2019年のトピックス

トピックス一覧

創成科学研究科清水則一教授がベトナムでJICAの中小企業・SDGsビジネス支援事業の基礎調査に参画しました
(2019年8月 5日 掲載)

創成科学研究科清水則一教授がベトナムでJICAの中小企業・SDGsビジネス支援事業の基礎調査に参画しました-1.jpg創成科学研究科清水則一教授がベトナムでJICAの中小企業・SDGsビジネス支援事業の基礎調査に参画しました-2.jpg創成科学研究科清水則一教授がベトナムでJICAの中小企業・SDGsビジネス支援事業の基礎調査に参画しました-3.jpg

7月21(日)から24日(水)にベトナム(ハノイ)において、大学院創成科学研究科清水則一教授が、本年度採択された独立行政法人国際協力機構(JICA)の中小企業・SDGsビジネス支援事業「インフラ建設時の安全管理のための計測機器と警報システムに係る基礎調査」(提案者:(株)東横エルメス,アドバイザー:国際航業(株))の学術アドバイサーとして参画しました。

最初に、JICAベトナム事務所で本調査の目的と計画を説明し、現地調査について助言を受けました。その後、ベトナム交通・運輸省 交通・運輸科学技術院(Institute of Transport Science and Technology, Ministry of Transport)、同省 交通運輸建設品質管理局(Transport Construction Management & Quality Control Bureau, Ministry of Transport)、農業・農村開発省 災害管理局(Ministry of Agriculture and Rural Development Disaster Management Authority)、建設省 建設品質検査局(State Authority for Construction Quality Inspection, Ministry of Construction)などの政府機関を訪問し、建設とインフラ関連事業におけるモニタリングの重要性と提案事業の技術説明を行いました。また、ベトナムにおけるモニタリング実施状況と本事業への要望、さらに、モニタリングを必要とする現場についてヒアリングを行いました。

また、水資源大学(Thuyloi University)、ベトナム科学技術アカデミー地質科学院(Institute of Geological Sciences, Vietnam Academy of Science and Technology)、ハノイ鉱山地質大学(Hanoi University of Mining and Geology)の学術機関を訪問し、モニタリング技術に関する情報収集、意見交換だけでなく、アカデミックな立場からの今後の協力関係について議論しました。

今回の調査全般において、今年3月に山口大学(清水研究室)で学位を取得した水資源大学講師のNguyễn Trung Kiên(グエン チュン キエン)博士にご尽力いただきました。また、水資源大学ではTrinh Minh Thu(チン ミン トゥ)学長らと調査事業の協力に関する意見交換とともに、山口大学にKiên博士の学位取得に対する指導への感謝の意が示されました。

今後は9月に、より具体的な議論と調査を行い、11月に最終確認調査を実施します。その後、ハノイで開催される国際シンポジウム(JICA後援)で本事業に関係する技術成果を発表し、基礎調査を取りまとめる予定です。

白川CREST×生命分子インターネットワークセンタージョイントシンポジウムを開催しました
(2019年8月 1日 掲載)

白川CREST×生命分子インターネットワークセンタージョイントシンポジウムを開催しました-1.jpg白川CREST×生命分子インターネットワークセンタージョイントシンポジウムを開催しました-2.jpg

7月29日(月曜日)、常盤キャンパスのD11講義室において、白川CREST×生命分子インターネットワークセンタージョイントシンポジウムを開催しました。

生命分子インターネットワークセンター(IoLセンター/代表:創成科学研究科 西形孝司准教授)は、山口大学研究拠点群形成プロジェクトの一つとして2017年8月に採択された山口大学で唯一の若手主宰研究拠点です。理農工獣医など多岐に渡る分野に所属する各研究者は、それぞれ基礎・応用・実用ステージに分かれ独自の研究理論およびネットワークを構築しながら、人類の健康と食を生命科学の観点から探求しております。

この研究活動を通して、2019年度からは科学技術振興機構(JST) 戦略的創造研究推進事業(CREST)[吉田潤一研究統括:新たな生産プロセス構築のための電子やイオン等の能動的制御による革新的反応技術の創出]に採択された白川英二代表(関西学院大学教授)のプロジェクトにIoLセンター基礎ステージメンバーが、参画することになりました。このCRESTは関西学院大学 白川英二教授、広島大学 安倍学教授、鳥取大学 野上敏材准教授、東京工業大学 小池隆司助教、及び山口大学 西形孝司准教授で構成され、アニオンラジカル種の高度な制御による新しい分子変換の開発と、開発した有用分子生産プロセスの社会実装を目指しております。

本シンポジウムはIoLセンターと白川CRESTの研究成果を発表する場として企画したもので、当日は学生・教職員そして企業などから120名を超える参加者がありました。CRESTコアメンバーとその学生の発表、企業アドバイザーからの発表に加え、特別講演として九州大学 國信洋一郎教授よりご講演いただきました。IoLセンターと白川CRESTで育成している学生の成長を見る場として、そして、複数大学研究者の交流の場として大いに盛り上がりました。また、発表した学生14名の中から優秀な発表2件に優秀発表賞を授与しました。

