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創成科学研究科 清水則一教授が、平成29年度防災功労者内閣総理大臣表彰を受賞しました

(2017年9月29日 掲載)

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創成科学研究科工学系学域の清水則一教授が、平成29年度防災功労者内閣総理大臣表彰を受賞し、9月8日(金曜日)に首相官邸で安倍晋三内閣総理大臣から表彰されました。この賞は、『「防災の日」及び「防災週間」について』(昭和57 年5月11 日閣議了解)に基づき、災害時における人命救助や被害の拡大防止等の防災活動の実施、平時における防災思想の普及又は防災体制の整備の面で貢献し、特にその功績が顕著であると認められる団体又は個人を対象として表彰するものです。このたびは、7個人と38団体が受賞しました。

清水教授の受賞は、「災害の予測、防止、安全確認に不可欠な斜面、土砂災害、地震の防災にかかわる監視技術の高度化と普及のため、宇宙技術を活用したモニタリングシステムを開発し、地滑り、ダム、港湾、高速道路、鉄道、鉱山など全国300か所において利用され、このような先導的な取り組みが防災体制の整備に多大な貢献をしたこと。また、国際関係でも宇宙技術による監視方法の国際学会推奨法を制定し、先進的な防災安全監視に関する研究を行うとともに、国際学会の副総裁として、この分野の研究をリードし、防災技術の国際的普及や体制の整備に多大な貢献をしたこと。」などの功績によるものです。

9月19日(火曜日)、岡正朗学長に清水教授から受賞の報告があり、岡学長からお祝いの言葉が述べられました。清水教授は「技術だけでなく、国際的な活動が併せて認められたことを嬉しく思います。」と語られ、懇談では受賞の経緯や多岐にわたる国際活動、実際に土砂崩れの予知に貢献した事例等について話が及びました。

本学は、応用衛星リモートセンシング研究センター(センター長:三浦房紀副学長)を今年2月に発足させ、JAXA(宇宙航空研究開発機構)、山口県と宇宙技術の防災への活用のために連携しています。また、「宇宙技術による防災」は、本学が取り組んでいる研究拠点形成事業(日本学術振興機構採択)の主テーマであり、三浦副学長の同表彰受賞(平成26年度)に続く今回の受賞により、本学のこのような取り組みの発展にも大いに弾みがつくものと期待されます。