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オンライン国際シンポジウム「バリの水環境保全に必須な水質と廃水処理の基礎知識の修得」が開催されました

(2021年3月29日 掲載)

令和2年度工学部オンラインシンポジウム等開催支援事業の支援を受けて、オンライン国際シンポジウム「バリの水環境保全に必須な水質と廃水処理の基礎知識の修得」が、国際交流協定校であるインドネシアのウダヤナ大学と共同で令和3年1月25日(月)~27日(水)の3日間にわたり開催されました。本シンポジウムには、山口大学とウダヤナ大学の研究者や学生だけでなく、他のインドネシアの大学の研究者等からもエントリーがあり、約140名が参加しました。

2018年度に国際協力機構(JICA)に採択された事業において、山口大学創成科学研究科の今井教授とウダヤナ大学のBudiarsa Suyasa教授がウダヤナ大学の所在するバリの水環境の実態調査を行った際に、排水処理とそれによる水環境の保全の重要性を認識しました。そして、バリの水環境保全のために水質と排水処理等の知識を得る必要性を確認し、これまで共同でシンポジウムをバリにて数回開催してきました。

今回のオンライン国際シンポジウムでは、バリでの水環境の現状と水環境の保全のための知識・技能の修得を目的として、Budiarsa Suyasa教授によるバリにおける水環境の現状、排水処理に必須な水質の基礎について、今井教授による廃水処理の各プロセスについて講演が行われました。参加者はそれぞれの講演を視聴し、講演後は納得がいくまで活発に質問や討論を行い、水環境の保全のための知識の修得に努めていました。

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