2019年のトピックス

トピックス一覧

知の広場(国際化対応)で工学部社会建設工学科卒業生の篠田龍一氏による講演会を開催しました
(2019年12月10日 掲載)

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2019年11月13日(水)、吉田キャンパス共通教育棟31番教室にて、工学部1年生が受講する講義「知の広場(国際化対応)」で昨年度に引き続き工学部社会建設工学科の卒業生である中国電力株式会社の篠田龍一氏による講演会を開催しました。

この講演会は、グローバル技術者の育成の一環として開催され、海外での仕事の経験を持つ卒業生を講師としてお招きしています。篠田氏は、9年間で55回、東南アジア地域に渡航し、主に、電力施設の施工監理支援、コンサルティング、人材育成、投資可能性調査(リスクマネジメント)などを経験されています。講演では、篠田氏が従事した海外業務、会社での工学部の卒業者のキャリアパス、海外業務を通して感じたこと、学生時代を振り返ってなどをお話しいただきました。篠田氏の海外での仕事は、自身が持つ専門性を生かし日本国内と同様のクオリティを確保しながら電力に係る技術業務を海外で実施することでした。海外業務では国内では得られないような大規模な事業に携われることで達成感があること、またそのために、自分のやるべきことを自覚し、粘り強く取り組むという前向きな思考を持つことが、大事だということを述べられました。

最後に、「もし学生時代に戻れたら何をしますか。」という質問に、「海外研修だけでなく、海外の人との交流や生活体験、青年海外協力隊のようなボランティア活動など知らない世界に飛び込むチャレンジをもっとしておけばよかった。異文化体験をすることで、もう少し早くに海外での仕事に馴染むことができたのではないか。」と答えられました。

大学院創成科学研究科機械工学系専攻高田一馬さんが、第28回日本エネルギー学会大会・ポスター発表賞を受賞しました
(2019年11月27日 掲載)

大学院創成科学研究科博士前期課程機械工学系専攻2年(機械エネルギー制御工学研究室)の高田一馬さんが、2019年8月8日に関西大学(大阪府)で開催された第28回 日本エネルギー学会大会において、ポスター発表賞を受賞しました。同賞は、35 歳以下の発表者に対し3名を選定して授与するもので、今回31件の応募がありました。

対象となったポスター発表は「竹粉の燃焼における灰分の物質移動に関する研究 」 (著者:高田一馬、梅原直、田之上健一郎)です。本研究は、竹を燃料資源として用いた場合、トラブルの原因となるクリンカーの生成メカニズムについて、竹粉の燃焼実験、灰の温度、灰の付着量、酸化物組成計測ならびに化学平衡計算により調査を行い、燃焼温度を変化させることにより、クリンカーの原因物質である酸化物組成や結晶構造が大きく変化することを論じました。この原因を究明することは、未利用バイオマス資源のひとつである竹をトラブル無く安定に燃焼させる上で重要な鍵となります。

受賞に対して高田さんは「今後もこの受賞を糧にして、クリンカー生成メカニズムを解明し、さらに低減させる手法に関する研究開発に励んでいきたいです」と喜びの言葉を述べています。

大学院創成科学研究科機械工学系専攻高田一馬さんが、第28回日本エネルギー学会大会・ポスター発表賞を受賞しました_1

清水則一教授が国際科学・技術・ヒューマニティ会議で基調講演及びリモートセンシング・海洋問題に関する国際シンポジウムで衛星リモートセンシングのトレーニングコースを実施しました
(2019年11月26日 掲載)

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11月14日(木)及び15日(金)、バリ(インドネシア)において国際科学・技術・ヒューマニティ会議ICoSTH BALI2019(ウダヤナ大学主催、山口大学後援))が開催されました。本会議はウダヤナ大学が昨年から開催している文理融合の国際会議で、900名の参加者があり、3題の基調講演、8題の招待講演、353題の研究発表がありました。

本会議で、創成科学研究科社会建設工学分野の清水教授が基調講演を行いました。講演では、防災・環境問題に対する先端宇宙技術の応用研究の社会的重要性が述べられ、宇宙技術、特に合成開口レーダー(SAR)を用いたインドネシアにおける防災・環境課題の具体事例(スマラン市、ジャカルタ市、デンパサール市の地盤沈下、アグン火山活動)への取り組みが紹介されました。講演終了後、質疑応答が30分以上途切れることなく続き、同国での関心の高さが示されました。特に、現時点ではまだ一般に知られていないバリ島デンパサールの地盤沈下の現状を衛星レーダーによって検出し、近年、当該地域で多発する洪水との関係が示唆されたことには大きな反響があり、具体的な対策の提言が求められました。

また、清水教授の研究グループの学術研究員であるプトゥ・エディ・ヤスティカ博士及び本学理工学研究科博士後期課程のイ・ニョマン・スディ・パルワタさんが一般研究発表に参加し、ウダヤナ大学、インドネシア地理情報庁、バンドン工科大学らとの国際共同研究の成果を発表しました。

同日程で、リモートセンシング・海洋問題に関する国際シンポジウムが開催され、シンポジウムに先立ち、「衛星リモートセンシングに関するトレーニングコース」が実施され、インドネシア国内の多くの大学、研究機関から約40名が参加しました。清水教授は合成開口レーダーのデータ解析と洪水地域の検出及び地震時の変位検出に関するトレーニングを担当しました。本学メディア基盤センターの江口助教も、SARデータに基づく地すべり発生個所の検出に関して講義しました。

清水教授は本学とウダヤナ大学との重点連携大学事業(2017-2019年)を推進しており、このたびの講演、発表、講習はその事業の一環として実施したと同時に、昨年、両大学で締結した研究交流協定の具体的な成果としても評価されました。

また、ウダヤナ大学リモートセンシング研究センター長の大澤先生には、重点連携事業と研究交流に関して日ごろから多大な協力とご支援をいただいています。ここに記して感謝いたします。

応用化学科主催のホームカミングデーにおける卒業生講演会を開催
(2019年11月25日 掲載)

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2019年11月15日(金)「山口大学から世界に飛び立とう」(グローバル化時代を迎えて)と題して、昭和54年3月に山口大学工学部工業工学科を卒業された藤井昭典氏を講師に迎えて応用化学科主催で卒業生講演会を開催しました。

藤井昭則氏は昭和54年3月に工業化学科を卒業後、石油会社である出光興産㈱に入社され国内に9年、海外に30年間(このうち、UAE、サウジアラビア、香港、インドネシア、シンガポールの5カ国に21年間駐在、その後、アフリカを中心に新規潤滑油ビジネス開拓を担当)勤務されました。平成30 年3月に退職し、現在は、10年間にわたって駐在したインドネシアにおける現地企業のビジネスコンサルタントとしてご活動中です。

講演は、ファーストペンギンの話から始まり、ペンギンのぬいぐるみとペンギン柄の傘を使っての熱演でした。氷上のペンギンの集団で、最初に海に飛び込んで餌を求めるペンギンは、リスクもあるが餌も得られる。リスクを冒さないペンギンは結局飢え死にすることになる。エジソンも失敗した数だけ賢明になると言っている。リスクを取って未知の世界へ飛び込むことが大事だと、70分の講演の中でわかりやすく説明されました。また、日本にいると世界の状況がわからない、海外に出て初めて日本のこともわかるし世界の動向も理解できると力説されるなど大変貴重な講演内容でした。

4年生と修士課程の学生合わせて27名、工学部の卒業生1名、教員1名の計29名が参加して行われ、質疑の後、学生から感想文を藤井氏にお渡ししました。

創成科学研究科の三上真人教授が、日本マイクログラビティ応用学会論文賞を受賞しました
(2019年11月19日 掲載)

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 創成科学研究科工学系学域機械工学分野の三上真人教授が、日本マイクログラビティ応用学会論文賞を受賞し、2019年10月24日に行われた授賞式において表彰されました。本賞は過去5年間にInternational Journal of Microgravity Science and Applicationに掲載された論文の中で「日本の微小重力(マイクログラビティ)利用研究にとって重要なマイルストーンとなる論文」「世界的にも誇れる微小重力分野での研究成果を含む論文」「微小重力分野以外でも優れた研究成果を含む論文」の評価項目について審査され、高く評価された論文に贈られる賞です。受賞論文は、国際宇宙ステーションの日本実験棟「きぼう」において初めての燃焼実験として実施された「Group Combustion」実験の成果を最初に発表した原著論文です。本論文は、1950年代に始められた微小重力場での液滴燃焼とその応用先である噴霧燃焼とをパーコレーション理論を援用して繋ぐための研究であり、微小重力場において液滴群の燃え広がりを観察した世界初の実験の成果を示しました。そのため、微小重力場での燃焼研究において重要なマイルストーン論文として高く評価されました。

受賞に対して三上教授は、「微小重力場での燃焼研究を開始してちょうど30年目の年に、日本マイクログラビティ応用学会からこのような栄誉ある賞をいただくことができ、大変光栄に存じます。受賞論文の共著者以外にも多くの方々にお世話になりました。この場を借りて感謝申し上げます。今回の宇宙実験により予期せぬ特異な燃焼現象が見つかりましたが、その機構を解明すべく、二度目の宇宙実験「Group Combustion-2」を関係者と検討しております。お楽しみに。」と喜びの言葉と抱負を述べています。

受賞論文:
Generation of a Large-Scale n-Decane-Droplet Cloud Considering Droplet Pre-Vaporization in "Group Combustion" Experiments aboard Kibo/ISS
M. MIKAMI, H. NOMURA, Y. SUGANUMA, M. KIKUCHI, T. SUZUKI and M. NOKURA
Int. J. Microgravity Sci. Appl. 35(2) 2018 P350202

清水則一教授がボスニア・ヘルツェゴビナ国地盤工学会から名誉会員の称号を授与されました
(2019年11月15日 掲載)

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10月23日(水)から25日(金)にサラエボ市(ボスニア・ヘルツェゴビナ国)で開催された「第4回アドリア海-バルカン地域における地すべりに関するシンポジウム、および、第9回地盤工学専門家会議」において、創成科学研究科工学系学域社会建設工学分野の清水教授が同国地盤工学会から名誉会員の称号を授与されました。