最後に、参加していただいた皆様に感謝申し上げます。

※本シンポジウムの一部は、山口大学基金の助成を受けて開催されました。

生命分子インターネットワークセンターHP:
http://yulifemol.chem.yamaguchi-u.ac.jp/
インドネシア共和国リアウ州ブンカリス県の来学
(2019年7月18日 掲載)

インドネシア共和国リアウ州ブンカリス県の来学-1.jpgインドネシア共和国リアウ州ブンカリス県の来学-2.jpg

7月12日(金)にインドネシア共和国リアウ州ブンカリス県の官房長 Bustami Haji Yatim氏をはじめ3名の方が来学され、堤工学部長への表敬訪問が行われました。

ブンカリス県とは宇部環境国際協力協会がカウンターパートとして、宇部市と協働で独立行政法人国際協力機構(JICA)の草の根技術協力事業を実施しており、本学部の教員が専門家として本事業に協力しています。

表敬訪問では、堤工学部長から工学部の紹介の後、今後の事業展開としてブンカリス県で深刻な問題となっている廃棄物管理についてJICAの支援を申請予定であること、JICAでの事業が採用された場合は引き続き、協力いただきたいことが述べられました。

大学院創成科学研究科建設環境系専攻の相緒春菜さんが第70回中国地方技術研究会最優秀賞を受賞
(2019年7月18日 掲載)

大学院創成科学研究科建設環境系専攻の相緒春菜さんが第70回中国地方技術研究会最優秀賞を受賞-1.jpg大学院創成科学研究科建設環境系専攻の相緒春菜さんが第70回中国地方技術研究会最優秀賞を受賞-2.jpg

大学院創成科学研究科建設環境系専攻博士前期課程2年の相緒春菜さんが令和元年7月3、4日に国土交通省中国整備局で開催された第70回中国地方技術研究会において最優秀賞を受賞しました。

同賞は、国土交通省中国地方整備局および県などの所掌する建設技術に関する調査・研究・開発の成果に対し、研究開発内容、研究開発理解度、研究開発手作り度、プレゼンテーション能力を総合的に審査し、特に優秀と認められる論文に対して表彰されるものです。

相緒さんの研究タイトルは「ひび割れ指数TCIを用いた既設道路トンネルの点検優先度判定」であり、山口県との3年間にわたる共同研究の集大成としてひび割れ指数TCIを採用することで老朽化のすすむ山口県内の道路トンネル覆工の点検優先度を数量的に判断する手法を示すもので、特に複数回の点検による覆工の劣化進展を数量化する点に新規性があります。

受賞に対して相緒さんは、「点検時の既設覆工のクラック記録を一本ずつその長さと幅を地道に整理することの積み重ねが今回の受賞につながりました。あと約半年間ですがデータ収集を続け山口県のトンネル長寿命化計画に少しでも役立つことができればと考えています。」と喜びの言葉を述べています。

ブラウィジャヤ大学からインターンシップ学生が表敬訪問しました
(2019年7月 4日 掲載)

ブラウィジャヤ大学からインターンシップ学生が表敬訪問しました-1.jpgブラウィジャヤ大学からインターンシップ学生が表敬訪問しました-2.jpg

6月28日(金曜日)にインドネシアのブラウィジャヤ大学から、RIYANTO HARIBOWO准教授及びサマーコースプログラムに参加した学生の5名が堤工学部長を表敬訪問しました。

本学部で約2週間にわたりサマーコースプログラムに参加した学生から日本での滞在中の出来事やプログラムの体験談などを聞いた後、学部長からサマーコースプログラムの修了証が学生に授与されました。

大学院創成科学研究科機械工学系専攻の萩原雅之さんが日本機械学会若手優秀講演フェロー賞を受賞しました
(2019年7月 1日 掲載)

大学院創成科学研究科機械工学系専攻の萩原雅之さんが日本機械学会若手優秀講演フェロー賞を受賞しました-1.jpg大学院創成科学研究科機械工学系専攻の萩原雅之さんが日本機械学会若手優秀講演フェロー賞を受賞しました-2.jpg

創成科学研究科機械工学系専攻博士前期課程1年(発表当時)の萩原雅之さんが2019年3月に山口大学常盤キャンパスで開催された日本機械学会 中国四国支部 第57期 総会・講演会にて、「日本機械学会若手優秀講演フェロー賞」に選ばれました。

同賞は、発表内容が有益で新規性があり、発表および質疑応答が優れた26歳未満の学生または研究者に贈られる名誉ある賞です。また、本講演会では約140人の講演者の中から7人の受賞者が選らばれました。

萩原さんの研究は、石炭火力発電所で使用されている石炭を粉砕する装置で粉砕の過程でまれに起こる異常振動の発生原因の解明であり、企業と共同で行っております。取り組んでいる内容として、実際に石炭火力発電所で使用されている石炭の粉砕装置を小型化した実験装置を用いて粉砕実験を行い、得られたデータを元に解析を行っております。本講演会では粉砕中に発生する摩擦係数とローラの滑り具合の関係を明らかにし、異常振動発生時の摩擦係数の変化を確認することが可能になりました。

