました

日本学術振興会では、学術研究の将来を担う研究者の養成・確保を目的とした特別研究員事業及び学術研究活動のグローバル化や研究者の国際流動性の促進を目的とした国際交流事業を行っており、その選考に際しては、適正・公平な審査に努めているところです。

審査は、専門的見地から2段階または3段階で行われますが、第1段階の書面審査は、すべての審査の基盤となるものであり、その質を高めていくことが大変重要です。日本学術振興会学術システム研究センターにおいて、審査終了後、書面審査結果の検証を行い、その結果を翌年度の専門委員の選考に反映させています。

この度、機械工学分野の合田公一教授が本表彰の対象となり、進士創成科学研究科長から表彰状が授与されました。

この表彰は、平成21年度から当該検証結果に基づき、有意義な審査結果を付した専門委員等に対して行われ、書面審査を行った約1,500名の専門委員等のうち、表彰対象の任期2年目にあたる約600名の中から158名が選考されました。

平成28年度表彰者は下記サイトをご覧ください。

【日本学術振興会】

創成科学研究科建設環境系専攻の北村彩絵さんが第68回中国地方技術研究会優秀賞を受賞
(2017年8月 2日 掲載)

[20170802]創成科学研究科建設環境系専攻の北村彩絵さんが第68回中国地方技術研究会優秀賞を受賞1  [20170802]創成科学研究科建設環境系専攻の北村彩絵さんが第68回中国地方技術研究会優秀賞を受賞2

2017年7月10日(月曜日)、11日(火曜日)に国土交通省中国地方整備局主催の第68回 中国地方技術研究会が広島合同庁舎で開催され、大学院創成科学研究科建設環境系専攻博士前期課程2年の北村彩絵さんが行った発表「TCIを用いたトンネル優先度判定に関する研究」が優秀賞を受賞しました。

この技術研究会は、中国地方整備局、国土交通省関係団体、県および市等が所掌する建設技術に関する調査・研究や建設技術に関する創意工夫、提案等の成果発表等を行い、建設技術の向上とその普及を目的として開催されているものです。

北村さんの発表は、山口河川国道事務所との包括協定に基づいたトンネル覆工コンクリートの長寿命化に関する研究で、コンクリートに生じるひび割れ状況の経年的変化を踏まえることでメンテナンス優先度判定をより効率化することができるという点が特徴です。

受賞に対して北村さんは、「学生でも賞を頂くことができるとは思っていなかったので、正直驚きました。指導してくださっている先生方に感謝し、今後も研究に励みたいと思います。」と述べています。なお、北村さんは2017年11月下旬に東京で開催される土木学会主催のトンネル工学研究発表会にて講演を行う予定です。

創成科学研究科清水則一教授がバルカン諸国とリモートセンシング技術による連携を行っています
(2017年7月24日 掲載)

[20170724]創成科学研究科清水則一教授がバルカン諸国とリモートセンシング技術による連携を行っています1 [20170724]創成科学研究科清水則一教授がバルカン諸国とリモートセンシング技術による連携を行っています2

創成科学研究科の清水則一教授(応用衛星リモートセンシングセンター副センター長)は、昨年、バルカン半島のクロアチアおよびボスニア・ヘルツェゴビナの地盤工学会から招へいされ、それぞれの地で開催された国際シンポジウムにおいて基調講演を行い、地盤沈下や地すべりなどの監視に関連して衛星リモートセンシング技術を用いた両国との連携を開始しています。
このたび、同じくバルカン半島のマケドニアの地盤工学会から招へいを受け、6月26日(月曜日)に首都スコピエのSs. Cyril and Methodius University in Skopje(聖シリル・メソディウス大学)で、「Modern displacement monitoring using satellite technology (GPS and SAR) in rock and geotechnical engineering(衛星技術を用いた岩盤・地盤工学における変位モニタリング)」と題する特別講演を行い、マケドニアにおける地盤工学や防災の諸課題に対する衛星リモートセンシング技術適用の可能性について意見交換を行いました。
本講演会は国際岩の力学会が後援し、マケドニア国内の同学会関係者が所属する大学、技術協会、企業、自治体などから48名が参加し、活発な意見交換が行われ、今後、上記の諸課題について連携して研究を進めることを約束しました。
これらバルカン半島諸国との連携は、清水教授の活動を足掛かりに、本学の応用衛星リモートセンシングセンターの活動の一環として行う予定です。

Erasmus+プログラムによりセヒア大学,新リスボン大学から教職員を受入
(2017年7月19日 掲載)

[20170719]Erasmus+プログラムによりセヒア大学,新リスボン大学から教職員を受入1 [20170719]Erasmus+プログラムによりセヒア大学,新リスボン大学から教職員を受入2 [20170719]Erasmus+プログラムによりセヒア大学,新リスボン大学から教職員を受入3 [20170719]Erasmus+プログラムによりセヒア大学,新リスボン大学から教職員を受入4

EU(欧州連合)の国際教育プログラムErasmus+(エラスムス・プラス)に基づき、7月3日(月曜日)~7月7日(金曜日)の一週間、セヒア大学工学・自然科学部の学部長Ensar Gül氏、新リスボン大学職員のRaquel Martinho氏、Célia Janota氏、Carlotta Pisano氏を受け入れました。
初日は、進士工学部長を表敬訪問し、両大学の紹介や今後の交流について協議しました。
別の日には吉田キャンパスを訪れ、三浦副学長(国際連携担当)を表敬訪問し、お互いの大学について紹介を行いました。続いて、創成科学研究科(農学系)の執行正義教授からLED照明を用いた栽培実験について実際に植物工場で栽培中の様子を見学しながら説明を受け、その後総合図書館を訪れました。
また、Ensar Gül氏は創成科学研究科電気電子情報系専攻の知能情報メディア工学コース及び情報システム工学コースの博士前期課程学生を対象に専門英語特別演習の一環として、「Design Patterns」という題目で英語による講義を行い、多くの学生が熱心に耳を傾けました。
その他にも、工学部教職員と意見交換会を行ったり、日本文化体験として留学生と一緒に書道や茶道を体験したりと充実した研修となりました。
今後もErasmus+に基づいて学生や教職員の派遣と受入による相互交流を行うことで、教育研究の国際化を促進します。