清水教授は国際岩の力学会副総裁として2016年に同学会で招待講演を行って以来、同国の岩の力学や地盤工学の活動を支援し、また、同国トゥズラ(Tuzla)市の地下岩塩採取による広域的な大規模地盤沈下の監視に関して、トゥズラ大学のサビッド・ゼカン教授らと共同研究を実施し、多数の国際共著論文を発表してきました。そのような貢献が高く評価され、このたびの名誉会員授与となりました。

授与式では、マト・ウルヤレビッチ会長(バンニャ・ルカ大学教授)から記念のプレートと名誉会員証書が贈られました。授与式後、清水教授の共同研究を中心とした「宇宙技術を用いた地すべりの安全監視とバルカン地域との共同研究」と題する記念講演を行いました。

シンポジウム後、サラエボ市から約100㎞離れたトゥズラ市を訪問しました。同市では、古くから地下の岩塩層から塩水を汲み出し、塩を生産し、化学工業材料として利用してきました。その一方で、塩水採取によって数メートルの地盤沈下が広域的に生じ、市中心街を含む多くの建物、家屋などが被害を受け、市の環境が大きく変化しました。清水教授は、同市から地盤沈下の安全監視の協力依頼を受け、人工衛星に搭載された合成開口レーダを利用して広域的に観測を続けています。

トゥズラ市への訪問は2回目で、再会したヤスミン・イマボビッチ市長から、引き続き地盤沈下の安全監視の協力要請を受けました。訪問中には、地盤沈下に関する現地調査、県および市の技術者、地元エンジニア並びに大学教授らと意見交換、トゥズラ大学において特別講義を行いました。また、この度の訪問について地元メディアにも大きく取り上げられました。

トゥズラ市周辺では地滑り災害も多発しており、シンポジウムに参加された丸井英夫新潟大学名誉教授をはじめとする地すべり研究グループとともに、周辺の地すべり地を視察しました。

本年12月には地盤沈下の共同研究を実施している同国の若い教員が、3か月の期間、清水研究室で研究する予定です。

国際共同研究体制の強化と国際貢献について、今後益々の進展が期待されます。

大学院創成科学研究科機械工学系専攻の青戸亮太さんが、JSPRS Awardを受賞しました
(2019年11月12日 掲載)

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創成科学研究科機械工学系専攻2年(計測情報工学研究室)の青戸亮太さんが、2019年10月に韓国・大田広域市で開催された第40回アジアリモートセンシング会議(40th Asian Conference on Remote Sensing, ACRS)において、JSPRS Awardを受賞しました。
同賞は、35歳以下の5名の発表者に対し、JSPRS(日本写真測量学会)がACRS審査委員会と共に選定して授与する名誉ある賞です。今回、日本からは青戸さん、1名が受賞しました。

対象となった口頭発表は"Observation of surface subsidence by interferometric SAR time series analysis in Chiba Prefecture" (著者:青戸亮太、今岡啓治、新銀秀徳、小河原加久治)です。本研究は、人工衛星搭載合成開口レーダ(SAR)のデータを用いた干渉SAR処理により、千葉県における地盤沈下の計測を行ったものです。計測精度を水準測量のデータと比較し検証するとともに、GPSなどの全球測位衛星システムのデータを用いた補正の効果を論じたもので、干渉SAR処理技術は地震による地殻変動やダムなどのインフラ監視への利用が始まっており、精度向上に関する研究は利用促進の重要な鍵となります。

受賞に対して青戸さんは、「今後もこの受賞を糧にして、衛星データ解析による地表変観測技術研究開発に励んでいきたいです」と喜びの言葉を述べています。

創成科学研究科建設環境系専攻の山口皓平さんが令和元年度水工学論文奨励賞を受賞しました
(2019年11月 8日 掲載)

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創成科学研究科建設環境系専攻の山口皓平さん(赤松研究室)が、令和元年度土木学会水工学委員会水工学論文奨励賞を受賞し、11月4日に開催された第64回水工学講演会で表彰されました。水工学論文奨励賞は、主たる著者として水工学論文集に掲載された論文が、独創性と発展性に優れ、水工学の発展に対し大きな貢献をなし得ると判断された成果であって、かつ、水工学講演会での発表が明快で要領を得たものであった将来性を有する若手研究者に対して授与されるものです。

論文題目は「河川における環境DNA含有物質の動態に関する基礎的研究」であり、共著者は山口大学の赤松良久准教授、福岡工業大学の乾隆帝准教授、山口大学大学院創成科学研究科博士後期課程の河野誉仁さん、日本工営㈱の後藤益滋氏(山口大学大学院創成科学研究科流域環境学講座・共同研究員)、九州大学の栗田喜久助教です。本論文では、近年注目を集めている環境DNA(水・土壌・空気中に存在する生物由来の微量なDNA)について、河川中の環境DNA含有物質の動態を現地実験とそれを再現するシミュレーションによって明らかにしています。環境DNAを含む物質の動態については未解明な部分が多いですが、水理学的な検討によりその動態を解明したことが高く評価されました。なお、山口大学では2018年7月に環境DNA研究センターが設置されており、本研究はセンターメンバーによる協働の研究成果です。

受賞した山口皓平さんは「当研究は共著者の皆様や研究室のメンバーのお力添えによるものが大きく、研究室全体としての功績であり、このような名誉ある賞を受賞したことを大変嬉しく思います。今後も研究活動に精進してまいります。」と述べています。

参考:環境DNA研究センターホームページ

   http://cedna.kenkyu.yamaguchi-u.ac.jp/index.html

「第20回WakuWakuフェスタin 上宇部」に参加しました
(2019年10月28日 掲載)

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10月19日(土)、宇部市立上宇部小学校(児童数:641名)の全校行事「第20回WakuWakuフェスタ in 上宇部」に参加しました。この行事は、近隣機関・団体・PTA等による15のブースが校内に設置され各ブースで子ども達を楽しませる年1回のお祭りです。当日は、児童と保護者がお目当てのブースを自由に巡り賑わっていました。

工学部からは、職員2名、大学院生1名が参加し、今回も科学体験コーナー「おもしろ科学実験」を出展しました。この活動は、産学公民連携により次世代理系人材の裾野拡大を目指す「長州科楽維新プロジェクト」の出前科学教室の事業の一環で実施したもので、校区コミュニティの一員として平成25年以来7回目の参加となります。今年のテーマは、紫外線で発色するビースを使ったアクセサリーの工作です。当日は上宇部中学校の生徒8名がサポーターとして工作指導に加わり、90分間で338名の児童が熱心に工作に取り組みました。ブースの周辺では、完成したストラップに太陽光を当て、発色する変化に終始歓声があがっていました。

創成科学研究科電気電子情報系専攻のMohd Hafizuddin Bin Kamilinさんが国際会議IEEE GCCE 2019でGCCE 2019 Excellent Poster Award Silver Prizeを受賞しました
(2019年10月25日 掲載)

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2019年10月15日(火)~18日(金)に千里ライフサイエンスセンターで開催された2019 IEEE The 8th Global Conference on Consumer Electronics (GCCE 2019)において、創成科学研究科電気電子情報系専攻博士前期課程1年のMohd Hafizuddin Bin KamilinさんがGCCE 2019 Excellent Poster Award Silver Prizeを受賞しました。

この賞は、GCCE 2019において優秀なポスター発表を行った著者に贈られます。対象となった論文は「An Auto-Scheduling Framework for the Internet of Things Based on Process and Optimizer Module」(著者:Mohd Hafizuddin Bin Kamilin, Mohd Anuaruddin Bin Ahmadon and Shingo Yamaguchi)です。「Design Once, Provide Anywhere(一度設計したら、どこでも使える)」というコンセプトに基づき、IoTアプリケーションを設計図から装置や環境に合わせて自動生成する手法を提案しました。

受賞に対してMohd Hafizuddin Bin Kamilinさんは、「今回の受賞を励みにして、AIとIoTを組み合わせた新しいシステムとその開発法について研究を進めていきたいと思います。」と感想を述べています。

山口大学が令和元年度産業標準化表彰(経済産業大臣表彰)を受賞しました
(2019年10月23日 掲載)

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山口大学が「令和元年度産業標準化表彰(経済産業大臣表彰)」を受賞し、10月8日に開催された経済産業省主催の表彰式において表彰されました。

同賞は、標準化活動や適合性評価活動などに関与し、国際標準化・産業標準化に顕著な功績のあった個人または組織が対象となります。

本学は、次の二つの活動が評価され組織表彰を受けました。ひとつは、創成科学研究科循環環境工学分野の佐伯隆教授が新市場創造型標準化制度を活用したJIS B 8702(静的流体混合装置の混合性能測定方法)の制定において、テーマ発掘から原案作成委員会の委員長を務め推進に寄与したことが評価されましたもうひとつは、文部科学省・経済産業省の標準化人材教育育成プログラムの3拠点大学の一つとして、若手教員が積極的に周辺大学を巻き込んで国際標準化人材等の教育を行っていることが評価されました。

都内のホテルで開催された表彰式には、松本洋平経済産業副大臣が出席し、受賞者に表彰状を渡されました。大学を代表して表彰状を受け取った佐伯教授は、「山口大学が知財教育を熱心に進めていることは広く知られており、今後、さらに標準化の実績を積み、社会に貢献できる大学となるため精進していきたいと思います」と語っています。


こちらの記事もあわせてご覧ください。

創成科学研究科の佐伯 隆教授が企業との共同研究の成果をもとに作成した『静的流体混合装置の混合性能評価方法』が日本工業規格(JIS)として制定(官報公示)されました

http://www.eng.yamaguchi-u.ac.jp/topic/2018/t201809132.html

創成科学研究科の鈴木素之教授が令和元年度河川基金研究成果発表会(主催:河川財団)において優秀成果賞を受賞しました
(2019年10月10日 掲載)