受賞に関して萩原さんは、「今までやってきた努力が報われて周りから自分の研究が認められたことに喜びを感じました。まだまだやることが山積みなので頑張ります。」と喜びの言葉を述べています。

『佐波川総合水防演習』にグローカル環境・防災学研究会が参加しました
(2019年6月 7日 掲載)

『佐波川総合水防演習』にグローカル環境・防災学研究会が参加しました-1.jpg『佐波川総合水防演習』にグローカル環境・防災学研究会が参加しました-2.jpg

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5月25日(土)、 山口県防府市の佐波川左岸河川敷において、「佐波川総合水防演習」が開催され(主催:国土交通省中国地方整備局、山口県、防府市、周南市、山口市)、消防や警察、自衛隊、近隣の幼稚園、小学校、市民等900人以上の方が参加しました。演習では、消防、警察、自衛隊の機材を使用し、ヘリコプターでの孤立者の救助活動、堤防の決壊を防ぐための土のう作り等が実施されました。また、様々な団体による防災への取り組みの展示がありました。

山口大学・グローカル環境・防災学研究会では国土交通省中国地方整備局からの依頼を受けて研究会の活動に関する展示を行いました。グローカル環境・防災学研究会からは、創成科学研究科 榊原弘之教授、森啓年准教授、赤松良久准教授が参加しました。ポスター展示では、堤防の被災、アンケート・ヒアリング調査に基づいた高齢者福祉施設における水害対策の課題分析、ドローンを用いた研究事例やMR(複合現実)を用いた河川流域環境の教育ツールについての紹介をしました。また、MRヘッドセット(Microsoft HoloLens)を通して佐波川の氾濫シミュレーション結果やVRゴーグルを通してドローンからの映像を俯瞰的に見る体験を行いました。

当日は炎天下の中、村岡嗣政県知事、江島潔参議院議員、北村経夫参議院議員はじめ子供から大人まで多数の方が展示ブースに足を運んでくださり、ポスターを熱心に見学したり、体験を楽しんでいただきました。

創成科学研究科の山口真悟教授が国際会議IEEE ICCE-TW 2019でBest Paper Awardを受賞しました
(2019年5月28日 掲載)

創成科学研究科の山口真悟教授が国際会議IEEE ICCE-TW 2019でBest Paper Awardを受賞しました-1.jpg

2019年5月20日(月)~22日(水)に台湾Evergreen Resort Hotel, Jiaosiで開催された2019 IEEE 6th International Conference on Consumer Electronics Taiwan (IEEE ICCE-TW 2019)において、創成科学研究科工学系学域知能情報工学分野の山口真悟教授がBest Paper Awardを受賞しました。

ICCE-TWは電気電子分野で最も権威のある国際学会IEEEが主催する民生用電子機器関連分野の国際会議です。本賞は同国際会議において発表された400編以上の論文の中から、最も優れた論文3編の著者に対して贈呈されるものです。

受賞の対象となった論文は「Modeling and Evaluation of IoT Worm with Lifespan and Secondary Infectivity by Agent-Oriented Petri Net PN2」(著者:Shingo Yamaguchi)で、IoTマルウェアのサイバー攻撃を防ぐ善玉ボットの技術を開発し、それをネット理論に基づいて評価したものです。

香港特別行政区政府の土砂災害調査団とワークショップを開催しました
(2019年5月28日 掲載)

香港特別行政区政府の土砂災害調査団とワークショップを開催しました-1.jpg香港特別行政区政府の土砂災害調査団とワークショップを開催しました-2.jpg

香港特別行政区政府土木開発局地盤技術部 Ken Ho(何 建生)副部長を代表とする土砂災害調査団5名が,5月13日(月)から15日(水)の日程で,創成科学研究科 清水則一教授を訪問し,同研究科の鈴木素之教授,森啓年准教授,中島伸一郎准教授らと「斜面防災・減災に関するワークショップ」を開催しました。

ワークショップの1日目は,工学部キャンパスで学外の技術者,本学の留学生らも出席し,テーマにかかわる防災・減災の研究と実務について相互に発表するとともに,具体的なリスク管理の方法,対策工の設計などについて意見交換しました。

2日目は山口県総務部防災危機管理課を訪問し,山口県の災害対応の体制,総合防災情報ネットワークシステムなどの説明の後,通信管理室を見学し,午後からは平成21年に防府市を襲った土石流被災地の復興状況を土木建築部の案内で視察しました。

3日目は広島市に移動し,国土交通省中国地方整備局の災害対策室を訪問し,災害時の体制に加えて昨年の7月豪雨の被害状況とその時の対応について説明を受けました。午後からは平成30年7月豪雨に伴う呉市の土砂災害の被災状況を視察した後,このほど新設された中国地方整備局広島西部山系砂防事務所で今後の対策や日頃からの土砂災害減災の施策,工法について技術的,行政的な両観点から意見交換を行いました。