福岡・大分の豪雨災害の被害状況を解析しています
(2017年7月19日 掲載)

応用衛星リモートセンシング研究センター

福岡・大分の豪雨災害の被害状況を解析しています

創成科学研究科ライフサイエンス系専攻の上原賢祐さんが日本機械学会若手優秀講演フェロー賞を受賞しました
(2017年7月 5日 掲載)

[20170705]創成科学研究科ライフサイエンス系専攻の上原賢祐さんが日本機械学会若手優秀講演フェロー賞を受賞しました1   [20170705]創成科学研究科ライフサイエンス系専攻の上原賢祐さんが日本機械学会若手優秀講演フェロー賞を受賞しました2

創成科学研究科ライフサイエンス系専攻博士後期課程1年の上原賢祐さん(発表当時:医学系研究科修士課程2年)が、2017年3月に大阪大学吹田キャンパスで開催された日本機械学会関西支部第92期定時総会講演会にて、「日本機械学会若手優秀講演フェロー賞」に選ばれました。

同賞は、発表内容が有益で新規性があり、発表および質疑応答が優れた26歳未満の学生または研究者に贈られる賞です。また、選考件数は、発表対象者の20人に1人の割合とするものであり、本講演会からは約140人の講演者の中から7人の受賞者が選ばれる名誉ある賞です。

上原さんの研究は、脳波解析に関するものであり、脳の病気の診断支援や、ヒトの生理的状態の推定など、医療や産業を問わず多くの分野への貢献が期待できます。これまで一般的にされている解析は、複雑な処理を伴うので解析結果を得るために多くの時間を必要とするものでした。しかし、上原さんらの研究グループでは、脳波の活動を簡単な運動方程式でモデル化するといった方法を用いており、この研究の完成によってリアルタイム解析が可能となります。本講演会では、そのモデルの精度を検証した結果を発表し、近い将来、実現可能性を示すものでした。

受賞に関して上原さんは、「まだまだ課題は山積みですが、今後の技術発展に少しでも貢献できるように頑張ります。」と喜びの言葉を述べています。

創成科学研究科化学系専攻の佐々木理緒さんが有機合成化学協会九州山口支部ポスター賞を受賞
(2017年6月14日 掲載)

[20170614]創成科学研究科化学系専攻の佐々木 理緒さんが有機合成化学協会九州山口支部ポスター賞を受賞1  [20170614]創成科学研究科化学系専攻の佐々木 理緒さんが有機合成化学協会九州山口支部ポスター賞を受賞2

[20170614]創成科学研究科化学系専攻の佐々木 理緒さんが有機合成化学協会九州山口支部ポスター賞を受賞3

2017年6月3日(土曜日)に九州大学馬出キャンパスで第27回万有福岡シンポジウムが開催され、大学院創成科学研究科化学系専攻博士前期課程2年の佐々木理緒さんが行ったポスター発表「ビニルトリフラートを用いたα-トリフルオロメチルケトンの合成」が有機合成化学協会九州山口支部ポスター賞を受賞しました。

本賞は、有機化学に関連する分野で、研究室の成果を代表して発表するのではなく、応募者自身の研究成果を主体とした内容であるものを選考の対象としており、佐々木さんの発表は、医薬品や農薬、液晶材料など様々な産業分野で重宝されているフッ素置換基を有機化合物へと導入する手法の開発に関するもので、これまでの手法より安価かつ簡便な点が特徴です。

受賞に対して佐々木さんは、「この度はこのような賞を頂くことができ、大変嬉しく思います。これを糧により一層研究に精進したいと思います。」と述べています。なお、佐々木さんは2017年8月下旬に開催予定の有機合成化学協会九州山口支部第29回若手研究者のためのセミナーにて招待講演を行う予定です。

Erasmus+プログラムにより新リスボン大学から教職員を受入
(2017年6月14日 掲載)

[20170614]Erasmus+プログラムにより新リスボン大学から教職員を受入1   [20170614]Erasmus+プログラムにより新リスボン大学から教職員を受入2

[20170614]Erasmus+プログラムにより新リスボン大学から教職員を受入3

新リスボン大学(ポルトガル)と本学間で実施している、EU(欧州連合)の国際教育プログラムErasmus+(エラスムス・プラス)に基づき、5月29日(月曜日)~6月2日(金曜日)の一週間、新リスボン大学教員のPedro Cabral氏と職員のPaulo Costa氏を受け入れました。

初日は、進士工学部長を表敬訪問し、Erasmus+プログラムや両大学についての紹介がなされ、プログラムに基づく今後の交流について協議しました。

別の日には吉田キャンパスを訪れ、富本副学長補佐(国際連携担当)を表敬訪問し、お互いの大学について紹介した後、キャンパス内の施設を見学しました。また、Pedro Cabral氏は創成科学研究科電気電子情報系専攻情報システム工学コースの博士前期課程学生を対象に「Geographical Information Science and Technology: Applications to coastal hazards」という題で英語による講義を行い、多くの学生が熱心に耳を傾けました。

その他にも、工学部教職員や、本学の大学生・大学院生、海外からの留学生らと意見交換会を行ったり、英語で行っている講義を見学したりと充実した研修となりました。

山口大学工学部は新リスボン大学からこれまでにもErasmus+に基づいて教職員を受け入れており、今回で計5名の受入となりました。更に、7月にも職員を受け入れる予定で、今後も両大学のますますの交流が期待されます。

創成科学研究科の清水則一教授が、JSPS研究拠点形成事業「衛星リモートセンシングによる防災・環境に関する東南アジア研究・教育拠点の構築」においてインドネシアを訪問しました
(2017年6月 2日 掲載)