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創成科学研究科工学系学域の鈴木素之教授が、2019年8月6日の令和元年度河川基金研究成果発表会(主催:河川財団)において優秀成果賞を受賞しました。

この賞は、昨年度の河川基金研究助成事業によって実施した研究のなかから、得られた成果が極めて優秀で他の模範となる研究に対して表彰されたものです。この度受賞した研究は、「佐波川沿いの近年の土砂・水災害発生個所と遺跡分析の位置関係からみた旧集落立地選定条件と先人の防災意識」で主な研究成果として「昔の人もまた、生活の利便性などを優先させて、谷の出口周辺や河川沿いで暮らしを営んでいた」ことが分かりました。

鈴木教授は「自然現象に対する安全意識は今も昔もそれほど変わらなかったのではないか」と推測しています。

今後のさらなる研究の進展が期待されます。

創成科学研究科応用化学分野の西形准教授が日本化学会欧文雑誌論文賞(BCSJ賞)を受賞しました~カチオン種とラジカル種の交互反応を利用~
(2019年10月 7日 掲載)

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創成科学研究科工学系学域応用化学分野の西形孝司准教授らが銅触媒存在下、複数の基質からラジカル種とカチオン種を交互に発生させ、それらを順序良く反応させることに成功しました。さらに、この研究成果が『 Bullentin of the Chemical Society of Japan 』に掲載され、日本化学会欧文雑誌論文賞(BCSJ賞)を受賞しました。

複雑な脂肪族分子は、医薬・天然物分子に含まれる重要な化合物です。しかしながら、炭素官能基を狙った位置で反応させることは非常に困難でした。今回、西形准教授らが成功した上記の技術により、非常に複雑な脂肪族分子を一回の反応で得ることが実現しました。この技術は今後、新規の脂肪族分子合成法として様々な分野への応用が期待されます。

Radical and Cation Crossover Reaction System Enables Synthesis of Complex Aliphatic Chains Possessing Functionalize Quaternary Carbons

Y. Murata, T. Shimada, T. Nishikata*,

Bullentin of the Chemical Society of Japan, 2019, 92, 1419-1429. (IF=4.431)

創成科学研究科 藤田悠介准教授らが2019年度土木情報学論文賞を受賞しました
(2019年10月 4日 掲載)

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創成科学研究科工学系学域の藤田悠介准教授、秋田大学大学院理工学研究科の田口岳志助教、創成科学研究科工学系学域の浜本義彦教授が、2019年度土木情報学論文賞を受賞し、9月26日(木)から27日(金)に開催された第44回土木情報学シンポジウムで表彰されました。

この賞は、前年の土木学会論文集F3(土木情報学)に発表した論文の中で、独創的な業績を挙げ、土木情報学における学術・技術の進歩、発展に顕著な貢献をなしたものと認められた論文に対して授与され、本年度は2件の論文が選出されました。

藤田准教授らの受賞論文の題目は「コンクリート構造物の外観検査のための画像合成および半自動ひび割れ評価」(土木学会論文集F3(土木情報学)Vol.74(2018)No.1に掲載)です。論文では、コンクリート表面のひび割れ評価のために、従来の画像処理法に人の認識を組み合わせることにより、処理精度の向上と撮影の省力化を可能とする半自動システムを提案しており、その有効性が示されたことが評価されました。

受賞した藤田准教授は、「近年、AIを活用した研究が盛んに行われていますが、学習のための膨大なデータを必要とすることが実用上の課題です。私たちの研究では、機械学習に従来の画像処理技術や人の知見をうまく取り入れることにより小規模のデータで実用できる方式を開発しています。様々な分野で応用できる技術を構築していきたいです。」と意気込みを語っており、今後の研究の発展が期待されます。

山口大学グローカル環境・防災学研究会主催シンポジウム「建設分野におけるUAV活用の最前線」を開催しました
(2019年10月 1日 掲載)

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2019年9月24日(火)に山口大学工学部において、山口大学グローカル環境・防災学研究会主催シンポジウム「建設分野におけるUAV活用の最前線」が開催されました。シンポジウムでは研究者2名、関連企業3社から建設分野におけるUAV(小型無人機)を用いた測量、災害調査、環境モニタリングについて講演を頂きました。シンポジウムには公官庁、民間企業、一般の方々、大学から100名の参加があり、積極的な質疑が飛び交う大変有意義な意見交換の場となりました。また、会場の入口でドローン展示を行い、沢山の方々に見学して頂きました。


【講演内容】

1)開会挨拶

山口大学大学院創成科学研究科・准教授(グローカル環境・防災学研究会代表)赤松 良久

2)「UAV写真測量技術の現状と注意点」

山口大学大学院創成科学研究科・准教授;宇宙航空研究開発機構(JAXA) 研究開発員 神野 有生

3) 「UAVを用いた効率的な河道・樹木管理, ダム貯水池地形計測への応用」

高知工業高等専門学校ソーシャルデザイン工学科・准教授 岡田 将治

4)「UAVレーザ/グリーンレーザ計測の実例とその活用」

ルーチェサーチ株式会社 代表取締役 渡辺 豊

5)「UAV用いた3次元計測の事例報告」

復建調査設計株式会社 空間情報部情報技術課 前田 憲治

6)「空撮によるアサリ生息適地推定」

日本ミクニヤ㈱リスクコンサルティング事業本部 技術部長 市村 康

7)閉会の挨拶

株式会社宇部セントラルコンサルタント 代表取締役社長 植田 敏史


グローカル環境・防災学研究会HP:http://glocal.civil.yamaguchi-u.ac.jp

「第2回山口大学・環境DNA研究センターシンポジウム~環境DNA研究の最前線と企業の取り組み~」を開催しました
(2019年9月24日 掲載)

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2019 年9月 17 日(火)に国際ホテル宇部 において,第2回山口大学・環境DNA研究センターシンポジウム~環境DNA研究の最前線と企業の取り組み~が開催されました(主催:環境DNA研究センター,共催:グローカル環境・防災学研究会,後援:環境DNA学会,土木学会中国支部)。シンポジウムでは環境DNA研究の第一人者である宮正樹氏(千葉県立中央博物館 生態・環境研究部長)をお招きし特別講演をいただいたことに加え,2名の研究者,関連企業3社が取り組みや今後への期待について講演を行いました。シンポジウムには官公庁,民間企業,一般の方々,大学から110名が参加し,引き続き行われた懇親会にも50名の参加がありました。参加された方々は環境DNA研究に深い関心を持たれており,積極的な質疑が飛び交い,大変有意義な場となりました。また,報道機関の取材もあり,本センターへの期待の高さがうかがわれました。
翌日にはエクスカーションを行い,環境DNA研究センターの分析施設を見学していただき,大変ご好評をいただきました。


【講演内容】

1) 開会挨拶 

 山口大学大学院創成科学研究科・准教授(環境DNA 研究センター長) 赤松 良久

2)「環境DNAメタバーコーディングが可能にした魚類群集構造の時空間動態モニタリング:データ駆動型の新たなアプローチ」

 千葉県立中央博物館・生態・環境研究部長  宮 正樹

3)「環境DNAを用いた山陰地域の汽水湖における生物モニタリング調査の最前線」

 島根大学 学術研究院 農生命科学系・助教 高原 輝彦

4)「環境DNAメタバーコーディングで紐解く淡水魚類相と土地利用の関係性〜実践研究の事例紹介〜」

 山口大学大学院創成科学研究科・特命助教 中尾 遼平

5)「持ち運びのできるリアルタイムPCR装置―様々な環境モニタリングへの応用―」

 日本板硝子株式会社 ビジネスイノベーションセンター ライフサイエンス商品部 部長 川口 磨

6)「海藻場のモニタリングを対象とした環境DNA活用に向けた取り組み」

 大成建設株式会社 技術センター 社会基盤技術研究部 高山百合子

7)「環境DNA分析技術を用いた環境調査事例:いであ(株)の取り組み」

 いであ株式会社 環境創造研究所 遺伝子解析室  中村匡聡

8) 閉会挨拶  

 山口大学・学長 岡 正朗


環境DNA研究センターHP:http://cedna.kenkyu.yamaguchi-u.ac.jp/

夏休み恒例の科学体験イベント「おもしろ科学教室」を実施しました
(2019年9月17日 掲載)

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山口大学では,次世代理系人材育成を目的とした山口県との連携事業「やまぐち燦めきサイエンス事業」の一環で,小・中学校の夏休み期間中に地域の施設や団体を訪問して科学教室を実施しています。今年度は県内の25の施設を訪問し,児童・生徒や保護者ら約970名を対象に体験型の教室を実施しました。今季も工学部の岡田秀希技術専門職員らが講師を務め,各会場の参加者層に応じたテーマを設定し,関連するユニークな科学体験を提供しました。

公民館では,「楽器と音のふしぎ」をテーマに,目には見えない音の正体と身近な楽器の発音のしくみを学ぶ教室を開催しました。横波と縦波の伝搬の違いの観察や,定常な音波の腹と節を可視化する実験など,ほとんどの実験を子どもたちの手を借りて一緒に進めています。また,打楽器と管楽器が発する音程も,実際に見て触って聞いて確かめました。最後に,太いストローを使った楽器の工作に親子協力して取り組みました。

学童保育の教室では,「自由研究のヒント いろいろ」と題して,普段テレビでしか見る機会がない機材を使い,子どもたちの関心の高い様々な分野や題材の実験を行いました。熱画像(サーモグラフィ),物体の固有振動,液状化現象,光の反射と屈折,ドローンのしくみ を題材に,子どもたち全員が見て触って体験しました。また、家に持ち帰って実験するための器具の工作も行いました。

昨年度実施した教室では,当日のテーマを家に持ち帰り、自由研究としてさらに取り組んだ児童が,市の児童科学作品展で入賞した事例もあり,夏休み期間の学習活動の動機づけとしての期待も寄せられています。