この度はHo副部長と清水教授の個人的なつながりから,香港側からの要請を受けて清水教授が山口県,国土交通省中国地方整備局の協力を得て企画し,香港行政府の公式訪問となりました。香港は急峻な斜面を切り開き都市が発展し,これまでもたびたび土砂災害が発生しているため,そのリスク管理,対策が喫緊の課題となっています。調査団には,次代を担う若い技術職員が3名参加し,大変熱心に質問している様子が印象的でした。ここにご協力くださいました関係各位に感謝申し上げます。

大学院創成科学研究科化学系専攻の石川明日美さんが第79回分析化学討論会において「若手ポスター賞」「産業界シンポジウム賞」の2賞をダブル受賞しました
(2019年5月22日 掲載)

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北九州国際会議場(5月18日〜19日)で開催された第79回分析化学討論会において、大学院創成科学研究科化学系専攻博士前期課程1年の石川明日美さん(指導教員:藤井健太准教授)が、①分析化学討論会若手ポスター賞及び②産業界シンポジウム若手ポスター賞の2賞をダブル受賞しました。受賞の対象となった講演題目は「イオン液体中における均一網目イオンゲルの反応速度論とその力学・電気化学特性」です。

リチウム塩を有機溶媒に溶解した液体電解質を高分子網目でゲル状に固めた「高分子ゲル電解質」は、リチウムイオン電池などの実用使用を想定した機能性ソフトマテリアルとして古くから研究が進められています。しかし、自立したゲルを得るには多くの高分子量が必要であるため、イオン輸送を担う電解液の含有量が著しく制限されるという普遍的な課題を抱えています。この課題の根本解決を目指し、石川さんは「高分子網目構造の超均一化」を着想し、リチウムイオンなどの様々な溶質成分が混在する複雑溶液中でも高い反応効率(95%以上)で高分子を架橋する方法論を確立しました。結果として、大きい変形(10倍の延伸)を加えても破断しない高い力学特性、液体状態に匹敵する理想的イオン伝導を兼ね備えた新規電解質材料を創成することに成功し、この成果が学会・産業界の双方から高い評価を受け、このたびの2賞を受賞するに至りました。

今回の受賞に対して、石川さんは「ポスター発表の時間はあっという間であり、非常に楽しい時間を過ごすことができました。さらに、私の発表を評価していただき、大変嬉しく思います。今後も楽しく研究活動に励みたいと思います。」と喜びの言葉を述べています。

第28回トンネル工学研究発表会にて優秀講演賞・優秀講演奨励賞を受賞しました
(2019年4月19日 掲載)

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2018年11月29日,30日に公益社団法人土木学会主催の第28回トンネル工学研究発表会が行われ,創成科学研究科社会建設工学分野の林久資助教が優秀講演賞を,創成科学研究科建設環境系専攻博士前期課程2年の相緒春菜さんが優秀講演奨励賞を受賞し,2019年3月12日に土木学会トンネル工学委員会より表彰状を授与されました。

林助教が受賞しましたトンネル工学研究発表会優秀講演賞は,トンネル工学研究発表会において,簡潔明瞭で優れた講演を行った発表者が,相緒さんが受賞しました優秀講演奨励賞は同発表会において,簡潔明瞭で優れた講演を行った30歳以下の発表者が表彰されます。

林助教の受賞対象となった発表タイトルは「硬岩礫混じり地山での地山挙動予測手法の提案」(林久資・酒井大輔・森本真吾・進士正人)で,礫混じり地山にトンネルを掘削した時のトンネル周辺地山の力学的挙動を数値解析によって予測する手法の提案を行ったものです。

相緒さんの受賞対象となった発表タイトルは,「TCIを用いた道路トンネル覆工のひび割れ発生要因と進行性に関する研究」(相緒春菜・中村剛・山田賢・森本真吾・林久資・進士正人)で,トンネル覆工コンクリートひび割れ指数(TCI)の経年変化を追うことで次に点検を実施すべきトンネルを決定する優先度判定手法の提案を行ったものです。

受賞に対して,「(林助教)優秀講演賞を受賞できたことを大変嬉しく,光栄に思います.今後も研究活動に精進したいと思います。」,「(相緒さん)本受賞は,日々指導・サポートしてくださる先生方や研究室のメンバーのおかげであり,今後もその感謝を忘れず研究活動に励んでいきたいと思います。」とそれぞれ感想を述べております。

大学院創成科学研究科博士後期課程の常盤歩夢さんの論文が IEEJ Journal of Industry Applicationsの月間アクセスランキングで1位となりました
(2019年4月10日 掲載)

大学院創成科学研究科博士後期課程の常盤歩夢さんの論文が IEEJ Journal of Industry Applicationsの月間アクセスランキングで1位となりました_1

2019年3月に大学院創成科学研究科博士後期課程を修了しました常盤歩夢さんの論文が IEEJ Journal of Industry Applicationsの月間アクセスランキングで1位となりました。

電気学会産業応用部門では,2012年7月1日に英文論文誌を創刊し,隔月で出版しています。これは,和文論文誌では日本人以外の技術者・研究者に読まれず,世界に電気学会産業応用部門の論文出版成果を広く発信できないためです。当初は,投稿論文数が少なかったものの,現在では和文誌を大きく上回る論文数となっています。