[20170602]創成科学研究科の清水則一教授が、JSPS研究拠点形成事業「衛星リモートセンシングによる防災・環境に関する東南アジア研究・教育拠点の構築」においてインドネシアを訪問しました1   [20170602]創成科学研究科の清水則一教授が、JSPS研究拠点形成事業「衛星リモートセンシングによる防災・環境に関する東南アジア研究・教育拠点の構築」においてインドネシアを訪問しました2   [20170602]創成科学研究科の清水則一教授が、JSPS研究拠点形成事業「衛星リモートセンシングによる防災・環境に関する東南アジア研究・教育拠点の構築」においてインドネシアを訪問しました3   [20170602]創成科学研究科の清水則一教授が、JSPS研究拠点形成事業「衛星リモートセンシングによる防災・環境に関する東南アジア研究・教育拠点の構築」においてインドネシアを訪問しました4

創成科学研究科(工学系)の清水則一教授(応用衛星リモートセンシングセンター 副センター長)は、本学が推進するJSPS研究拠点形成事業「衛星リモートセンシングによる防災・環境に関する東南アジア研究・教育拠点の構築」(平成27~29年度)の一環で平成29年3月20日(月曜日)から25日(土曜日)の間、インドネシアを訪れ、2つの大学の3つの研究グループとともに研究セミナーおよび講義を実施し、今後の連携と拠点形成に関する議論を交わしました。

21日(火曜日)・22日(水曜日)は、バンドン工科大学(Institut Teknologi Bandung, ITB)を訪問し、地球科学技術学部の測地研究グループと衛星リモートセンシング技術を用いた広域地盤沈下監視について研究セミナーを行いました。また、両大学における研究結果を報告しあい、その妥当性や最新の計測結果について議論するとともに、相互の成果と研究の特徴を理解し、今後の協力・連携することを確認しました。また、同大学の鉱山開発研究グループおよび関係する鉱山技術者による研究セミナーも行い、広大な露天鉱山の長大斜面の安全監視に的を絞って研究成果を紹介し合いました。今後、インドネシアの鉱山をモデルケースとして取り上げ、共同研究を始めることが決まりました。

23日(木曜日)は、ディポネグロ大学(Universitas Diponegoro,  UNDIP)の教授らと宇宙技術による地表観測に関する意見交換を行い、その後、教員と学生に対して、清水教授が「宇宙技術を活用した地盤変位計測」の講義を行いました。講義には120名を超える学部学生が集まり、質疑応答も活発に行われました。

24日(金曜日)は、スマラン市の地盤沈下について調査を行いました。地盤沈下の激しい地域では、長期にわたる沈下により、家屋が地面に埋没し、崩壊は免れているものの住まいとして放棄されているケースがある一方で、今なお居住されている地域もあり、実態を明らかにして関係機関に報告し、改善を求めることが喫緊の課題であることが明らかになりました。今後も、ITB、UNDIP、ならびに、山口大学の3者が連携・協力して地盤沈下観測を継続することが重要であることが確認されました。

今回の訪問における研究セミナーおよび講義、現地調査の実施にあたっては、山口大学と昨年学術交流協定を結んだインドネシア地理空間情報庁(BIG)のHasanuddin Z Abidin長官、本学オフィスのあるウダヤナ大学に勤務する創成科学研究科 大澤高浩特命准教授らの支援により実現しました。また、研究結果の説明や調査に用いた研究成果の一部は、JAXAから提供されたデータによって得られたものです。関係各位に御礼申し上げます。

参考:「インドネシア地理空間情報庁と学術交流協定を締結しました

理工学研究科のプトゥ エディ ヤスティカさんが第4回岩の力学若手研究者シンポジウムにおいてOutstanding Oral Presentation Awardを受賞しました
(2017年5月30日 掲載)

理工学研究科のプトゥ エディ ヤスティカさんが第4回岩の力学若手研究者シンポジウムにおいてOutstanding Oral Presentation Awardを受賞しました1  理工学研究科のプトゥ エディ ヤスティカさんが第4回岩の力学若手研究者シンポジウムにおいてOutstanding Oral Presentation Awardを受賞しました2  理工学研究科のプトゥ エディ ヤスティカさんが第4回岩の力学若手研究者シンポジウムにおいてOutstanding Oral Presentation Awardを受賞しました3 

岩の力学国際学会(International Society for Rock Mechanics: ISRM)が主催する第4回岩の力学若手研究者シンポジウム(ISRM 4th Young Scholars' Symposium on Rock Mechanics)において、大学院理工学研究科博士後期課程2年のプトゥ エディ ヤスティカさんがOutstanding Oral Presentation Awardを受賞しました。本シンポジウムは、5月11日(木曜日)、12日(金曜日)に済州島(韓国)で開催され、世界19か国から250名が参加しました。エディさんは、"Discussion on Procedure of Long-term Land Subsidence Monitoring by Multi-temporal DInSAR (Differential Interferometric Synthetic Aperture Rader)"(共著者は清水則一 創成科学研究科教授、応用衛星リモートセンシングセンター副センター長)と題する研究を発表し、約150件の研究発表(うち口頭発表108件)の中で最優秀発表として選ばれました。この研究は、インドネシアのスマラン市で長年生じている広域的な地盤沈下を衛星合成開口レーダ(SAR)によって継続的に計測した内容で、異なるSAR衛星を用いて長期監視する方法を提案しています。今年3月に現地調査をした結果も紹介して、実務にSARをいかに用いるか、先端衛星技術と岩盤工学の視点を融合させた新しい点が高く評価されました。なお、この研究はJAXA(宇宙航空研究開発機構)から観測衛星「だいち」、「だいち2号」のデータ提供を受けて実施したものです。

本シンポジウムでは、清水研究室から理工学研究科博士後期課程3年のイ ニョマン スディ パルワタさん、 創成科学研究科博士後期課程2年のグエン チュン キエンさん、創成科学研究科博士前期課程2年の天藤翔太さんがいずれも口頭発表に選出され出席しました。なお、エディさんと共にスディさんも"Digital Elevation Model Generation by InSAR Based on ALOS-PALSAR Data in a Small Area Including Steep Slope of a Limestone Quarry"と題して、JAXAから提供を受けたデータを用いた衛星リモートセンシングの応用研究を発表しました。