①公民館・児童館②学童保育
7/30 下関市王喜公民館(20名)
8/1   下関市清末公民館(21名)
8/2   下関市長府公民館(40名)
8/9   下関市吉田公民館(33名)
        下関市小月公民館(23名)
8/10 山口県児童センター(19名)
8/17 下関市勝山公民館(7名)
8/24 下関市川中公民館(29名)
7/24 下関市王喜児童クラブ(41名)
        下関市安岡児童クラブ(72名)
7/26 下関市一の宮児童クラブ(60名)
        下関市小月児童クラブ(38名)
7/30 下関市垢田児童クラブ(36名)
8/1   下関市本村児童クラブ(30名)
8/6   下関市生野児童クラブ(34名)
        下関市向井児童クラブ(31名)
8/8   下関市川中西児童クラブ(40名)
        下関市江浦児童クラブ(44名)
8/19 下関市豊浦児童クラブ(83名)
        下関市文関児童クラブ(35名)
8/21 下関市川中児童クラブ(93名)
        下関市養治児童クラブ(30名)
8/28 下関市きくがわ児童クラブ(32名)
        下関市王江児童クラブ(11名)
8/30 宇部市東岐波学童保育クラブ(66名)

大学院創成科学研究科システム・デザイン工学専攻のNur Syafiera Azreen NorodinさんがURSI-JRSM2019の学生論文コンペティションでThe 2nd Prizeを受賞しました
(2019年9月13日 掲載)

大学院創成科学研究科システム・デザイン工学専攻のNur Syafiera Azreen NorodinさんがURSI-JRSM2019の学生論文コンペティションでThe 2nd Prizeを受賞しました-1.jpg

2019年9月5日(木)~6日(金)に,電気通信大学(調布市)で開催されたInternational Union of Radio Science, Japan Radio Science Meeting (国際電波連合日本電波会議:URSI-JRSM2019)内のStudent Paper Competition (学生論文コンペティション:SPC)において創成科学研究科システム・デザイン工学系専攻博士後期課程1年のNur Syafiera Azreen Norodinさんが、The2nd Prizeを受賞しました。


1日目にポスター発表での研究内容や質疑応答により3名の受賞候補者を選考し, 2日目に3名の受賞候補者による口頭発表・質疑応答を行い受賞者が決まります。Nur Syafiera Azreen Norodinさんの研究発表タイトルは,"Performance Improvement of Resonator-Coupled type Wireless Power Transfer System by using Dual-Spiral Resonator with Some Misalignments" (共著,指導教員:堀田昌志)です。研究内容は,当研究室で開発したDual-Spiral共振器を組み入れたワイヤレス電力伝送システムにおいて,送電側と受電側のシステム間に位置や角度ずれが生じて伝送電力効率が低下した場合でも,各部の配置などを適切に調節することで大幅に回復できる事を示したものです。


受賞に際し,Nur Syafiera Azreenさんは,「これまでの研究成果で受賞ができてとてもうれしいです。これからも学会から賞を頂けるように研究に励みたいです。」と喜びの言葉を述べています。

流域環境評価ツール開発の共同研究講座開設
(2019年9月12日 掲載)

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国立大学法人山口大学と日本工営株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:有元 龍一、以下 日本工営)は、流域環境評価ツールとその活用手法の開発を目指して、山口大学に共同研究講座「流域環境学講座(日本工営共同研究講座)」を2019年8月1日から開設いたしました。

本講座は、山口大学、日本工営と共同で、環境DNA、安定同位体、AI、リモートセンシングといった先端技術を利用して、流域(河川、湖沼、沿岸域)における生物・物質の動態を把握し、水域の環境を評価する手法を開発することを目的として開設したものです。

降水が表流水となって集まりつつ流れる範囲全体を意味する「流域」において、河川、湖沼、沿岸域は人体における血管に近い役割を果たしています。したがって、流域という一つの生命集合体の健全性を河川、湖沼、沿岸の水に着目して診断することは、「安全な水とトイレを世界中に」、「気候変動に具体的な対策を」、「海の豊かさを守ろう」、「陸の豊かさを守ろう」というSDGs(持続可能な開発目標、全17項目)の4つの目標を達成することに大きく貢献すると考えられます。

今回、本講座を開設する山口大学の赤松研究室では、これまで流域における水・物質・生物の動態を把握するために、環境DNA、UAV・衛星リモートセンシング、安定同位体比といった様々な新技術を開発・導入してきた実績を有しています。一方で、日本工営ではゲリラ豪雨に代表される気候変動に関する検討や運用面を含めた施設の効果的な活用方法、豊かな自然を再生するための取り組み等、国内外における社会資本整備を通じて、時代の要請に応えてきました。

両者が共同で研究を実施することにより、流域環境学に関わるイノベーションの創出が期待されるとともに、それらを速やかに社会実装することを目指します。

■ 共同研究講座の概要
・設置機関:国立大学法人山口大学
・講座名:流域環境学講座(日本工営共同研究講座)
・開講期間:2019年8月1日~2020年7月31日(1年間)
・担当教員:赤松 良久

ブラビジャヤ大学の来学
(2019年9月12日 掲載)

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9月10日(火)、インドネシアのブラビジャヤ大学からEmma Yuliani講師をはじめ、10名の学生が堤工学部長を表敬訪問しました。

表敬訪問では、科学技術振興機構(JST)のさくらサイエンスプログラム事業による日本の先進的な環境技術(水処理技術・廃棄物処理技術)を学習・体験することが説明され、今回の訪問を契機に交流を深めることが話されました。

創成科学研究科 赤松良久准教授が2018年度工学教育賞を受賞しました
(2019年9月12日 掲載)

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創成科学研究科の赤松良久准教授が,2018年度工学教育賞(論文・論説部門)を受賞し,9月4日(水)に開催された2019年度日本工学教育協会年次大会で表彰されました。

日本工学教育協会では,工学教育ならびに技術者教育等に対する先導的,革新的な試みによって,その発展に多大の影響と貢献を与えた業績を表彰するために,工学教育賞を制定しており,本年度は9件が選出されました。

赤松准教授の受賞題目は「AR(仮想現実)/MR(複合現実)を活用した河川・流域環境の教育ツールの開発」です。河川環境教育のためのコンテンツとして,AR技術と3D模型を用いたコンテンツを開発するとともに,最先端のMR技術を用いた教育ツールを開発し,実教育において成果を上げていることが高く評価されました。

なお,検証実験などは山口県立宇部高等学校のスーパーサイエンスハイスクール(SSH)の授業の一環として行われました。研究で開発された技術が,広く社会で活用できるよう今後の研究の発展が期待されます。

BEPRCの来学
(2019年9月 2日 掲載)

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8月26日(月)にBangladesh Energy & Power Research Council (BEPRC)のMohammad Samsher Ali氏をはじめ5名の方が山口大学工学部を来学され、堤工学部長への表敬訪問が行われました。

表敬訪問では、BEPRCから活動の概要説明があり、このたびの訪問でBEPRCと本学の橋渡しをした社会建設工学分野のMD. AZIZUL MOQSUD准教授を中心に、今後、学生及び研究者の交流を始めとして関係を深めていくことが話されました。

今回の訪問を機会に、今後の国際交流が期待されます。

こども霞が関見学デーに出展しました
(2019年8月26日 掲載)

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8月7日(水)・8日(木)に開催された文部科学省のこども霞が関見学デーに山口大学工学部附属ものづくり創成センターの小柴満美子副センター長を中心として、「未来のこども独立プレー・ラーン・パークをいっしょにつくろう!」を出展しました。

「プレー・ラーン・パーク」とは、自然の中でいろいろな人に協力を得ながら自分の考えと責任で問題と解決を見出す「協創的遊び学ぶ機会」を子どもたちに提供する場です。

当日は次世代の遊び提案例として、多様な自然・活発な生命とITとを結ぶVRやドローン、木や紙のナチュラル素材を共に示したところ、子どもたちがこぞって、どんな遊び場がほしいかを具体的に図画や木工作品に描き出すようになりました。また、作品の多くは、高い木や空・水など空間をより自由に遊ぼうとする、子どもたちの未来への希望を共有している様でした。

ブースは2日間で約700名以上の来場があり、約250もの作品が生み出され、大盛況のうちに幕を閉じました。

創成科学研究科機械工学系専攻の金澤亮さんらがこども環境学会2019年大会で優秀ポスター発表賞を受賞
(2019年8月22日 掲載)

創成科学研究科機械工学系専攻の金澤亮さんらがこども環境学会2019年大会で優秀ポスター発表賞を受賞-1.png

2019年5月19日(日曜日)にこども環境学会2019年大会「こどもにやさしいまちの居場所」が北九州市で行われ、大学院創成科学研究科機械工学系専攻博士前期課程1年の金澤亮さんら(共著者:Kevin Jay Singh、鈴木崚介、花朱迪、陶婷、小柴満美子(山口大学、写真下)、横田澄絵、久保田健夫(聖徳大学)、仙田満(東京工業大学)、谷口新(大妻女子大学)、大豆生田啓友(玉川大学)、渡邊英則(ゆうゆうのもり幼保園)、張山昌論(東北大学))の研究発表「創発性・協働性を促す外遊び中の発話の園児間構造分析が示唆する発達」(写真上:発表風景)が優秀ポスター発表賞に選ばれました。

生活環境が豊かになった現代社会で、こどもが本来、遊びを通して自発的に問題を発見したり創造的に仲間と協働し解決する方法を学んでいた外遊びの機会が失われつつあると言われています。一方で、子どもが外遊びを介してどの様に高次な機能を学習し発達しているのかを、定量診断することは極めて困難です。そこで、人間の高次機能の情報を表現する信号のひとつ、言語に着目し、外遊び中に複数の子どもたちが発した言葉を複数日間記録し単語間の同期性などを構造可視化する共起ネットワーク・イメージングにより、子ども間の関係性や語彙の発達推移などの定量再現的な予測を工学・医学・教育学の学際チームで開発し、山口大学が本報告例を纏めました。

本技術は、山口大学ものづくり創成センターおよび大学研究推進体「情育を考える生涯教育システム形成」が進める次世代創成人材育成支援技術開発推進の一環であり、高次機能発達診断や教育分野のAI開発に寄与し得るものと期待され、同領域の実践研究者が600名以上集まったこども環境学会参加者に「次世代を示唆する技術」として多くの支持を頂きました。