常盤さんは,「高調波補償機能を有する静止型無効電力補償装置の制御法」で博士(工学)の学位を授与されています。この研究の過程で,"Harmonic Current Compensation Using Constant DC-Capacitor Voltage-Control-Based Strategy of Three-Level Neutral-Point-Clamped Inverter-Based STATCOM with Reactive Power Control"の題目で上記論文誌に投稿し,査読を経て2019年3月1日に掲載・公開されました。そしてこの論文が,4月時点でIEEJ Journal of Industry Applicationsの月間アクセスランキングで1位となりました。

電力会社は,電力を配電する際に消費者が受け取る際の電圧を常に一定に制御することが規則で定められています。ところが,電力の消費状況で常に電圧が変動します。常盤さんの研究は,これまで用いられていた制御法に比べ極めて簡易な方法で無効電力を制御し,電圧を一定に制御することを可能にしています。この論文は,中国電機製造株式会社との共同研究で得られた成果をまとめたものであり,中国電機製造株式会社の技術者も著者として加わっています。

パワーエレクトロニクス教育研究分野では,博士学位論文審査には必ず外部審査委員をお願いすることとしており,常盤さんの審査では九州工業大学長谷川一徳准教授にお願いしました。上記の写真は,博士学位論文公聴会で質問に答えている様子です。

常盤さんは,現在,東芝三菱電機産業システム株式会社(TMEIC)でパワーエレクトロニクス関連製品の研究開発に従事しています。主指導教員であった同研究科山田洋明准教授は,「在学中は,毎日楽しそうに研究に没頭しており将来が楽しみです。」と述べています。また,同研究室の田中俊彦教授は,「IEEE主催の国際会議でも質疑応答を教員が助けることなく自力で乗り切っており,国際的にも十分活躍できる人材になると確信しています。」と述べています。

Journal of Industry Applicationsの月間アクセスランキングは,こちらから。

サラゴサ大学及び新リスボン大学と第5回国際共同シンポジウムを開催
(2019年4月 9日 掲載)

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第5回山口大学・サラゴサ大学(スペイン)・新リスボン大学(ポルトガル)国際共同シンポジウムが3月25日(月曜日)・26日(火曜日)の2日間、本学工学部において開催されました。

本シンポジウムは、平成25年度以降3大学持ち回りで開催しているものです。工学部とサラゴサ大学、新リスボン大学とは国際交流協定に基づく学生の派遣やEUのERASMUS+プログラムに基づく教職員・学生の相互交流を実施しており、日頃から活発な国際交流を行っています。

シンポジウムは三浦房紀副学長(国際連携担当)、堤宏守工学部長による開会挨拶により開幕し、「社会基盤構造物の維持管理」、「水・環境・エネルギー問題の解決を目指した新材料やプロセスの開発」、「情報処理技術の進展」を主なテーマとして最先端の研究内容について発表が行われました。

さらに、滞在期間中に新リスボン大学、サラゴサ大学、カンタブリア大学、シラパコーン大学の4大学による学部長表敬訪問もおこなわれ、各大学との交流を深める機会となりました。

次回シンポジウムは2020年9月にカンタブリア大学での開催が予定されています。

大学院創成科学研究科機械工学系専攻の永田拳太郎さんが自動車技術会大学院研究奨励賞を受賞しました
(2019年4月 3日 掲載)

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3月5日(火),大学院創成科学研究科機械工学系専攻博士前期課程2年永田拳太郎さんが自動車技術会大学院研究奨励賞を受賞しました。

この賞は,自動車技術に関連した優れた研究を行った大学院修了者を対象に公益社団法人自動車技術会が表彰するものです。対象となった研究テーマは,「液滴干渉を考慮した不等直径液滴群要素の燃え広がり限界に関する研究」です。この研究は,エンジン内の噴霧燃焼において現れる燃料液滴間の燃え広がりについて,その機構を微視的観点から解明することを目的としたものです。このような基礎データの提供は噴霧燃焼のシミュレーションコードの改良へと繋がると考えられ,今後の自動車技術の発展への貢献が期待されます。

受賞に対して永田さんは,「大学院生活の最後に,このような素晴らしい賞を受賞させていただき大変うれしく思っております。これまで関わっていただいたすべての方々に御礼申し上げます。幼い頃から好きであった自動車に関わる研究を行うことができ,非常に充実した2年間を送ることが出来ました。研究を通じて,多くの方々とお会いし,視野も大きく広がったと感じています。就職後も自動車に関わる仕事を行う予定となっておりますので,これまでの経験と今回の受賞を励みに,さらに成長し,もっといいクルマを世に送り出せるよう,これまで以上に努力していきたいと思います。」と感想を述べています。

大学院創成科学研究科機械工学系専攻の本田健さんが国際会議でのポスター発表で銀賞を受賞しました
(2019年3月27日 掲載)

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大学院創成科学研究科機械工学系専攻博士前期課程2年の本田健さんが,平成30年11月に中国の泉州市で開催された第10回グリーンコンポジットに関する国際会議(10th International Conference on Green Composites, ICGC-10)でのポスター発表で銀賞(SECOND PRIZE OF POSTER AWARD)を受賞しました。この賞は,優秀なポスター発表を行った学生に対し,ICGC-10組織委員会から贈られる賞です。