第5回岩の力学若手研究者シンポジウムは清水教授が委員長となり2019年に日本で開催されます。

実験廃液取扱法講習会(薬品類使用量調査(PRTR調査)Web入力説明会)を開催しました
(2017年5月30日 掲載)

実験廃液取扱法講習会(薬品類使用量調査(PRTR調査)Web入力説明会)を開催しました1  実験廃液取扱法講習会(薬品類使用量調査(PRTR調査)Web入力説明会)を開催しました2

5月17日(水曜日) C11講義室において、常盤事業場労働安全委員会・衛生委員会主催の労働安全衛生講習会「実験廃液取扱法講習会(薬品類使用量調査(PRTR調査)Web入力説明会)」が開催されました。

冒頭、労働安全衛生委員会委員である酒多先生(創成科学研究科応用化学分野 教授)から講習会の説明があり、その後排水処理施設の藤原先生(大学研究推進機構排水処理分野 准教授)により、排水処理施設の説明、関連法令、実験廃液の取扱、実験廃液回収手続きの説明があり、危険物保安監督者の遠藤先生(創成科学研究科循環環境工学分野 講師)により常盤事業場危険物倉庫使用方法と講習が行われました。講習会終了後、藤原先生から薬品類使用量調査(PRTR調査)Web入力説明会が行われました。

本講習会は、大学院博士前期課程共通基礎科目「労働安全衛生特論」の講義に該当し、教職員・大学院生・学部生合わせて231人が出席しました。

阿部玲子氏講演会「インドの建設プロジェクトの現状」を開催
(2017年5月29日 掲載)

[20170529]阿部玲子氏講演会「インドの建設プロジェクトの現状」を開催1

5月24日(水曜日)、常盤キャンパスにおいて、国際舞台で活躍中の日本を代表する女性土木技術者である阿部玲子さんの講演会を開催しました。

阿部玲子さんは、本学博士後期課程を修了され学位を取得し、現在、株式会社オリエンタルコンサルタンツグローバル インド現地法人 取締役社長を務められています。2015年より始まった、約4万人が関わる国家プロジェクトのアーメダバードメトロ事業で、地下工事の責任者としてプロジェクトを運営されています。

講演会では、インドにおける鉄道プロジェクトを中心に、日本人エンジニアとして発展途上国の建設プロジェクトへどう貢献していくか、海外コンサルタントに求められている役割とは何か、発展途上国において安全管理と環境向上のためにどう取り組んで行くのか等の話があり、学生にとって進路の参考となる話を聞く貴重な機会となりました。

応用衛星リモートセンシング研究センターの長井正彦准教授が、中国新聞でコラム「山大発 宇宙利用の道しるべ」を連載します。
(2017年5月25日 掲載)

山大発 宇宙利用の道しるべ

創成科学研究科電気電子工学分野 田中俊彦教授が電気学会のFellowに認定されました
(2017年5月10日 掲載)

[20170510]創成科学研究科電気電子工学分野 田中俊彦教授が電気学会のFellowに認定されました

創成科学研究科(工学系)電気電子工学分野の田中俊彦教授が電気学会のFellowに認定されました。Fellowとは、電気学会が電気・電子・情報通信とその関連分野技術の見識に優れ、責任ある立場で長年にわたり指導的役割を果たし、社会および電気学会の発展に顕著な貢献をなした会員に授与する称号で、選出規模は正員総数の1%を目安としています。

田中教授は、平成13年に実行委員会幹事として電気学会産業応用部門大会を島根大学で開催し、平成25年には実行委員長として本学吉田キャンパスで開催しました。さらに、平成26年、平成27年には電気学会中国支部担当理事を務めるなど、電気学会の発展に顕著な功績を残しています。

"地方国立大学における博士人材の継続的な輩出と電気学会中国支部での活動"が"電気工学分野の教育研究を通じた人材育成ならびに支部発展において顕著な功績をあげた"と認められ、Fellow称号の贈呈を受けました。

今回の認定について、田中教授は「学界で活躍できたのも研究室の4年生、博士前期課程および後期課程の学生さんたちが毎日朝から晩まで研究に没頭してくれたおかげであり感謝しています。今後も電気工学分野の教育研究を通じた人材育成に全力を注ぎ、地方国立大学の教育職員としての本務を全うしたいです。」と述べています。

創成科学研究科 山本修一教授が化学工学会 学会賞を受賞しました
(2017年4月26日 掲載)

[20170426]創成科学研究科 山本修一教授が化学工学会 学会賞を受賞しました1  [20170426]創成科学研究科 山本修一教授が化学工学会 学会賞を受賞しました2

創成科学研究科応用化学分野 山本修一教授が平成29年3月6日(月曜日)に平成28年度の化学工学会 学会賞を受賞しました。

【受賞概要】(化学工学 Vol.81 No.4 (2017)p.217より転載)
抗体に代表されるタンパク質医薬品の製造プロセスでは、クロマトグラフィー精製操作が不可欠となっている。山本修一氏は、クロマトグラフィー精製技術の重要性にいち早く着目し、物質移動現象、生物化学工学に立脚した、生物分離工学に関する研究を進めてきた。特に、これまで経験や勘に基づいて実施されていたタンパク質のイオン交換クロマトグラフィー精製を対象として、いくつかの化学工学的モデルを構築し、これらを用いたタンパク質や水溶性高分子修飾タンパク質などの分離機構解析において、世界的に優れた独創的な研究成果を上げている。これらのモデルはYamamoto modelとして広く知られており、バイオ医薬品企業において精製プロセスの開発、設計、運用に活用され、その有用性が実証されている。また、これらのモデルはモノリス型クロマトグラフィーなどの新規分離剤開発と評価にも役立っており、生物分離工学の体系化とその応用に大きく貢献している。 このように、山本修一氏の業績は、化学工学会学会賞に十分値するものである。

長井正彦准教授らが「環境に配慮した持続可能な農村開発に関する国際学会」で優秀論文賞を受賞
(2017年4月14日 掲載)