創成科学研究科清水則一教授がベトナムでJICAの中小企業・SDGsビジネス支援事業の基礎調査に参画しました
(2019年8月 5日 掲載)

創成科学研究科清水則一教授がベトナムでJICAの中小企業・SDGsビジネス支援事業の基礎調査に参画しました-1.jpg創成科学研究科清水則一教授がベトナムでJICAの中小企業・SDGsビジネス支援事業の基礎調査に参画しました-2.jpg創成科学研究科清水則一教授がベトナムでJICAの中小企業・SDGsビジネス支援事業の基礎調査に参画しました-3.jpg

7月21(日)から24日(水)にベトナム(ハノイ)において、大学院創成科学研究科清水則一教授が、本年度採択された独立行政法人国際協力機構(JICA)の中小企業・SDGsビジネス支援事業「インフラ建設時の安全管理のための計測機器と警報システムに係る基礎調査」(提案者:(株)東横エルメス,アドバイザー:国際航業(株))の学術アドバイサーとして参画しました。

最初に、JICAベトナム事務所で本調査の目的と計画を説明し、現地調査について助言を受けました。その後、ベトナム交通・運輸省 交通・運輸科学技術院(Institute of Transport Science and Technology, Ministry of Transport)、同省 交通運輸建設品質管理局(Transport Construction Management & Quality Control Bureau, Ministry of Transport)、農業・農村開発省 災害管理局(Ministry of Agriculture and Rural Development Disaster Management Authority)、建設省 建設品質検査局(State Authority for Construction Quality Inspection, Ministry of Construction)などの政府機関を訪問し、建設とインフラ関連事業におけるモニタリングの重要性と提案事業の技術説明を行いました。また、ベトナムにおけるモニタリング実施状況と本事業への要望、さらに、モニタリングを必要とする現場についてヒアリングを行いました。

また、水資源大学(Thuyloi University)、ベトナム科学技術アカデミー地質科学院(Institute of Geological Sciences, Vietnam Academy of Science and Technology)、ハノイ鉱山地質大学(Hanoi University of Mining and Geology)の学術機関を訪問し、モニタリング技術に関する情報収集、意見交換だけでなく、アカデミックな立場からの今後の協力関係について議論しました。

今回の調査全般において、今年3月に山口大学(清水研究室)で学位を取得した水資源大学講師のNguyễn Trung Kiên(グエン チュン キエン)博士にご尽力いただきました。また、水資源大学ではTrinh Minh Thu(チン ミン トゥ)学長らと調査事業の協力に関する意見交換とともに、山口大学にKiên博士の学位取得に対する指導への感謝の意が示されました。

今後は9月に、より具体的な議論と調査を行い、11月に最終確認調査を実施します。その後、ハノイで開催される国際シンポジウム(JICA後援)で本事業に関係する技術成果を発表し、基礎調査を取りまとめる予定です。

白川CREST×生命分子インターネットワークセンタージョイントシンポジウムを開催しました
(2019年8月 1日 掲載)

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7月29日(月曜日)、常盤キャンパスのD11講義室において、白川CREST×生命分子インターネットワークセンタージョイントシンポジウムを開催しました。

生命分子インターネットワークセンター(IoLセンター/代表:創成科学研究科 西形孝司准教授)は、山口大学研究拠点群形成プロジェクトの一つとして2017年8月に採択された山口大学で唯一の若手主宰研究拠点です。理農工獣医など多岐に渡る分野に所属する各研究者は、それぞれ基礎・応用・実用ステージに分かれ独自の研究理論およびネットワークを構築しながら、人類の健康と食を生命科学の観点から探求しております。

この研究活動を通して、2019年度からは科学技術振興機構(JST) 戦略的創造研究推進事業(CREST)[吉田潤一研究統括:新たな生産プロセス構築のための電子やイオン等の能動的制御による革新的反応技術の創出]に採択された白川英二代表(関西学院大学教授)のプロジェクトにIoLセンター基礎ステージメンバーが、参画することになりました。このCRESTは関西学院大学 白川英二教授、広島大学 安倍学教授、鳥取大学 野上敏材准教授、東京工業大学 小池隆司助教、及び山口大学 西形孝司准教授で構成され、アニオンラジカル種の高度な制御による新しい分子変換の開発と、開発した有用分子生産プロセスの社会実装を目指しております。

本シンポジウムはIoLセンターと白川CRESTの研究成果を発表する場として企画したもので、当日は学生・教職員そして企業などから120名を超える参加者がありました。CRESTコアメンバーとその学生の発表、企業アドバイザーからの発表に加え、特別講演として九州大学 國信洋一郎教授よりご講演いただきました。IoLセンターと白川CRESTで育成している学生の成長を見る場として、そして、複数大学研究者の交流の場として大いに盛り上がりました。また、発表した学生14名の中から優秀な発表2件に優秀発表賞を授与しました。

最後に、参加していただいた皆様に感謝申し上げます。

※本シンポジウムの一部は、山口大学基金の助成を受けて開催されました。

生命分子インターネットワークセンターHP:
http://yulifemol.chem.yamaguchi-u.ac.jp/
インドネシア共和国リアウ州ブンカリス県の来学
(2019年7月18日 掲載)

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7月12日(金)にインドネシア共和国リアウ州ブンカリス県の官房長 Bustami Haji Yatim氏をはじめ3名の方が来学され、堤工学部長への表敬訪問が行われました。

ブンカリス県とは宇部環境国際協力協会がカウンターパートとして、宇部市と協働で独立行政法人国際協力機構(JICA)の草の根技術協力事業を実施しており、本学部の教員が専門家として本事業に協力しています。

表敬訪問では、堤工学部長から工学部の紹介の後、今後の事業展開としてブンカリス県で深刻な問題となっている廃棄物管理についてJICAの支援を申請予定であること、JICAでの事業が採用された場合は引き続き、協力いただきたいことが述べられました。

大学院創成科学研究科建設環境系専攻の相緒春菜さんが第70回中国地方技術研究会最優秀賞を受賞
(2019年7月18日 掲載)

大学院創成科学研究科建設環境系専攻の相緒春菜さんが第70回中国地方技術研究会最優秀賞を受賞-1.jpg大学院創成科学研究科建設環境系専攻の相緒春菜さんが第70回中国地方技術研究会最優秀賞を受賞-2.jpg

大学院創成科学研究科建設環境系専攻博士前期課程2年の相緒春菜さんが令和元年7月3、4日に国土交通省中国整備局で開催された第70回中国地方技術研究会において最優秀賞を受賞しました。

同賞は、国土交通省中国地方整備局および県などの所掌する建設技術に関する調査・研究・開発の成果に対し、研究開発内容、研究開発理解度、研究開発手作り度、プレゼンテーション能力を総合的に審査し、特に優秀と認められる論文に対して表彰されるものです。

相緒さんの研究タイトルは「ひび割れ指数TCIを用いた既設道路トンネルの点検優先度判定」であり、山口県との3年間にわたる共同研究の集大成としてひび割れ指数TCIを採用することで老朽化のすすむ山口県内の道路トンネル覆工の点検優先度を数量的に判断する手法を示すもので、特に複数回の点検による覆工の劣化進展を数量化する点に新規性があります。

受賞に対して相緒さんは、「点検時の既設覆工のクラック記録を一本ずつその長さと幅を地道に整理することの積み重ねが今回の受賞につながりました。あと約半年間ですがデータ収集を続け山口県のトンネル長寿命化計画に少しでも役立つことができればと考えています。」と喜びの言葉を述べています。

ブラウィジャヤ大学からインターンシップ学生が表敬訪問しました
(2019年7月 4日 掲載)

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6月28日(金曜日)にインドネシアのブラウィジャヤ大学から、RIYANTO HARIBOWO准教授及びサマーコースプログラムに参加した学生の5名が堤工学部長を表敬訪問しました。

本学部で約2週間にわたりサマーコースプログラムに参加した学生から日本での滞在中の出来事やプログラムの体験談などを聞いた後、学部長からサマーコースプログラムの修了証が学生に授与されました。

大学院創成科学研究科機械工学系専攻の萩原雅之さんが日本機械学会若手優秀講演フェロー賞を受賞しました
(2019年7月 1日 掲載)

大学院創成科学研究科機械工学系専攻の萩原雅之さんが日本機械学会若手優秀講演フェロー賞を受賞しました-1.jpg大学院創成科学研究科機械工学系専攻の萩原雅之さんが日本機械学会若手優秀講演フェロー賞を受賞しました-2.jpg

創成科学研究科機械工学系専攻博士前期課程1年(発表当時)の萩原雅之さんが2019年3月に山口大学常盤キャンパスで開催された日本機械学会 中国四国支部 第57期 総会・講演会にて、「日本機械学会若手優秀講演フェロー賞」に選ばれました。

同賞は、発表内容が有益で新規性があり、発表および質疑応答が優れた26歳未満の学生または研究者に贈られる名誉ある賞です。また、本講演会では約140人の講演者の中から7人の受賞者が選らばれました。

萩原さんの研究は、石炭火力発電所で使用されている石炭を粉砕する装置で粉砕の過程でまれに起こる異常振動の発生原因の解明であり、企業と共同で行っております。取り組んでいる内容として、実際に石炭火力発電所で使用されている石炭の粉砕装置を小型化した実験装置を用いて粉砕実験を行い、得られたデータを元に解析を行っております。本講演会では粉砕中に発生する摩擦係数とローラの滑り具合の関係を明らかにし、異常振動発生時の摩擦係数の変化を確認することが可能になりました。

受賞に関して萩原さんは、「今までやってきた努力が報われて周りから自分の研究が認められたことに喜びを感じました。まだまだやることが山積みなので頑張ります。」と喜びの言葉を述べています。

『佐波川総合水防演習』にグローカル環境・防災学研究会が参加しました
(2019年6月 7日 掲載)