対象となった研究発表は,"Mechanical properties of wood ceramics reinforced by carbonized bamboo fibers" (T. Honda, K. Goda, T. Okabe) です。 本研究は,機械工学科材料信頼性工学研究室(合田公一教授,マカドレ・アルノー准教授)において,山口大学研究推進体における研究プロジェクト『未利用バイオマス「竹」からの先端要素技術の開発』の一環として行われたものです。バイオマスの有効活用を目指し,竹繊維/フェノール樹脂複合体を炭化させたバンブーセラミックス特有の脆性を克服するために,SiC繊維を少量加え,その機械的性質の改善を試みたものです。加えたSiC繊維がき裂の進展を阻止するため,衝撃特性が大きく改善されることを明らかにしています。

受賞に対して本田さんは,「この度はこのような賞を頂き,大変光栄です。ご指導いただいた先生方や青森県産業技術センター工業総合研究所・元所長,現芝浦工業大学連携大学院客員教授の岡部敏弘氏に感謝します。また,発表の文言に対して援助いただいた研究室の仲間にも感謝します。ありがとうございます。」と喜びの言葉を述べています。

国際宇宙ステーション(ISS)「きぼう」日本実験棟利用実験候補テーマに創成科学研究科の三上真人教授のテーマが再び採択されました
(2019年3月27日 掲載)

国際宇宙ステーション(ISS)「きぼう」日本実験棟利用実験候補テーマに創成科学研究科の三上真人教授のテーマが再び採択されました_1.jpg国際宇宙ステーション(ISS)「きぼう」日本実験棟利用実験候補テーマに創成科学研究科の三上真人教授のテーマが再び採択されました_3

(画像左)ISS「きぼう」での燃焼実験(2017年撮影)(提供JAXA)

(画像右)国際宇宙ステーション(ISS)(提供JAXA/NASA)

国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)の2018年度「きぼう」利用フィジビリティスタディ(FS)テーマに、創成科学研究科工学系学域機械工学分野の三上真人教授が研究代表者を務める日米共同研究チームが提案した実験テーマ「ランダム分散液滴群の燃え広がりと群燃焼発現メカニズムの解明-2(Group Combustion-2)」が採択されました。

本公募は、JAXAが国際宇宙ステーション(ISS)「きぼう」日本実験棟の船内環境の特徴を最大限に活用して、国の科学技術イノベーション政策への貢献や自由な発想に基づく独創的かつ先導的で国際的に高い水準の研究を推進するため、フィジビリティスタディテーマ(FSテーマ)の募集を行ったものです。自由な発想に基づく独創的かつ先導的で国際的に高い水準の成果が期待できるテーマを募集する「一般募集区分」では、17件の応募があり、三上教授らの提案を含む7件のFSテーマが採択されました。選定後は、早期の軌道上実験の実施を目指し、JAXAと研究者とが協力して実験計画の詳細化、技術検討等のフィジビリティスタディを行い、2年以内に宇宙実験の実現性の目途を立てる予定です。

三上教授は2017年度にISS「きぼう」実験棟初の燃焼実験である「ランダム分散液滴群の燃え広がりと群燃焼発現メカニズムの解明(Group Combustion)」を研究代表者として実施しており、燃料液滴群の群燃焼発現限界付近において新たに観察された特異な燃焼挙動などを明らかにしてきています。今回採択された実験はこの「Group Combustion」実験の後継実験の「Group Combustion-2」です。良質の長時間微小重力環境を利用することで、地上実験では予想されない新たな現象の発見とその背後にあるサイエンスの解明が期待されます。

(採択情報URL)

http://iss.jaxa.jp/kiboexp/news/2018_select.html

(関連情報URL)

2017年実施ISSきぼう実験「Group Combustion」

http://iss.jaxa.jp/kiboexp/theme/second/gcem/

土石流サイクルと切迫度による新しいリスク評価
(2019年3月 4日 掲載)

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山口大学大学院創成科学研究科の鈴木素之教授および同大学院博士後期課程の松木宏彰院生らの研究グループが、これまで困難とされてきた土石流の発生履歴の復元に成功し、大規模土石流のサイクルが明らかになりました。切迫度の高い渓流を識別することで減災対策の向上が期待されます。

豪雨災害の被災者から「昔、ここで災害が起きた話なんて聞いたことがない」「安全な場所だと思っていた」といった声を聴くことがあります。したがって、山際や川沿いに暮らす住民にとっては、その土地がどのように形成されたのか、過去にどのようなことが起こってきたのかを知っておくことは防災上有効です。そのため、災害の記録や教訓を掘り起こし、防災面でより生かすことが求められてきました。

また、これまで土石流のリスクは、地質、地形、降雨量などから評価されてきました。例えばマサ土からなる急傾斜地に降雨が続けば崩壊のリスクが高まると評価できます。しかしこの評価基準だけでは、全国の要対策箇所は膨大な数におよび、全箇所の対策には相当の時間を要してしまいます。それでは結果的に対策が後手に回りかねない事態が危惧されます。