[20170414]長井正彦准教授らが「環境に配慮した持続可能な農村開発に関する国際学会」で優秀論文賞を受賞

応用衛星リモートセンシング研究センターの長井正彦准教授(大学院創成科学研究科)らが「環境に配慮した持続可能な農村開発に関する国際学会 (International Journal of Environmental and Rural Development:ISERD)」に発表した論文が優秀論文賞を受賞し、2月25日にタイで開催された国際会議にて、授賞式と講演が行われました。

この賞は、学会誌(International Journal of Environmental and Rural Development:IJERD)に掲載された論文の中から毎年贈られており、今年度は8報が選出されました。

受賞した論文は、ミャンマーのダウェイ経済特別区において、GPSによる住民の移動分析を行った研究であり、開発途上国における急速な経済発展と住民の生活環境変化の関係性が分かることにより住民の生活向上が期待されます。

創成科学研究科 川本拓治助教に矢崎科学技術振興記念財団が奨励研究助成金を贈呈
(2017年3月27日 掲載)

[20170327]創成科学研究科 川本拓治助教に矢崎科学技術振興記念財団が奨励研究助成金を贈呈1  [20170327]創成科学研究科 川本拓治助教に矢崎科学技術振興記念財団が奨励研究助成金を贈呈2

このたび、大学院創成科学研究科(工学系)応用化学分野の川本拓治助教の研究「活性種の精密制御が切り拓く新規有機ホウ素化合物の合成」が、公益財団法人矢崎科学技術振興記念財団の若手研究者のための奨励研究助成に採択され、3月9日(木曜日)に東京都内で行われた第34回研究助成金贈呈式において助成金が贈呈されました。

同研究の特徴は、有機ホウ素化合物の新たな合成法の開発に関するものです。有機ホウ素化合物は、炭素骨格を形成する足がかりとして非常に重要な化合物であり、近年ではホウ素原子のもつ特徴を活かした機能性材料への展開が期待されています。

贈呈を受けて川本助教は、「このたびは、奨励研究助成金に採択していただき、矢崎科学技術振興記念財団関係各位に心より感謝申し上げます。今後も、ホウ素化学の発展に貢献することを目指し、研究に取り組む所存です。」と、感謝の言葉と今後の意気込みを語りました。

同財団は、昭和58年以来、科学技術の発展を目的として「研究助成」事業を行われています。今年度も「新材料」「エネルギー」「情報」の3分野を対象領域に、研究の独創性に重点を置いて助成対象の研究を選考し、川本助教は、若手研究者を対象とした奨励研究助成において59件の応募の中から採択されました。

研究概要はこちら
http://www.yazaki-found.jp/search/cgis_data/pdf/58c0d30c4e45c.pdf

公益財団法人矢崎科学技術振興記念財団
http://www.yazaki-found.jp/

創成科学研究科電気電子情報系専攻の志賀大輔さんが電気学会中国支部奨励賞と電子情報通信学会中国支部連合大会奨励賞を同時受賞
(2017年3月17日 掲載)

[20170317]創成科学研究科電気電子情報系専攻の志賀大輔さんが電気学会中国支部奨励賞と電子情報通信学会中国支部連合大会奨励賞を同時受賞

大学院創成科学研究科電気電子情報系専攻(電子システム工学コース)博士前期課程1年の志賀大輔さんが、電気学会中国支部奨励賞と電子情報通信学会中国支部連合大会奨励賞を同時受賞しました。

これらの賞は2016年10月22日(土曜日)に広島大学で開催された平成28年度(第67回)電気・情報関連学会中国支部連合大会における論文発表の中で、優秀と認められた者に対して贈られるものです。受賞対象となった発表は「分散型PSOによる電気製品スケジューリング(志賀大輔, 仲谷聡介, 若佐裕治)」で、この研究の中で、電気製品の稼働時刻をスケジュールするための効率の良い手法を提案しました。

受賞に対して志賀さんは、「今回の受賞を励みにして、さらなる成果を挙げられるよう、これからも学業・研究に取り組みたいと思います。」と感想を述べています。

創成科学研究科の貝出 絢 助教が化学工学会 粒子・流体プロセス部会シンポジウム賞(奨励賞)を受賞
(2017年3月14日 掲載)

[20170314]創成科学研究科の貝出 絢 助教が化学工学会 粒子・流体プロセス部会シンポジウム賞(奨励賞)を受賞1  [20170314]創成科学研究科の貝出 絢 助教が化学工学会 粒子・流体プロセス部会シンポジウム賞(奨励賞)を受賞2

2016年9月6日(火曜日)~8日(木曜日)に徳島大学で開催された化学工学会第48回秋季大会において、大学院創成科学研究科循環環境工学分野の貝出 絢 助教が行った研究発表「ゾル-ゲル転移の制御によるシリカ材料の創成」が化学工学会 粒子・流体プロセス部会のシンポジウム賞(奨励賞)を受賞しました。

本賞は、秋季大会において粒子・流体プロセス部会が企画した4つのセッションにおいて、特に優れた研究・発表を行った若手研究者に対して贈られるものです。貝出助教は博士後期課程で行った研究成果に加え、2015年10月から山口大学の助教として、さらにその研究を進めた内容を発表しました。

シリカ材料に関する本研究は株式会社トクヤマとの包括連携が発端で、シリカゾルのゲル化メカニズムに関する基礎研究、ゾルの連続製造装置の開発とその操作条件の検討、さらにシリカゲルの高付加価値化と用途開発を含めた応用研究まで、幅広く取り組んできました。今回の受賞は、このような一貫した研究に対する評価と今後の活躍を期待して贈られたものです。

表彰は2017年3月5日(日曜日)に東京理科大学で開催された部会総会で行われ、その後、貝出助教による受賞講演が行われました。

詳細は以下からご覧になれます。
(公益社団法人 化学工学会粒子・流体プロセス部会Webページ)
URL: http://www2.scej.org/partluid/data/hyosho/Symposium/symposium.php

国際宇宙ステーション・「きぼう」日本実験棟での燃焼実験に成功~JAXAと山口大学の共同実験 Group Combustion実験(研究代表者:三上真人教授)~
(2017年3月 8日 掲載)

