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応用化学科主催のホームカミングデーにおける卒業生講演会を開催

(2019年11月25日 掲載)

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2019年11月15日(金)「山口大学から世界に飛び立とう」(グローバル化時代を迎えて)と題して、昭和54年3月に山口大学工学部工業工学科を卒業された藤井昭典氏を講師に迎えて応用化学科主催で卒業生講演会を開催しました。

藤井昭則氏は昭和54年3月に工業化学科を卒業後、石油会社である出光興産㈱に入社され国内に9年、海外に30年間(このうち、UAE、サウジアラビア、香港、インドネシア、シンガポールの5カ国に21年間駐在、その後、アフリカを中心に新規潤滑油ビジネス開拓を担当)勤務されました。平成30 年3月に退職し、現在は、10年間にわたって駐在したインドネシアにおける現地企業のビジネスコンサルタントとしてご活動中です。

講演は、ファーストペンギンの話から始まり、ペンギンのぬいぐるみとペンギン柄の傘を使っての熱演でした。氷上のペンギンの集団で、最初に海に飛び込んで餌を求めるペンギンは、リスクもあるが餌も得られる。リスクを冒さないペンギンは結局飢え死にすることになる。エジソンも失敗した数だけ賢明になると言っている。リスクを取って未知の世界へ飛び込むことが大事だと、70分の講演の中でわかりやすく説明されました。また、日本にいると世界の状況がわからない、海外に出て初めて日本のこともわかるし世界の動向も理解できると力説されるなど大変貴重な講演内容でした。

4年生と修士課程の学生合わせて27名、工学部の卒業生1名、教員1名の計29名が参加して行われ、質疑の後、学生から感想文を藤井氏にお渡ししました。