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創成科学研究科 福士将准教授が国際会議ICIET2021においてBest Presentation Awardを受賞しました

(2021年4月27日 掲載)

2021年3月27日(土)から29日(月)に開催された国際会議(2021 9th International Conference on Information and Education Technology)ICIET2021(会場:オンライン)において、大学院創成科学研究科工学系学域知能情報工学分野の福士将准教授が、Best Presentation Awardを受賞しました。この賞は、ICIET2021において優秀な論文発表を行った研究者に贈られる賞です。

対象となった論文は、「A Fault-tolerant Routing Method for Network on Chips Based on Communication Function Fault Model」(著者:Masaru Fukushi, Kazuya Kouda, Yota Kurokawa)です。現代のコンピュータのプロセッサ(頭脳)として広く用いられているマルチコア/メニーコアプロセッサに対する、耐故障かつ高性能なパケット通信方式を提案しました。本提案方式では、通信装置であるルータの構成要素に着目した新たな故障モデルを考案し、そのモデルに対する故障箇所の迂回ルールを厳密に定義することで、最大約85%もの通信遅延を削減可能なことを明らかにしました。 今回の論文発表での対応が評価され、この度の受賞となりました。

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