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5月25日(土)、 山口県防府市の佐波川左岸河川敷において、「佐波川総合水防演習」が開催され(主催:国土交通省中国地方整備局、山口県、防府市、周南市、山口市)、消防や警察、自衛隊、近隣の幼稚園、小学校、市民等900人以上の方が参加しました。演習では、消防、警察、自衛隊の機材を使用し、ヘリコプターでの孤立者の救助活動、堤防の決壊を防ぐための土のう作り等が実施されました。また、様々な団体による防災への取り組みの展示がありました。

山口大学・グローカル環境・防災学研究会では国土交通省中国地方整備局からの依頼を受けて研究会の活動に関する展示を行いました。グローカル環境・防災学研究会からは、創成科学研究科 榊原弘之教授、森啓年准教授、赤松良久准教授が参加しました。ポスター展示では、堤防の被災、アンケート・ヒアリング調査に基づいた高齢者福祉施設における水害対策の課題分析、ドローンを用いた研究事例やMR(複合現実)を用いた河川流域環境の教育ツールについての紹介をしました。また、MRヘッドセット(Microsoft HoloLens)を通して佐波川の氾濫シミュレーション結果やVRゴーグルを通してドローンからの映像を俯瞰的に見る体験を行いました。

当日は炎天下の中、村岡嗣政県知事、江島潔参議院議員、北村経夫参議院議員はじめ子供から大人まで多数の方が展示ブースに足を運んでくださり、ポスターを熱心に見学したり、体験を楽しんでいただきました。

創成科学研究科の山口真悟教授が国際会議IEEE ICCE-TW 2019でBest Paper Awardを受賞しました
(2019年5月28日 掲載)

創成科学研究科の山口真悟教授が国際会議IEEE ICCE-TW 2019でBest Paper Awardを受賞しました-1.jpg

2019年5月20日(月)~22日(水)に台湾Evergreen Resort Hotel, Jiaosiで開催された2019 IEEE 6th International Conference on Consumer Electronics Taiwan (IEEE ICCE-TW 2019)において、創成科学研究科工学系学域知能情報工学分野の山口真悟教授がBest Paper Awardを受賞しました。

ICCE-TWは電気電子分野で最も権威のある国際学会IEEEが主催する民生用電子機器関連分野の国際会議です。本賞は同国際会議において発表された400編以上の論文の中から、最も優れた論文3編の著者に対して贈呈されるものです。

受賞の対象となった論文は「Modeling and Evaluation of IoT Worm with Lifespan and Secondary Infectivity by Agent-Oriented Petri Net PN2」(著者:Shingo Yamaguchi)で、IoTマルウェアのサイバー攻撃を防ぐ善玉ボットの技術を開発し、それをネット理論に基づいて評価したものです。

香港特別行政区政府の土砂災害調査団とワークショップを開催しました
(2019年5月28日 掲載)

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香港特別行政区政府土木開発局地盤技術部 Ken Ho(何 建生)副部長を代表とする土砂災害調査団5名が,5月13日(月)から15日(水)の日程で,創成科学研究科 清水則一教授を訪問し,同研究科の鈴木素之教授,森啓年准教授,中島伸一郎准教授らと「斜面防災・減災に関するワークショップ」を開催しました。

ワークショップの1日目は,工学部キャンパスで学外の技術者,本学の留学生らも出席し,テーマにかかわる防災・減災の研究と実務について相互に発表するとともに,具体的なリスク管理の方法,対策工の設計などについて意見交換しました。

2日目は山口県総務部防災危機管理課を訪問し,山口県の災害対応の体制,総合防災情報ネットワークシステムなどの説明の後,通信管理室を見学し,午後からは平成21年に防府市を襲った土石流被災地の復興状況を土木建築部の案内で視察しました。

3日目は広島市に移動し,国土交通省中国地方整備局の災害対策室を訪問し,災害時の体制に加えて昨年の7月豪雨の被害状況とその時の対応について説明を受けました。午後からは平成30年7月豪雨に伴う呉市の土砂災害の被災状況を視察した後,このほど新設された中国地方整備局広島西部山系砂防事務所で今後の対策や日頃からの土砂災害減災の施策,工法について技術的,行政的な両観点から意見交換を行いました。

この度はHo副部長と清水教授の個人的なつながりから,香港側からの要請を受けて清水教授が山口県,国土交通省中国地方整備局の協力を得て企画し,香港行政府の公式訪問となりました。香港は急峻な斜面を切り開き都市が発展し,これまでもたびたび土砂災害が発生しているため,そのリスク管理,対策が喫緊の課題となっています。調査団には,次代を担う若い技術職員が3名参加し,大変熱心に質問している様子が印象的でした。ここにご協力くださいました関係各位に感謝申し上げます。

大学院創成科学研究科化学系専攻の石川明日美さんが第79回分析化学討論会において「若手ポスター賞」「産業界シンポジウム賞」の2賞をダブル受賞しました
(2019年5月22日 掲載)

大学院創成科学研究科化学系専攻の石川明日美さんが第79回分析化学討論会において「若手ポスター賞」「産業界シンポジウム賞」の2賞をダブル受賞しました-1.jpg大学院創成科学研究科化学系専攻の石川明日美さんが第79回分析化学討論会において「若手ポスター賞」「産業界シンポジウム賞」の2賞をダブル受賞しました-2.jpg大学院創成科学研究科化学系専攻の石川明日美さんが第79回分析化学討論会において「若手ポスター賞」「産業界シンポジウム賞」の2賞をダブル受賞しました-3.jpg

北九州国際会議場(5月18日〜19日)で開催された第79回分析化学討論会において、大学院創成科学研究科化学系専攻博士前期課程1年の石川明日美さん(指導教員:藤井健太准教授)が、①分析化学討論会若手ポスター賞及び②産業界シンポジウム若手ポスター賞の2賞をダブル受賞しました。受賞の対象となった講演題目は「イオン液体中における均一網目イオンゲルの反応速度論とその力学・電気化学特性」です。

リチウム塩を有機溶媒に溶解した液体電解質を高分子網目でゲル状に固めた「高分子ゲル電解質」は、リチウムイオン電池などの実用使用を想定した機能性ソフトマテリアルとして古くから研究が進められています。しかし、自立したゲルを得るには多くの高分子量が必要であるため、イオン輸送を担う電解液の含有量が著しく制限されるという普遍的な課題を抱えています。この課題の根本解決を目指し、石川さんは「高分子網目構造の超均一化」を着想し、リチウムイオンなどの様々な溶質成分が混在する複雑溶液中でも高い反応効率(95%以上)で高分子を架橋する方法論を確立しました。結果として、大きい変形(10倍の延伸)を加えても破断しない高い力学特性、液体状態に匹敵する理想的イオン伝導を兼ね備えた新規電解質材料を創成することに成功し、この成果が学会・産業界の双方から高い評価を受け、このたびの2賞を受賞するに至りました。

今回の受賞に対して、石川さんは「ポスター発表の時間はあっという間であり、非常に楽しい時間を過ごすことができました。さらに、私の発表を評価していただき、大変嬉しく思います。今後も楽しく研究活動に励みたいと思います。」と喜びの言葉を述べています。

第28回トンネル工学研究発表会にて優秀講演賞・優秀講演奨励賞を受賞しました
(2019年4月19日 掲載)

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2018年11月29日,30日に公益社団法人土木学会主催の第28回トンネル工学研究発表会が行われ,創成科学研究科社会建設工学分野の林久資助教が優秀講演賞を,創成科学研究科建設環境系専攻博士前期課程2年の相緒春菜さんが優秀講演奨励賞を受賞し,2019年3月12日に土木学会トンネル工学委員会より表彰状を授与されました。

林助教が受賞しましたトンネル工学研究発表会優秀講演賞は,トンネル工学研究発表会において,簡潔明瞭で優れた講演を行った発表者が,相緒さんが受賞しました優秀講演奨励賞は同発表会において,簡潔明瞭で優れた講演を行った30歳以下の発表者が表彰されます。

林助教の受賞対象となった発表タイトルは「硬岩礫混じり地山での地山挙動予測手法の提案」(林久資・酒井大輔・森本真吾・進士正人)で,礫混じり地山にトンネルを掘削した時のトンネル周辺地山の力学的挙動を数値解析によって予測する手法の提案を行ったものです。

相緒さんの受賞対象となった発表タイトルは,「TCIを用いた道路トンネル覆工のひび割れ発生要因と進行性に関する研究」(相緒春菜・中村剛・山田賢・森本真吾・林久資・進士正人)で,トンネル覆工コンクリートひび割れ指数(TCI)の経年変化を追うことで次に点検を実施すべきトンネルを決定する優先度判定手法の提案を行ったものです。

受賞に対して,「(林助教)優秀講演賞を受賞できたことを大変嬉しく,光栄に思います.今後も研究活動に精進したいと思います。」,「(相緒さん)本受賞は,日々指導・サポートしてくださる先生方や研究室のメンバーのおかげであり,今後もその感謝を忘れず研究活動に励んでいきたいと思います。」とそれぞれ感想を述べております。

大学院創成科学研究科博士後期課程の常盤歩夢さんの論文が IEEJ Journal of Industry Applicationsの月間アクセスランキングで1位となりました
(2019年4月10日 掲載)

大学院創成科学研究科博士後期課程の常盤歩夢さんの論文が IEEJ Journal of Industry Applicationsの月間アクセスランキングで1位となりました_1

2019年3月に大学院創成科学研究科博士後期課程を修了しました常盤歩夢さんの論文が IEEJ Journal of Industry Applicationsの月間アクセスランキングで1位となりました。

電気学会産業応用部門では,2012年7月1日に英文論文誌を創刊し,隔月で出版しています。これは,和文論文誌では日本人以外の技術者・研究者に読まれず,世界に電気学会産業応用部門の論文出版成果を広く発信できないためです。当初は,投稿論文数が少なかったものの,現在では和文誌を大きく上回る論文数となっています。