たとえ地質・地形が類似の条件の斜面が複数あっても、そのなかから土石流災害がより切迫している斜面を識別する事ができれば、そこを優先して対策する事もできるでしょう。そのため斜面災害の切迫度評価方法の確立が求められてきました。

このたび鈴木教授および松木宏彰院生(復建調査設計株式会社)らは、 2014年8月20日の広島土砂災害域を広域的に調査し、炭素14法によって土石流の発生履歴の復元に成功しました。この地域では約150年から400年の間隔で、大規模な土石流が発生してきたことが明らかになりました。

これは長い期間のうちに渓流に土砂が堆積して、次の土石流が発生する条件となり、切迫度が高まったところに、豪雨がきっかけとなって土石流が発生してきたと考えられます。同様の大規模な土石流のサイクル性は、鈴木教授らによる2009年の山口県防府市の土石流災害域で初めて明らかにされましたが、同サイクル性が広島でも見つかったことで、上記のモデルが多くの地域に応用できる可能性が高まりました。

本成果によれば、土石流の発生履歴を調査し、直近の大規模土石流以降、長らく静穏である渓流ほど災害が切迫していると評価できます。

全国各地の斜面の土石流履歴を調査から周期を復元し、そこから次の災害の切迫度を評価し、優先して対策を行うことで、効率的かつ有効な減災対策につながると期待されます。

また、切迫度の高い斜面周囲に居住する方は、大雨の時には早めに避難することで、適切な対応による安全確保につながることが期待されます。

この研究成果は2月8日の松木宏彰院生の博士学位審査公聴会において、発表されました。

 

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創成科学研究科電気電子情報系専攻の川本郁也さんが計測自動制御学会中国支部奨励賞を受賞しました
(2019年1月30日 掲載)

創成科学研究科電気電子情報系専攻の川本郁也さんが計測自動制御学会中国支部奨励賞を受賞しました_1

大学院創成科学研究科電気電子情報系専攻博士前期課程1年の川本郁也さんが,2018年度計測自動制御学会中国支部奨励賞を受賞しました。

この賞は2018年12月1日(土)に県立広島大学で開催された第27回計測自動制御学会中国支部学術講演会における講演の中で,計測自動制御学会が関与する科学技術および産業の分野において,学問技術の発展に将来貢献するところが大きいと期待される成果を挙げた者を表彰するものです。

対象となった講演は「非線形要素をもつ制御対象の応答予測に関する研究(川本郁也・山本克也・若佐裕治)」です。この研究において,制御システムの応答調整の作業負担を軽減することを目的として,人工知能技術を利用した応答予測手法を提案しました。

受賞に対して川本さんは,「今回の受賞を励みに,さらなる成果を出せるよう研究に取り組みたいです。」と今後の意気込みを述べています。

「NASA スペースアップスチャレンジ」のグローバルファイナリスト(トップ25)に日本で唯一、山口大学チームの作品が選ばれました
(2019年1月18日 掲載)

「NASA スペースアップスチャレンジ」のグローバルファイナリスト(トップ25)に日本で唯一、山口大学チームの作品が選ばれました_1

「NASA スペースアップスチャレンジ」は、NASA(米航空宇宙局)やJAXA(宇宙航空研究開発機構)などが公開している宇宙関連のオープンデータを使い、アプリやプロダクトを開発する世界同時開催のイベントで、10月20日、21日の2日間、東京など日本の6会場を含む世界約200以上の都市で開催されました。参加者はNASAが出題した「世界に今必要なものは」など6つのジャンルの20の課題に対して、今年は18,000人を超える参加者による1,400弱のプロダクトが作成されました。日本では、宇部市でもSpace Apps宇部事務局と宇部市宇宙教育推進協議会の共催、宇部天文同好会の後援で本イベントが開催されました。

この度、本イベントに参加した山口大学大学院創成科学研究科宇宙利用工学研究室学術研究員の君嶋里美さんと大学院創成科学研究科工学系学域博士後期課程在籍の留学生カティア バイブハブさんのチームがグローバルファイナリスト(トップ25)に決定したことをNASAが発表しました。日本では唯一のチームです。

データのベスト・ユーズ部門に出展された作品「People Visualizer(地球観測データとオープンソースデータを用いた目に見えない人口層の可視化)」は、地球観測衛星データとオープンデータを用いることで難民情報を把握し、移動軌跡の抽出、また居住・移動に伴う周辺環境への影響についてモニタリングを可能とするものです。地球観測衛星データを難民人道的支援や管理・保全の促進という社会的課題での利用につなげようとした点が評価されました。

山口大学は、宇部市宇宙教育推進協議会と連携し、人工衛星データの利用や研究に関するセミナー等の宇宙を素材とした教育を推進し、科学技術に一層の興味を持つ児童生徒や、将来のイノベーション人材の育成を推進しています。4つの衛星データ受信基地局が集積する山口県は宇宙産業を興すための活動や宇宙関連教育が盛んで、2017年2月に「JAXA西日本衛星防災利用研究センター」が設置された宇部市でも様々な取り組みが行われています。山口大学は応用衛星リモートセンシング研究センターを中心に最先端の研究と人材育成の両面から取り組みを進めています。