このたび、国際宇宙ステーション(ISS)の日本実験棟「きぼう」において、本学大学院創成科学研究科(工学)の三上真人教授が代表を務める、JAXAとの共同実験:ランダム分散液滴群の燃え広がりと群燃焼発現メカニズムの解明(Group Combustion)が開始され、「きぼう」で初めての燃焼実験に成功しました。

本件については、一昨年の8月に本学のHPにおいて、実験機器本体が「きぼう」に届けられること、初となる燃焼実験に向けて準備を進めていることをお知らせしておりましたが、検証実験を重ねてのこのたびの成功は、関係者にとって喜びもひとしおです。研究代表者の三上教授は「日本から始まった微小重力燃焼研究が「きぼう」での実験まで辿りつき、感慨もひとしおです。JAXAを始め実験の準備に携わって来られた関係者および共同研究者の皆様、そして、研究を繋いできてくれた学生達に感謝いたします。今後数ヶ月実験が続きますので、今後の実験結果にもご期待ください。」と、喜びとともに、これから続く実験への意気込みを語ってくれました。

【実験の背景】
自動車や飛行機など多くの乗り物の燃料として液体燃料が利用されています。それらのエンジンでは、ノズルから燃料を噴射して霧状にし(噴霧)、微粒化された液滴の燃焼により発生する熱エネルギーが乗り物を動かす動力になります(噴霧燃焼)。噴霧された液体燃料が連続的に安定して燃焼するためには、燃えている液滴(燃焼液滴)から燃えていない液滴(未燃液滴)への火炎の"燃え広がり"および噴霧液滴全体が燃焼する"群燃焼"という過程が必要です。しかし、液滴間の火炎の"燃え広がり"を経て"群燃焼"が起こるメカニズムについては十分解明が進んでいません。エンジンの開発においては燃焼過程の数値シミュレーションが重要度を増しつつありますが、液滴間の火炎の燃え広がりや群燃焼の発生過程を適切に取扱うことのできるモデルの構築が求められています。

【実験の概要】
本実験は「きぼう」初の燃焼実験であり、JAXAが開発した液滴群燃焼実験供試体 (GCEM※下記参照)を用いて行いました。GCEMは、平成27年8月に、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の無人補給機「こうのとり」5号機によりISSの日本実験棟「きぼう」に本体が届けられました。平成28年に全ての構成機器が「きぼう」に到着したのを受け、ISSに長期滞在中だったJAXAの大西卓哉宇宙飛行士によって「きぼう」船内実験室内の実験ラックにセットアップされました。これまでGCEMの初期機能検証作業を進めてまいりましたが、このたび平成29年2月17日(金曜日)に実験を開始しました。
本実験では、微小重力下で液滴間の火炎燃え広がりの挙動と限界距離を少数の液滴群により確認するとともにその知見を、最多152個の多数の液滴をランダムに分散した液滴群の燃焼によって検証します。これにより、群燃焼の発生メカニズムの解明を行います。
このたびの実験では、97個の燃料液滴のダイナミックな燃え広がりの観察に成功しました。
今後、本実験によって、これまでの短時間微小重力実験で得られた少数液滴の燃焼に関する知見と液滴群燃焼を理論的に結びつけることができると考えられています。また、群燃焼の発生メカニズムが解明されることにより、噴霧燃焼の数値シミュレーションの高度化が可能となるため、高効率で環境に優しいエンジンの開発にも大きく寄与するものと期待されています。

[20170307]国際宇宙ステーション・「きぼう」日本実験棟での燃焼実験に成功~JAXAと山口大学の共同実験 Group Combustion実験(研究代表者:三上真人教授)~1 ⇒ [20170307]国際宇宙ステーション・「きぼう」日本実験棟での燃焼実験に成功~JAXAと山口大学の共同実験 Group Combustion実験(研究代表者:三上真人教授)~2 ⇒ [20170307]国際宇宙ステーション・「きぼう」日本実験棟での燃焼実験に成功~JAXAと山口大学の共同実験 Group Combustion実験(研究代表者:三上真人教授)~3
燃え広がる様子(JAXA提供)

【実験機器】
液滴群燃焼実験供試体:GCEM(Group Combustion Experiment Module)
日本で初となる軌道上での燃焼実験を行う装置で、燃料液滴群(燃料を霧状に噴射した状態を模擬するための小さな粒状の燃料の集まり)の燃焼メカニズムを調べます。地上で燃焼実験を行うと、高温の火炎と空気の温度差のため強い自然対流が発生しますが、微小重力環境では熱による自然対流が起きないため、燃焼という現象そのものに焦点をあてて詳細に観察することができます。
GCEMは、燃焼容器、燃料供給装置、観察装置、電源通信制御装置、給排気装置から構成されており、燃焼実験は、地上からの遠隔操作により燃焼容器の中で行われました。実験の様子は、観察装置に取り付けられた高速度カメラとデジタルカメラで撮影され、電源通信制御装置を介して地上に送られてきます。

[20170307]国際宇宙ステーション・「きぼう」日本実験棟での燃焼実験に成功~JAXAと山口大学の共同実験 Group Combustion実験(研究代表者:三上真人教授)~4実験方法の概略図(JAXA提供)

【Group Combustionの研究者】 ※PI:研究代表者、CI:研究分担者
 PI:三上真人、山口大学 大学院創成科学研究科 教授
 CI:野村浩司、日本大学 生産工学部 教授
 CI:森上 修、九州大学 工学研究院 准教授
 CI:梅村 章、名古屋大学 名誉教授
 CI:瀬尾健彦、山口大学 大学院創成科学研究科 准教授
 CI:菅沼祐介、日本大学 生産工学部 助手
 CI:菊池政雄、宇宙航空研究開発機構(JAXA) 有人宇宙技術部門きぼう利用センター 主任研究開発員 
 CI:Daniel L. Dietrich、 米国航空宇宙局(NASA)グレン研究センター 研究員

「社会基盤メンテナンスエキスパート山口」が国土交通省登録資格に登録されました
(2017年3月 3日 掲載)

[20170303]社会基盤メンテナンスエキスパート山口」が国土交通省登録資格に登録1 [20170303]社会基盤メンテナンスエキスパート山口」が国土交通省登録資格に登録2