常盤さんは,「高調波補償機能を有する静止型無効電力補償装置の制御法」で博士(工学)の学位を授与されています。この研究の過程で,"Harmonic Current Compensation Using Constant DC-Capacitor Voltage-Control-Based Strategy of Three-Level Neutral-Point-Clamped Inverter-Based STATCOM with Reactive Power Control"の題目で上記論文誌に投稿し,査読を経て2019年3月1日に掲載・公開されました。そしてこの論文が,4月時点でIEEJ Journal of Industry Applicationsの月間アクセスランキングで1位となりました。

電力会社は,電力を配電する際に消費者が受け取る際の電圧を常に一定に制御することが規則で定められています。ところが,電力の消費状況で常に電圧が変動します。常盤さんの研究は,これまで用いられていた制御法に比べ極めて簡易な方法で無効電力を制御し,電圧を一定に制御することを可能にしています。この論文は,中国電機製造株式会社との共同研究で得られた成果をまとめたものであり,中国電機製造株式会社の技術者も著者として加わっています。

パワーエレクトロニクス教育研究分野では,博士学位論文審査には必ず外部審査委員をお願いすることとしており,常盤さんの審査では九州工業大学長谷川一徳准教授にお願いしました。上記の写真は,博士学位論文公聴会で質問に答えている様子です。

常盤さんは,現在,東芝三菱電機産業システム株式会社(TMEIC)でパワーエレクトロニクス関連製品の研究開発に従事しています。主指導教員であった同研究科山田洋明准教授は,「在学中は,毎日楽しそうに研究に没頭しており将来が楽しみです。」と述べています。また,同研究室の田中俊彦教授は,「IEEE主催の国際会議でも質疑応答を教員が助けることなく自力で乗り切っており,国際的にも十分活躍できる人材になると確信しています。」と述べています。

Journal of Industry Applicationsの月間アクセスランキングは,こちらから。

サラゴサ大学及び新リスボン大学と第5回国際共同シンポジウムを開催
(2019年4月 9日 掲載)

サラゴサ大学及び新リスボン大学と第5回国際共同シンポジウムを開催_1サラゴサ大学及び新リスボン大学と第5回国際共同シンポジウムを開催_2

第5回山口大学・サラゴサ大学(スペイン)・新リスボン大学(ポルトガル)国際共同シンポジウムが3月25日(月曜日)・26日(火曜日)の2日間、本学工学部において開催されました。

本シンポジウムは、平成25年度以降3大学持ち回りで開催しているものです。工学部とサラゴサ大学、新リスボン大学とは国際交流協定に基づく学生の派遣やEUのERASMUS+プログラムに基づく教職員・学生の相互交流を実施しており、日頃から活発な国際交流を行っています。

シンポジウムは三浦房紀副学長(国際連携担当)、堤宏守工学部長による開会挨拶により開幕し、「社会基盤構造物の維持管理」、「水・環境・エネルギー問題の解決を目指した新材料やプロセスの開発」、「情報処理技術の進展」を主なテーマとして最先端の研究内容について発表が行われました。

さらに、滞在期間中に新リスボン大学、サラゴサ大学、カンタブリア大学、シラパコーン大学の4大学による学部長表敬訪問もおこなわれ、各大学との交流を深める機会となりました。

次回シンポジウムは2020年9月にカンタブリア大学での開催が予定されています。

大学院創成科学研究科機械工学系専攻の永田拳太郎さんが自動車技術会大学院研究奨励賞を受賞しました
(2019年4月 3日 掲載)

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3月5日(火),大学院創成科学研究科機械工学系専攻博士前期課程2年永田拳太郎さんが自動車技術会大学院研究奨励賞を受賞しました。

この賞は,自動車技術に関連した優れた研究を行った大学院修了者を対象に公益社団法人自動車技術会が表彰するものです。対象となった研究テーマは,「液滴干渉を考慮した不等直径液滴群要素の燃え広がり限界に関する研究」です。この研究は,エンジン内の噴霧燃焼において現れる燃料液滴間の燃え広がりについて,その機構を微視的観点から解明することを目的としたものです。このような基礎データの提供は噴霧燃焼のシミュレーションコードの改良へと繋がると考えられ,今後の自動車技術の発展への貢献が期待されます。

受賞に対して永田さんは,「大学院生活の最後に,このような素晴らしい賞を受賞させていただき大変うれしく思っております。これまで関わっていただいたすべての方々に御礼申し上げます。幼い頃から好きであった自動車に関わる研究を行うことができ,非常に充実した2年間を送ることが出来ました。研究を通じて,多くの方々とお会いし,視野も大きく広がったと感じています。就職後も自動車に関わる仕事を行う予定となっておりますので,これまでの経験と今回の受賞を励みに,さらに成長し,もっといいクルマを世に送り出せるよう,これまで以上に努力していきたいと思います。」と感想を述べています。

大学院創成科学研究科機械工学系専攻の本田健さんが国際会議でのポスター発表で銀賞を受賞しました
(2019年3月27日 掲載)

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大学院創成科学研究科機械工学系専攻博士前期課程2年の本田健さんが,平成30年11月に中国の泉州市で開催された第10回グリーンコンポジットに関する国際会議(10th International Conference on Green Composites, ICGC-10)でのポスター発表で銀賞(SECOND PRIZE OF POSTER AWARD)を受賞しました。この賞は,優秀なポスター発表を行った学生に対し,ICGC-10組織委員会から贈られる賞です。

対象となった研究発表は,"Mechanical properties of wood ceramics reinforced by carbonized bamboo fibers" (T. Honda, K. Goda, T. Okabe) です。 本研究は,機械工学科材料信頼性工学研究室(合田公一教授,マカドレ・アルノー准教授)において,山口大学研究推進体における研究プロジェクト『未利用バイオマス「竹」からの先端要素技術の開発』の一環として行われたものです。バイオマスの有効活用を目指し,竹繊維/フェノール樹脂複合体を炭化させたバンブーセラミックス特有の脆性を克服するために,SiC繊維を少量加え,その機械的性質の改善を試みたものです。加えたSiC繊維がき裂の進展を阻止するため,衝撃特性が大きく改善されることを明らかにしています。

受賞に対して本田さんは,「この度はこのような賞を頂き,大変光栄です。ご指導いただいた先生方や青森県産業技術センター工業総合研究所・元所長,現芝浦工業大学連携大学院客員教授の岡部敏弘氏に感謝します。また,発表の文言に対して援助いただいた研究室の仲間にも感謝します。ありがとうございます。」と喜びの言葉を述べています。

国際宇宙ステーション(ISS)「きぼう」日本実験棟利用実験候補テーマに創成科学研究科の三上真人教授のテーマが再び採択されました
(2019年3月27日 掲載)

国際宇宙ステーション(ISS)「きぼう」日本実験棟利用実験候補テーマに創成科学研究科の三上真人教授のテーマが再び採択されました_1.jpg国際宇宙ステーション(ISS)「きぼう」日本実験棟利用実験候補テーマに創成科学研究科の三上真人教授のテーマが再び採択されました_3

(画像左)ISS「きぼう」での燃焼実験(2017年撮影)(提供JAXA)

(画像右)国際宇宙ステーション(ISS)(提供JAXA/NASA)

国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)の2018年度「きぼう」利用フィジビリティスタディ(FS)テーマに、創成科学研究科工学系学域機械工学分野の三上真人教授が研究代表者を務める日米共同研究チームが提案した実験テーマ「ランダム分散液滴群の燃え広がりと群燃焼発現メカニズムの解明-2(Group Combustion-2)」が採択されました。

本公募は、JAXAが国際宇宙ステーション(ISS)「きぼう」日本実験棟の船内環境の特徴を最大限に活用して、国の科学技術イノベーション政策への貢献や自由な発想に基づく独創的かつ先導的で国際的に高い水準の研究を推進するため、フィジビリティスタディテーマ(FSテーマ)の募集を行ったものです。自由な発想に基づく独創的かつ先導的で国際的に高い水準の成果が期待できるテーマを募集する「一般募集区分」では、17件の応募があり、三上教授らの提案を含む7件のFSテーマが採択されました。選定後は、早期の軌道上実験の実施を目指し、JAXAと研究者とが協力して実験計画の詳細化、技術検討等のフィジビリティスタディを行い、2年以内に宇宙実験の実現性の目途を立てる予定です。

三上教授は2017年度にISS「きぼう」実験棟初の燃焼実験である「ランダム分散液滴群の燃え広がりと群燃焼発現メカニズムの解明(Group Combustion)」を研究代表者として実施しており、燃料液滴群の群燃焼発現限界付近において新たに観察された特異な燃焼挙動などを明らかにしてきています。今回採択された実験はこの「Group Combustion」実験の後継実験の「Group Combustion-2」です。良質の長時間微小重力環境を利用することで、地上実験では予想されない新たな現象の発見とその背後にあるサイエンスの解明が期待されます。

(採択情報URL)

http://iss.jaxa.jp/kiboexp/news/2018_select.html

(関連情報URL)

2017年実施ISSきぼう実験「Group Combustion」

http://iss.jaxa.jp/kiboexp/theme/second/gcem/

土石流サイクルと切迫度による新しいリスク評価
(2019年3月 4日 掲載)

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山口大学大学院創成科学研究科の鈴木素之教授および同大学院博士後期課程の松木宏彰院生らの研究グループが、これまで困難とされてきた土石流の発生履歴の復元に成功し、大規模土石流のサイクルが明らかになりました。切迫度の高い渓流を識別することで減災対策の向上が期待されます。

豪雨災害の被災者から「昔、ここで災害が起きた話なんて聞いたことがない」「安全な場所だと思っていた」といった声を聴くことがあります。したがって、山際や川沿いに暮らす住民にとっては、その土地がどのように形成されたのか、過去にどのようなことが起こってきたのかを知っておくことは防災上有効です。そのため、災害の記録や教訓を掘り起こし、防災面でより生かすことが求められてきました。

また、これまで土石流のリスクは、地質、地形、降雨量などから評価されてきました。例えばマサ土からなる急傾斜地に降雨が続けば崩壊のリスクが高まると評価できます。しかしこの評価基準だけでは、全国の要対策箇所は膨大な数におよび、全箇所の対策には相当の時間を要してしまいます。それでは結果的に対策が後手に回りかねない事態が危惧されます。