NASA Space Apps Challengeのページ:
https://2018.spaceappschallenge.org/awards/global-finalists
(海外の外部サイトへ)

創成科学研究科化学系専攻の池田耕一郎さんが化学工学会中国四国支部・関西支部合同徳島大会において優秀発表賞を受賞しました
(2019年1月15日 掲載)

創成科学研究科化学系専攻の池田耕一郎さんが化学工学会中国四国支部・関西支部合同徳島大会において優秀発表賞を受賞しました_1 創成科学研究科化学系専攻の池田耕一郎さんが化学工学会中国四国支部・関西支部合同徳島大会において優秀発表賞を受賞しました_2

2018年12月8日(土曜日)に行われた化学工学会中国四国支部・関西支部合同徳島大会において、創成科学研究科化学系専攻 博士前期課程1年の池田耕一郎さん(指導教員:吉本則子准教授、山本修一教授)が、優秀発表賞を受賞しました。

受賞の対象となった発表題目及び概要等は次のとおりです。

発表題目:タンパク質-低分子複合体のイオン交換クロマトグラフィーにおける溶出挙動

概要:次世代型医薬品として期待されている薬物-タンパク質複合体を開発する際に必要となるクロマトグラフィー分離手法の確立を目指して日々研究に取り組んでおり、今回の受賞した講演では、モデル薬物を修飾したタンパク質がイオン交換クロマトグラフィーにどのように保持されるのかを数学的モデルを用いた解析結果に基づき説明できることを報告しました。

創成科学研究科の西形孝司准教授が「Thieme Chemistry Journals Award 2019」を受賞しました
(2019年1月11日 掲載)

創成科学研究科の西形孝司准教授が「Thieme Chemistry Journals Award 2019」を受賞しました_1 創成科学研究科の西形孝司准教授が「Thieme Chemistry Journals Award 2019」を受賞しました_2

大学院創成科学研究科工学系学域応用化学分野(生命分子インターネットワークセンター所属)の西形孝司准教授が、Thieme Chemistry Journals Award 2019 を受賞しました。本賞は、Thieme 社が発行している 科学論文誌「Synthesis, Synlett, Synfacts」の 編集者(主要大学教授陣)により審査が行われ、世界中の若手科学者の中から特に優れた業績を持つ者に授与される国際賞です。

今回の受賞は、西形准教授のグループが20年近く取り組んできた金属触媒による新たな反応原理に立脚した革新的有機合成手法が高く評価されたものです。金属周りで形成される特殊な反応場は、従来では実現が困難な選択性や効率で分子を変換することができます。これまでに、パラジウムによる「カチオン性金属反応場」、金属クラスターによる「配位不飽和金属反応場」、金属ナノ粒子の「金属表面反応場」、そして、一価銅による「金属近傍ラジカル反応場」と多数の反応場を創出・発見し、これにより効率的な合成が実現した分子は数百に上ります。

本受賞に対して西形准教授は、「今回の受賞は、分子変換手法開発に大きなブレークスル-をもたらしたことが評価されたことは間違いないですが、それを一緒に実現してくれた学生や先生方も含めたチームとしての成果であると確信しております。新たな挑戦に積極的に取り組み、そして、苦楽を共に頑張ってくれた学生たちに感謝するとともに、今後も優れた反応原理の創出のために精進していきたいと思います。」と述べています。

創成科学研究科電気電子情報系専攻の出口昂樹さんが第23回(2018年度)応用物理学会中国四国支部学術講演会発表奨励賞を受賞
(2019年1月 7日 掲載)

創成科学研究科電気電子情報系専攻の出口昂樹さんが第23回(2018年度)応用物理学会中国四国支部学術講演会発表奨励賞を受賞_1

2018年度応用物理・物理系学会中国四国支部合同学術講演会(2018年8月4日(土曜日)、会場:広島大学)において優秀な講演を行ったとして、創成科学研究科電気電子情報系専攻博士前期課程2年の出口昂樹さんが、第23回(2018年度)応用物理学会中国四国支部学術講演会発表奨励賞を受賞しました。

この賞は、応用物理学会中国四国支部が支部学術講演会において応用物理学の発展に貢献しうる優秀な講演を行った若手会員に対し、その功績をたたえることを目的として授与されるものです。今回、受賞対象となった発表題目は「強磁性体/グアニン結晶ハイブリッド膜の作製と磁場制御」です。この講演では、バイオリフレクターとして注目されているグアニン結晶(※)を強磁性薄膜とハイブリッド化することで小さな外部磁界で結晶の向きを制御することを目指したものであり、従来の反磁性の磁化率異方性を利用した方法に比べ、1/100程度の極めて小さな磁界で制御できることを実証し、デバイス化への有効性を示しました。

受賞に対して出口さんは、「このような賞を頂けてとても嬉しく思います。ご指導、ご協力いただいた皆様に心から感謝申し上げます」と述べています。

※グアニン結晶:魚をキラキラさせる原因である非常に小さい鏡のこと