工学部社会建設工学科では、地域のインフラの維持管理に携わる技術者の再教育を目的とした社会基盤メンテナンスエキスパート(ME山口)養成講座を開設しています。

このたび224日付けで、養成講座の修了試験合格者に付与する「社会基盤メンテナンスエキスパート山口」が「国土交通省登録資格」として登録されました。国土交通省では民間団体等が運営する一定水準の技術力等を有する資格を「国土交通省登録資格」として登録し、国や地方公共団体の業務への活用を促しています。

今回本学が登録された部門は、以下の鋼橋、コンクリート橋、トンネルのそれぞれ点検と診断、計6部門です。「社会基盤メンテナンスエキスパート山口」がインフラの維持管理に活躍することが期待されます。

  • 登録番号第169号 社会基盤メンテナンスエキスパート山口 橋梁(鋼橋) 点検
  • 登録番号第176号 社会基盤メンテナンスエキスパート山口 橋梁(鋼橋) 診断
  • 登録番号第182号 社会基盤メンテナンスエキスパート山口 橋梁(コンクリート橋)点検
  • 登録番号第189号 社会基盤メンテナンスエキスパート山口 橋梁(コンクリート橋)診断
  • 登録番号第193号 社会基盤メンテナンスエキスパート山口 トンネル点検
  • 登録番号第197号 社会基盤メンテナンスエキスパート山口 トンネル診断

【社会基盤メンテナンスエキスパート(ME山口)Webサイト】

社会基盤メンテナンスエキスパート(ME山口)養成講座については、こちらからご覧ください。

http://me.civil.yamaguchi-u.ac.jp/

「山口大学応用衛星リモートセンシング研究センター」銘板除幕式を開催しました
(2017年2月28日 掲載)

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平成29年2月9日(木曜日)午後、常盤キャンパス総合研究棟8階において、「山口大学応用衛星リモートセンシング研究センター」銘板除幕式を開催し、関係者約100名が出席しました。

銘板除幕式では初めに、同研究センターの三浦房紀センター長より「衛星リモートセンシング(人工衛星を用いて宇宙から地球の表面の情報を収集・解析する技術)を用いた研究センターのミッションについて、地球規模の様々な課題に貢献して行きたい。」と挨拶がありました。

続いて内閣府特命担当大臣(宇宙政策)鶴保庸介氏からの祝電が披露され、その後、衆議院議員 河村建夫氏,国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)理事長 奥村直樹氏,文部科学省研究開発局長 田中正朗氏,山口県知事 村岡嗣政氏,宇部市長 久保田后子氏そして本学岡 正朗学長によって銘板の除幕が行われました。

また本学は、昨年9月に締結したJAXA及び山口県との三者協定に基づき、衛星からの地上画像を迅速な災害対応に役立てるための「解析センター」を同研究センター内に置くことで、JAXAとの連携を深めます。

なお同日午前中には、宇部市にある山口県産業技術センターにおいて、「JAXA西日本衛星防災利用研究センター」の開所記念式典が行われました。

 応用衛星リモートセンシング研究センターの概要(式典配布資料:[PDF:760KB])

同研究センターのミッション

1.衛星リモートセンシングを利用する世界水準の研究を推進する

2.この分野の幅広い知識と高度な技術を持つ人材の育成を行う

3.災害時にいち早く情報を解析し、安心で安心できる社会の実現に貢献する

4.これらの研究・人材育成を通じて地域産業の創出に寄与する

 Webページ:http://crasares.eng.yamaguchi-u.ac.jp/

宇宙利用工学研究室(式典配付資料:[PDF:920KB])

 同研究センターの長井正彦副センター長(大学院創成科学研究科・准教授)の「宇宙利用工学研究室」を核として特色ある教育研究活動を展開します。

写真左上:三浦房紀センター長挨拶
写真右上、左下:銘板除幕:左から 田中文部科学省研究開発局長、奥村JAXA理事長、河村衆議院議員、岡学長、村岡県知事、久保田市長

「光・エネルギー研究センター」が、ENEX2017 第41回地球環境とエネルギーの調和展(Energy and Environment Exhibition)に出展
(2017年2月22日 掲載)

[20170222]「光・エネルギー研究センター」が、ENEX2017 第41回地球環境とエネルギーの調和展(Energy and Environment Exhibition)に出展1  [20170222]「光・エネルギー研究センター」が、ENEX2017 第41回地球環境とエネルギーの調和展(Energy and Environment Exhibition)に出展2

2017年2月15日(水曜日)~ 17日(金曜日)、東京ビッグサイトでENEX2017 第41回地球環境とエネルギーの調和展(Energy and Environment Exhibition)が開催され、「光・エネルギー研究センター」からセンターの概要と高効率熱電発電モジュールの研究内容を出展しました。

ENEXは、2030年までの「5,030万kl」省エネ目標の達成に向け、産業から民生まであらゆる部門の省エネ推進を目的とし、省エネやエネルギー管理、電力・ガスに関するあらゆる技術や製品、システム、サービス、ソリューションが一堂に会する展示会です。

「光・エネルギー研究センター」のブースには、3日間で約100名の来場がありました。
なかでも同研究センターの小柳 剛教授(大学院創成科学研究科 工学系学域 電気電子工学分野)らの研究は、自動車関連企業から、新しい技術として高効率熱電発電モジュールのエネルギーの変換効率10%に高い関心が集まり、インパクトを与えました。

また、NEDO(国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)による「未利用熱エネルギーの革新的活用技術研究開発」プロジェクトの説明がセミナー会場で行われ、その中で小柳教授らの研究が「優れた成果の一つ」として紹介されました。

光・エネルギー研究センター展示会配付資料 [PDF: 297KB]

Smart House for Life Innovation アイデア作品発表会を開催
(2017年2月17日 掲載)

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1月27日(金曜日)、常盤キャンパスにある「志」イノベーション道場において、Smart House for Life Innovation アイデア作品発表会を開催しました。