たとえ地質・地形が類似の条件の斜面が複数あっても、そのなかから土石流災害がより切迫している斜面を識別する事ができれば、そこを優先して対策する事もできるでしょう。そのため斜面災害の切迫度評価方法の確立が求められてきました。

このたび鈴木教授および松木宏彰院生(復建調査設計株式会社)らは、 2014年8月20日の広島土砂災害域を広域的に調査し、炭素14法によって土石流の発生履歴の復元に成功しました。この地域では約150年から400年の間隔で、大規模な土石流が発生してきたことが明らかになりました。

これは長い期間のうちに渓流に土砂が堆積して、次の土石流が発生する条件となり、切迫度が高まったところに、豪雨がきっかけとなって土石流が発生してきたと考えられます。同様の大規模な土石流のサイクル性は、鈴木教授らによる2009年の山口県防府市の土石流災害域で初めて明らかにされましたが、同サイクル性が広島でも見つかったことで、上記のモデルが多くの地域に応用できる可能性が高まりました。

本成果によれば、土石流の発生履歴を調査し、直近の大規模土石流以降、長らく静穏である渓流ほど災害が切迫していると評価できます。

全国各地の斜面の土石流履歴を調査から周期を復元し、そこから次の災害の切迫度を評価し、優先して対策を行うことで、効率的かつ有効な減災対策につながると期待されます。

また、切迫度の高い斜面周囲に居住する方は、大雨の時には早めに避難することで、適切な対応による安全確保につながることが期待されます。

この研究成果は2月8日の松木宏彰院生の博士学位審査公聴会において、発表されました。

 

本件の詳細はこちらをご覧ください。

研究内容のさらに詳しい説明はこちらをご覧ください。

創成科学研究科電気電子情報系専攻の川本郁也さんが計測自動制御学会中国支部奨励賞を受賞しました
(2019年1月30日 掲載)

創成科学研究科電気電子情報系専攻の川本郁也さんが計測自動制御学会中国支部奨励賞を受賞しました_1

大学院創成科学研究科電気電子情報系専攻博士前期課程1年の川本郁也さんが,2018年度計測自動制御学会中国支部奨励賞を受賞しました。

この賞は2018年12月1日(土)に県立広島大学で開催された第27回計測自動制御学会中国支部学術講演会における講演の中で,計測自動制御学会が関与する科学技術および産業の分野において,学問技術の発展に将来貢献するところが大きいと期待される成果を挙げた者を表彰するものです。

対象となった講演は「非線形要素をもつ制御対象の応答予測に関する研究(川本郁也・山本克也・若佐裕治)」です。この研究において,制御システムの応答調整の作業負担を軽減することを目的として,人工知能技術を利用した応答予測手法を提案しました。

受賞に対して川本さんは,「今回の受賞を励みに,さらなる成果を出せるよう研究に取り組みたいです。」と今後の意気込みを述べています。

「NASA スペースアップスチャレンジ」のグローバルファイナリスト(トップ25)に日本で唯一、山口大学チームの作品が選ばれました
(2019年1月18日 掲載)

「NASA スペースアップスチャレンジ」のグローバルファイナリスト(トップ25)に日本で唯一、山口大学チームの作品が選ばれました_1

「NASA スペースアップスチャレンジ」は、NASA(米航空宇宙局)やJAXA(宇宙航空研究開発機構)などが公開している宇宙関連のオープンデータを使い、アプリやプロダクトを開発する世界同時開催のイベントで、10月20日、21日の2日間、東京など日本の6会場を含む世界約200以上の都市で開催されました。参加者はNASAが出題した「世界に今必要なものは」など6つのジャンルの20の課題に対して、今年は18,000人を超える参加者による1,400弱のプロダクトが作成されました。日本では、宇部市でもSpace Apps宇部事務局と宇部市宇宙教育推進協議会の共催、宇部天文同好会の後援で本イベントが開催されました。

この度、本イベントに参加した山口大学大学院創成科学研究科宇宙利用工学研究室学術研究員の君嶋里美さんと大学院創成科学研究科工学系学域博士後期課程在籍の留学生カティア バイブハブさんのチームがグローバルファイナリスト(トップ25)に決定したことをNASAが発表しました。日本では唯一のチームです。

データのベスト・ユーズ部門に出展された作品「People Visualizer(地球観測データとオープンソースデータを用いた目に見えない人口層の可視化)」は、地球観測衛星データとオープンデータを用いることで難民情報を把握し、移動軌跡の抽出、また居住・移動に伴う周辺環境への影響についてモニタリングを可能とするものです。地球観測衛星データを難民人道的支援や管理・保全の促進という社会的課題での利用につなげようとした点が評価されました。

山口大学は、宇部市宇宙教育推進協議会と連携し、人工衛星データの利用や研究に関するセミナー等の宇宙を素材とした教育を推進し、科学技術に一層の興味を持つ児童生徒や、将来のイノベーション人材の育成を推進しています。4つの衛星データ受信基地局が集積する山口県は宇宙産業を興すための活動や宇宙関連教育が盛んで、2017年2月に「JAXA西日本衛星防災利用研究センター」が設置された宇部市でも様々な取り組みが行われています。山口大学は応用衛星リモートセンシング研究センターを中心に最先端の研究と人材育成の両面から取り組みを進めています。

NASA Space Apps Challengeのページ:
https://2018.spaceappschallenge.org/awards/global-finalists
(海外の外部サイトへ)

創成科学研究科化学系専攻の池田耕一郎さんが化学工学会中国四国支部・関西支部合同徳島大会において優秀発表賞を受賞しました
(2019年1月15日 掲載)

創成科学研究科化学系専攻の池田耕一郎さんが化学工学会中国四国支部・関西支部合同徳島大会において優秀発表賞を受賞しました_1 創成科学研究科化学系専攻の池田耕一郎さんが化学工学会中国四国支部・関西支部合同徳島大会において優秀発表賞を受賞しました_2

2018年12月8日(土曜日)に行われた化学工学会中国四国支部・関西支部合同徳島大会において、創成科学研究科化学系専攻 博士前期課程1年の池田耕一郎さん(指導教員:吉本則子准教授、山本修一教授)が、優秀発表賞を受賞しました。

受賞の対象となった発表題目及び概要等は次のとおりです。

発表題目:タンパク質-低分子複合体のイオン交換クロマトグラフィーにおける溶出挙動

概要:次世代型医薬品として期待されている薬物-タンパク質複合体を開発する際に必要となるクロマトグラフィー分離手法の確立を目指して日々研究に取り組んでおり、今回の受賞した講演では、モデル薬物を修飾したタンパク質がイオン交換クロマトグラフィーにどのように保持されるのかを数学的モデルを用いた解析結果に基づき説明できることを報告しました。

創成科学研究科の西形孝司准教授が「Thieme Chemistry Journals Award 2019」を受賞しました
(2019年1月11日 掲載)

創成科学研究科の西形孝司准教授が「Thieme Chemistry Journals Award 2019」を受賞しました_1 創成科学研究科の西形孝司准教授が「Thieme Chemistry Journals Award 2019」を受賞しました_2

大学院創成科学研究科工学系学域応用化学分野(生命分子インターネットワークセンター所属)の西形孝司准教授が、Thieme Chemistry Journals Award 2019 を受賞しました。本賞は、Thieme 社が発行している 科学論文誌「Synthesis, Synlett, Synfacts」の 編集者(主要大学教授陣)により審査が行われ、世界中の若手科学者の中から特に優れた業績を持つ者に授与される国際賞です。

今回の受賞は、西形准教授のグループが20年近く取り組んできた金属触媒による新たな反応原理に立脚した革新的有機合成手法が高く評価されたものです。金属周りで形成される特殊な反応場は、従来では実現が困難な選択性や効率で分子を変換することができます。これまでに、パラジウムによる「カチオン性金属反応場」、金属クラスターによる「配位不飽和金属反応場」、金属ナノ粒子の「金属表面反応場」、そして、一価銅による「金属近傍ラジカル反応場」と多数の反応場を創出・発見し、これにより効率的な合成が実現した分子は数百に上ります。

本受賞に対して西形准教授は、「今回の受賞は、分子変換手法開発に大きなブレークスル-をもたらしたことが評価されたことは間違いないですが、それを一緒に実現してくれた学生や先生方も含めたチームとしての成果であると確信しております。新たな挑戦に積極的に取り組み、そして、苦楽を共に頑張ってくれた学生たちに感謝するとともに、今後も優れた反応原理の創出のために精進していきたいと思います。」と述べています。

創成科学研究科電気電子情報系専攻の出口昂樹さんが第23回(2018年度)応用物理学会中国四国支部学術講演会発表奨励賞を受賞
(2019年1月 7日 掲載)

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2018年度応用物理・物理系学会中国四国支部合同学術講演会(2018年8月4日(土曜日)、会場:広島大学)において優秀な講演を行ったとして、創成科学研究科電気電子情報系専攻博士前期課程2年の出口昂樹さんが、第23回(2018年度)応用物理学会中国四国支部学術講演会発表奨励賞を受賞しました。

この賞は、応用物理学会中国四国支部が支部学術講演会において応用物理学の発展に貢献しうる優秀な講演を行った若手会員に対し、その功績をたたえることを目的として授与されるものです。今回、受賞対象となった発表題目は「強磁性体/グアニン結晶ハイブリッド膜の作製と磁場制御」です。この講演では、バイオリフレクターとして注目されているグアニン結晶(※)を強磁性薄膜とハイブリッド化することで小さな外部磁界で結晶の向きを制御することを目指したものであり、従来の反磁性の磁化率異方性を利用した方法に比べ、1/100程度の極めて小さな磁界で制御できることを実証し、デバイス化への有効性を示しました。

受賞に対して出口さんは、「このような賞を頂けてとても嬉しく思います。ご指導、ご協力いただいた皆様に心から感謝申し上げます」と述べています。

※グアニン結晶:魚をキラキラさせる原因である非常に小さい鏡のこと