自然科学系専攻

21世紀において科学技術を創造的に発展させ、諸外国と平和共存し、経済的繁栄と安定した社会を持続的に維持することが求められています。この社会のニーズに応えるには、自然と人類との共生の観点から科学技術を押し進める人材、すなわち、自然界の法則を探求し、自然からの豊かさを享受するだけでなく、自然からの驚異を知ってこれに対応できる人材、さらには、何億年に渡る環境の変化や、それに伴う進化によって築きあげられた、自然の中に潜むヒントを見いだし、新しい価値創造(イノベーション)に活用できる能力を備えた人材が必要とされます。
本専攻では、自然と人類との共生の観点から科学技術を押し進める教育・研究を行っています。

修了後の進路

高等教育機関教員、化学・電機・素材メーカーの研究開発部門、材料・デバイス開発の開発プロジェクトを統括するマネージャーなど

履修コース

                            
数物情報系科学コース
Mathematics, Physics and Informatics Course
理学系

本コースは、数理科学、物理学及び情報科学の3つの分野から構成されています。それぞれの独立した分野としての研究とともに、分野間の学際領域の研究を進めています。さらに、周辺の諸科学の動向を念頭におき、これら3分野の学問を他の自然科学だけでなく、人文社会科学等へも広く応用展開する研究も進めています。3分野の発展に即した体系的な教育・研究を行い、自然の原理を知り、活かし、豊かな人類社会の実現に貢献することのできる、創造性や柔軟性に富む研究者や高度専門職業人を育成します。

自然システム科学コース
Chemistry and Earth Sciences Course
理学系

本コースは、化学及び地球科学の2つの分野から構成しています。いずれかの分野及び分野間の学際領域に広い学識を有し、かつ、化学あるいは地球科学を基盤とした先端基礎科学及びその応用分野で高度な専門性を有する人物を育成します。海外の研究機関との研究交流、国際学会での発表を通して国際感覚を身につけるとともに、外国語でのコミュニケーション能力、プレゼンテーション能力を養います。これらにより、研究教育機関や企業で化学あるいは地球科学の専門家として国際的に活躍できる高度専門職業人を育成します。