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International Conference of Innovative Application Research and Education(ICIARE)2020とCreative Engineering Design Competition(CEDC)2020を開催しました

(2021年3月25日 掲載)

12月19日(土曜日)~20日(日曜日)に、瀋陽化工大学(中国)、大学間国際学術協定校の忠北大学(韓国)、山口大学の3校の共同開催として、International Conference of Innovative Application Research and Education(ICIARE)2020およびCreative Engineering Design Competition(CEDC)2020を開催しました。今年度は新型コロナウィルス感染拡大防止のため、中国では瀋陽市の会場で、韓国および日本ではオンラインにより開催され、各国の大学から申し込みのあった研究者や学生等190名が参加しました。

ICIARE2020はメカトロ、AI、IoT技術に関する革新的な研究教育活動に携わる研究者の交流促進のため、研究者や学生による研究発表を通じて、各分野の研究者と交流する国際会議です。最初に全体講演(Plenary Talk)が行われ、山口大学からは創成科学研究科工学系学域知能情報工学分野の間普真吾教授に講演頂きました。その後、力学と制御、医学と健康、AI、教育、パワーエレクトロニクスの5つの分野に分かれて、研究者や学生による一般講演が行われました。一般講演では全40件のうち山口大学の研究者や学生から13件の講演がありました。オンラインを通じてそれぞれの講演で活発な意見交換が行われました。

CEDC2020は2011年から10回目の開催となる創造設計競技会です。各大学の学生で構成されたチームが、自分たちで発想から制作まで行った創造的なアプリや作品について、実際に作動させるデモンストレーションを含めたプレゼンを行い、その評価を競い合います。今回は全48チームが参加し、山口大学からは4チームが参加しました。各国の研究者により、デザイン性、技術レベル、プレゼン能力などの指標により審査され、山口大学から参加した4チームは高い評価を受けました。

今回はハイブリッド開催により、中国の会場とオンライン双方での準備が必要となり、例年のように1つの会場に集まって開催するよりも多くのご協力をいただきました。その結果オンラインによるトラブルもなく、例年同様の規模での実施ができたことに関して、運営・参加して頂いた全ての関係者に感謝しております。

本事業は「山口大学令和2年度オンラインを活用した国際交流プロジェクト」および「令和2年度工学部オンラインシンポジウム等開催支援事業」に採択され、その支援を受けて開催されました。

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