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工学部機械工学科の平尾栞南さんが第16回バイオマス科学会議においてポスター賞を受賞しました

(2021年2月 3日 掲載)

山口大学工学部機械工学科4年(機械エネルギー制御工学研究室)の平尾栞南さんが、2021年1月20日(水)、21日(木)にオンラインで開催された第16回バイオマス科学会議において、ポスター賞を受賞しました。

対象となった研究発表は「シリカ添加竹粉灰の高温空気場における金属表面への付着」(著者:平尾栞南、梅原直、藤田聖之、田之上健一郎)です。本研究では、火炎燃焼環境において、竹粉に SiO2 粒子を添加し、燃焼時の温度変化、灰付着挙動および灰組成の調査を行い、金属表面への灰の付着メカニズムを検討しました。このメカニズムを究明する事は、未利用バイオマス資源の一つである竹を有効に利用する上で重要な鍵となります。ポスター発表では、SiO2 粒子の添加量を変化させることにより、高温空気環境が異なる事による灰付着挙動の変化、金属表面への付着時の表面積の変化、K2O-SiO2相図における灰融点の変化を論じました。その発表での対応が評価され、この度の受賞となりました。

受賞に対して平尾さんは「学部生で学会に参加させていただき、さらにはこのような賞をいただき大変光栄に思います。これもひとえに、田之上先生、梅原先輩、藤田先輩のご指導のおかげと感じております。今後もこの研究を進め、灰付着メカニズムの解明に貢献し、バイオマス発電のさらなる普及の手助けをできればと思います。」と喜びの言葉を述べています。

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