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春恒例の科学教室「レゴ・ロボットをつくってみよう!」を実施しました

(2021年4月28日 掲載)

4月17日(土)、山口市維新公園の山口県児童センターにおいて、ロボットとプログラミングをテーマとした科学教室「レゴ・ロボットをつくってみよう!」を実施しました。この教室は、毎年4月の科学技術週間(4月12日(月)~ 4月18日(日))の恒例行事で、今回で9回目となります。昨年はコロナ禍で中止となりましたが、今年は例年の半分の定員で参加者を募集し、県内各地から9組の親子(小学4?6年生と保護者)が参加しました。

最初に、総合技術部の岡田秀希技術専門員から、人間の五感とロボットのセンサの関係や未来のロボットへの夢や期待などについて講話がありました。

実習では、「光センサ」とレゴブロックを使ったロボットの組み立てとプログラミングに挑戦しました。設計図に従って組み立てたロボットに、PC上のソフトウェアで数値を設定したプログラムを転送して動かすことに挑戦しました。正確な動作を実現することを目標に、何度も試行錯誤を繰り返し、最終的に全員が目標を達成しました。

その後、昨今のコロナ禍に関連した題材として「非接触アルコール噴射ロボット」が紹介されました。本ロボットは、総合技術部の松原篤技術専門職員がレゴブロックを用いて製作し、「超音波センサ」が差し出された手指を検知し、モーターの駆動力を歯車で伝えて、市販のアルコールボトルのポンプを押し下げる構造となっています。人の手で押し下げる感触に近づけるために、モーターの出力を段階的に調整し、適量のアルコールを噴射させるよう工夫がされています。児童たちはロボットの独特な動きを見て、驚きの声を上げていました。

今回の教室は半分の定員での開催となりましたが、参加した児童たちは活動的に取り組み、終始活発な雰囲気のイベントとなりました。

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