本イベントは、工学部機械工学科3年生の「生体・ロボット工学演習」および大学院創成科学研究科機械工学系専攻・電気電子情報系専攻修士1年生の「高度ものづくり創成演習」の2つの講義で取り組んだ、日常生活・健康・介護などスマート生活環境を志向したデバイスやシステムのアイデア成果発表会であり、企業関係者、公的機関関係者、学生など100名が参加しました。

冒頭、発表会の責任者である創成科学研究科 江鐘偉教授より、講義の概要や位置づけ等について説明があり、引き続き、工学部機械工学科3年生7チーム、創成科学研究科機械工学系専攻および電気電子情報系専攻の1年生6チームが口頭発表を行いました。続いて、ポスター発表・作品デモンストレーションを行った後、参加者からのコメントがあり、最後に望月信介産学公連携センター長から閉会挨拶がありました。

今回の発表会で、学生は他専攻との混合チームで取り組むことで刺激を受け、また、企業の方から新しい視点・違った視点のアドバイスを得ることができました。企業の方からは「自然体の学生を知る機会となった。」「柔軟な学生のアイデアに関心・感心した。」との感想があり、大変有益な発表会となりました。

今後も「志」イノベーション道場において、企業の方と学生が交流できる場を設けていきますので、皆様の積極的なご参加をお待ちしています。

大学生創成工学デザイン競技会CEDC 2016、創成教育国際会議ICIARE 2016を共催
(2017年1月24日 掲載)

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平成28年12月22日(木曜日)~24日(土曜日)に韓国・忠北大学校において大学生創成工学デザイン競技会(CEDC:Creative Engineering Design Competition)、創成教育国際会議(ICIARE:International Conference Innovative Application Research and Education)が開催され、本学から岡 正朗学長、三浦 房紀国際連携担当副学長、松田 博工学部国際交流支援室長及び教職員等11名が出席しました。また、大学院創成科学研究科博士前期課程1年生27名がCEDCに参加し、韓国や中国の学生と研究成果を競い合いました。

12月23日のCEDCオープニングセレモニーは、本学の他、主催大学である忠北大学のYun, Yeo-Pyo総長、韓国文部省次官補(大学政策室長)のBae Sung-geon氏、群山大学のNa, Eui-Gyun総長、仁済大学のCha, In-June総長、中国の大学代表者らが一堂に会して、グローバル・イノベーションを切り開く先導的次世代の育成を祈念し、テープカットが盛大に執り行われました。

また午後には、参加大学学長を代表し、岡学長による基調講演「医学領域における産学連携」が行われ、本学が地域の企業と連携して遺伝子診断術を臨床実用化した実例を紹介し、先進医療における医工連携の方向性を示唆しました。

CEDCは、数名の学生で構成する5チームが、チームごとに実社会の問題を解決する作品を出展し、ポスターと口頭で、審査教員や参加者に英語でアピールを行い、各国の審査教員によるレビューを経て、最終的にスライドと作品を用いたプレゼンテーション講演が行われました。本学の学生は、岡学長からの熱いエールに志気を高め、審査教員のレビューを受けながら作品と発表のクオリティ向上に最終まで挑み続けた結果、CEDCゴールド賞、シルバー賞などの栄誉に輝きました。

また、ICIAREでは、本学の教員及び学生13名が発表を行い、ICIARE優秀論文賞などを受賞しました。

レセプションでは、工学を通じて社会の問題解決を図るという志に集った学生や教員が、お互いの多様な背景を尊重し、共に発展を目指す親睦の輪が築かれました。

なお、次回大会は2017年12月中旬に本学での開催が予定されています。本学は、2016年8月に創成工学夏の学校(SP!ED:Summer Program for Innovative Engineering Design)を主催しており、2017年夏に中国において開催予定のSP!ED2017など、SP!ED、CEDC、ICIAREの取組を通じ、国際コミュニケーション能力を有する学生の育成と創成工学教育を、強力に推進していきます。

本学受賞リスト

CEDC2016

◆ゴールド賞(Gold Prize)
STAR WASH(スターウォッシュ)

  • 加藤 健祐 大学院創成科学研究科電気電子情報系専攻・博士前期課程1年
  • 山本 堅太 〃 電気電子情報系専攻・博士前期課程1年
  • 石田 健人 〃 機械工学系専攻・博士前期課程1年

◆シルバー賞(Silver Prize)
Animal forest(動物の森)

  • 藤田 浩規 大学院創成科学研究科電気電子情報系専攻・博士前期課程1年
  • 山根 卓也 〃 電気電子情報系専攻・博士前期課程1年
  • 野本 正晃 〃 機械工学系専攻・博士前期課程1年
  • 三本松 正昂 〃 機械工学系専攻・博士前期課程1年

ICIARE2016

◆優秀論文賞(Best Paper Award)
≪教員≫

  • 植村 隆 大学院創成科学研究科工学系学域 工学基礎分野 准教授
    "CLIL and its possible application to engineering education to enhance undergraduates' academic and subject-specific English literacy"
  • 小柴 満美子 大学院創成科学研究科工学系学域 機械工学分野 准教授
    "Interdisciplinary environmentology for next innovative generation to nurture proactive emotion, considering age-dependent mechanisms"

≪学生≫

  • 江 鵬里 大学院創成科学研究科電気電子情報系専攻・博士前期課程1年
    "Development of Simple Respiratory Checking Device for Spirometry"
  • Nathan R. Cannon 大学院創成科学研究科電気電子情報系専攻・博士前期課程1年
    "Learning Embedding Functions for Instance-based Reinforcement Learning with Matching Networks"
  • 柴田 翔 大学院創成科学研究科電気電子情報系専攻・博士後期課程1年
    "Required-Rating of the Inrush Current Suppressor for Squirrel-Cage Induction Machines with Phase-Leading Capacitors using a MatricConverter in a Wind Power Generation"
  • Jingjing Yang 大学院理工学研究科システム設計工学系専攻・博士後期課程3年
    "Study on a novel phacoemulsification needle with low burns risk at cornea incision"
  • Yuzhou Luo 大学院理工学研究科システム設計工学系専攻・博士後期課程2年
    "A Wearable Breath Detect System for Sleep State Monitoring"